介護をしている全ての人へ#66 ~ 看病の理由
在宅勤務が認められた。前の上司の心配りが本当にありがたい。これで、介護離職という選択肢はほぼ消えた。インターネットで介護離職者の末路を調べると、多くの人が生活の質を落として苦しんでいる。自殺寸前まで追い込まれてしまった人もいるという。
2019年3月7日(木) 母の日記
終日寒かった
長男朝ごはんも食べずに出かけて行った。疲れている様子。
8:40にデイサービスに送り出す。
昼前に久しぶりにQ兄さんが来てくれた。松坂屋の地下で買ったお弁当や、駄菓子、ジュースや長男にとビールの差し入れ。
左膝の調子が悪くなって不安と話すと、歳をとれば毎日不安なことが増えるのは当たり前とお坊さんのようなことを言って励ましてくれた。
暖かくなったら一緒に塩山に墓参りに行く約束をする。3時間ほど歓談して帰っていった。やさしい兄がいてくれて幸せ。
4時ごろ、急に空が暗くなって大粒の雨、そのあとピンポン玉くらいある雹も降ってきた。すごい音がして、窓ガラスを打ち付けた。写真を撮っておけばよかった。
22時過ぎに兄弟そろって帰宅。品川駅で一緒にご飯を食べてきたとのこと。兄弟仲がよくてうれしい。
明日は、ガンセンター受診。息子が2人同行してくれるから心強い。がんが進行していないことを祈る。
2019年3月7日(木) 私の日記
午後、人事から呼び出し。在宅勤務の許可がでた。現在の仕事を滞りなく進行するための段取りをつけて、開始の時期と期間はこちらに任せてくれるとのこと。あくまでも暫定的な措置なので、必要に応じて出社すること、基本的に残業は認めないこと、仕事は会社貸与のパソコンとルーターを使用すること。業務日報を毎日提出することなどが条件として付された。
慣れない仕事環境で残業ができないのはつらいが、前の上司が、社長や人事を相手取りかなり頑張ってくれたとのこと。足を向けて眠れない。
感謝。
6時半に品川で弟と待ち合わせ、軽く夕ご飯、もつ焼き「まーちゃん」新幹線に乗る前にホルモンは憚られたが、結果、美味しかったからよし。
会社で在宅勤務が許された経緯を話すと、「兄ちゃんが楽になるならよかった」と喜んでくれた。
がん治療は日進月歩。明日、急に母のがんを治す治療法が見つかるかもしれないと意気投合。兄弟に両親の看病をめぐって意見の食い違いがあったが、目的は自分も含めた家族の幸せだということが確認できてよかった。
明日は、がんセンターの付添いで会社を休む予定だったが、在宅勤務の段取りを整えるために、出社することにする。
しばらく忙しくなる。
雹が降ったらしい、車の屋根が凹んでいた。ショック