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高2で名門ハーバード大とイェール大の両サッカー部からオファーを獲得!ボストン近くの都会キャンパスで、アイビーリーグ選手として研鑽の日々。

海外挑戦アスリートインタビュー アメリカ大学編 Vol.001 

氏名:秦 優太
フリガナ:ハタ ユウタ
出身地:東京都
出身校:American School in Japan
出身チーム:三菱養和S C
留学先での所属大学:ハーバード大学
留学先での所属チーム:ハーバード大学サッカー部


Q.サッカーを始めたのはいつからですか?

サッカーを始めたのは4歳の時です。公園でよく球遊びをしているうちに、気がついたらサッカーをやっていました。 中学生の時に三菱養和調布の一員として東京都クラブユース選手権を優勝した時は嬉しく、達成感がありました。逆に 高校3年生の時に全国大会出場がかかっている試合でスタメンから外され、負けるところをベンチで見ていたという悔しい思い出もあります。

Q.三菱養和でのサッカーと、ASIJ(インターナショナルスクール)での勉強、両方に取り組んでいたのですね。

もし三菱養和でサッカーをせず、他のチームに所属していたら、(サッカーと勉強の)バランスはかなり難しかったと思います。養和は町クラブですが、自前のグラウンドを持っていて、交通の便が非常に良かった(山手線最寄り駅から徒歩2分)ので何とかなりました。それでも、練習が終わるのは遅かったので、帰宅時間はいつも夜の10時ごろでした。それでも、移動時間でテスト範囲内の教科書の部分を読むなどして、効率よく時間を使う努力を続けました。A S I Jは日本の学校と違って、テスト期間が決められているのではなく、毎週テストがあります。時間は作ればあるものなので、自分のやることを管理しながら高校生活をおくりました。

Q.海外に出ることはいつ頃から決めていたのでしょうか?

学校がインター(ナショナルスクール)で、卒業生の大半が海外に進学する傾向だったので、中学3年生ごろから大学のことは頭の中にありました。英語を流暢に喋れて、それを活用して日本のそとで充実した時間を過ごして、人、学生、アスリート、として成長したかったからです。
小さい頃から熱心に取り組んでいたサッカーでアメリカの大学に進学することは中学生の後半から考え始め、高校生になったときはトップスクール合格が具体的な目標になっていました。ある時、メディアでUCバークレーの大学サッカー部に合格した本田翔英君の記事が上がっていて、それがきっかけでWithYouを知り、すぐに相談しました。当時の自分の準備(英語スコアや成績、単位など)に基づいてキャンプのコーディネートをしてもらい、 また、第三者の立場で、自分のプレーやチームの特徴を大学側にアピールしてもらうなどとてもお世話になりました。
 
ハーバード大学は世界屈指の大学で、ここにはとても面白い人が集まります。将来、世界のリーダーになる人達がいるところで、そのような人たちが集まるところに行きたかったです。そのために、まずはS A Tで高得点とるように努力しました。あとは、日本統計学会の高校生スポーツ分析コンベで優秀賞を受賞しました。ハーバードのようなトップ大学は課外活動が大事で、そのひとつとしてコンベに出場しました。

Q.どのような経緯でハーバード大学サッカー部に合格したのですか。

高校2年(インターナショナルスクールでの10年生の終わり)の夏、キャンプに参加するためにアメリカに行きました。まず、スタンフォード大学のキャンプ前調整のために(WithYouの)中村さんが地元のサッカーチームの試合に出場するようにアレンジしてくれました。そこで、まさかの怪我(足首の捻挫)をしてしまいました!かなりショックでした。元々は8大学のキャンプに出るつもりでしたが、結局スタンフォード、イェール、ハーバードの3大学にしか行けませんでした。痛み止めを飲みながらうまくプレーをして、イェールとハーバードから興味をいただきました。両チームとのやりとり、そしてWithYouからの推薦、所属先の三菱養和からの推薦もいただいて、サッカーの審査から成績・課外活動の審査に移りました。そして2ヶ月後、両校からオファーをもらいました。私はハーバードにコミットすると伝え、その後も勉強を続けて成績を落とさないように努力しました。(注:コミットしたあとに成績が悪化すると、内定を取り消される恐れがあるため。)最終的に、2022年10月、ハーバード大学に合格しました。

Q.ハーバード大学ではどのような日々を過ごしていますか。

ハーバードはボストンに近いので、生活で不便を感じることは殆どありません。寮はグラウンドから徒歩10分で、スムーズに勉強モードからサッカーモードに切り替えることが可能です。
高校では文武両道はうまくいったけれど、大学で同じように行くかどうかが不安でしたが、大学の授業はものすごく面白くて、高校より勉強を楽しんでいます。家族が世界の反対側にいる中、自然と自律性が養われました。洗濯や掃除なども含めてすべての生活管理を、勉強とサッカーと両立させる工夫が求められます。
 
日米を比較すると、日本の人の方が、足元があります。三菱養和ユースでプレーしている方がボール回しが楽しいし、ひとつひとつのプレーの精度が高いです。しかし、ハーバードの選手はもっとフィジカルが強く、一瞬のスピードがあります。 シーズン中はあまり徹夜しないように徹底し、栄養バランスを考えた食事をしっかり取って、パフォーマンスが発揮できるようにしています。
 
オフシーズンは学問に専念していて、週5日、ジムやグラウンドでトレーニングしています。専攻は、コンピューターサイエンスと統計学を考えています。情報処理やデータ解析、アルゴリズムの開発、ソフトウェアおよびハードウェアの設計など、コンピュータ技術全般を研究する学問領域です。統計学はデータの収集、分析、解釈、および表示に関する科学的な手法や技術を研究する学問分野です。統計学は、不確実性や変動性のあるデータを理解し、意思決定をサポートするためのツールや手法を提供します。

Q将来のキャリアについて、また後輩たちへのメッセージを。

将来は量的金融を目指していて、数学や統計学、計量経済学などの数学的手法や計算機科学を駆使して、金融市場や投資に関するさまざまな問題に取り組む学問分野です。主な目的は、リスク評価や資産価格のモデリング、投資戦略の開発、金融商品の価格付けなどを数学的かつ統計学的にアプローチすることです。
 
留学は素晴らしい冒険であり、新しい文化や言語を学び、自己成長の機会となります。WithYouのサポートプログラムを活用することで、この素晴らしい旅をよりスムーズかつ有意義に進めることができます。言語の壁、カルチャーショックなどに対処するための手助けが得られるでしょう。日本から出て行って新たな生活にチャレンジしましょう!

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