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自分の好きの見つけ方と、私なりのやりたくない事への対処法

私は子供の頃から少し他の子と違っていたと言われる。
なぜだろう、女の子のアニメだって好きだったし、可愛いリボンもサンリオキャラクターも好きだったはず...いや、正確には、そう思うことにしていた。

というのも、私の母は「ファッショナブル」であることを美としていた。
アニメキャラについた上履きなんて邪道だ、幼稚園バッグはサンリオがギリセーフ。しかも、それは母が気に入ったキャラ限定(笑)
リボンはなんというかレースとかじゃなくてベロアとかスカーフのような大人びたものが多かった。

別にこだわりもないし、良い感じに可愛くしてもらえる自分は幸せだと思っていた。

しかし、だ。大人になって困ったことに、それが自分の好みだと勘違いしていたのだ。
別段、私は女の子のアニメが好きではなかった。(月に変わってお仕置きしたいとも思わない。)サンリオとか特に興味ない。可愛く三つ編みしてもらうのは好き、でもリボンがいいとか別にこだわりない。

要は、私の好みは周囲の大人や環境に作られたものだった。

さぁ、困った。私の好きはなんだろう。本は確実に好きだ。寝食忘れて本を読みふけられる。こうして文章を書くことも好きだ。とめどなく言葉が溢れてくる。(まとまらないけども!)、花が好き、芸術鑑賞も好きだ。
お菓子が好きでよく作るし、料理も好きだ。カメラで写真を撮ることも好きだ。(カフェでぱしゃりとか可愛いことはしないタイプ)運動も好き。

でも、大人になるとそれがお金になるかとか考え始める。こんなことしていてなんの意味がある?こんなことに時間とお金を使うなら、何か副業探す?投資について勉強しようか。資格を勉強して資格取得手当とかもらう?とかね。

どれも立派なことではある。大人な考え方だ。でも、それ、心からやりたくてやってるのかな?

私は頭ん中、ずいぶん幼いので、ここ最近は楽しくないことはできなくなっている。副業でもするかとフォトショとイラストレーターの教本を買ったくせに、全く開いていない。古本屋行き決定。コーヒー代にはなりそう。

代わりに楽しく下手っぴな絵を描いたり、お菓子を作ったり、ジャーナリングをしたり、こうしていきなりnoteを更新する。本は積読になっていたが、着々と冊数が減っている。


筆、ちゃんと手入れしなくちゃ….。たくさん書いたキャンバスの置き場所に困り中。

こうしてみると、自分の好きなことを探す手っ取り早い方法は、今の生活のなかで本当はやりたくないことを見つけること、そしてそれを思い切って手放すことだと思う。

最近の私が経験した、興味深い話があります。私は少しでもお小遣い程度になればと副業でライティング業務を探していました。なんと、それを考えた矢先、高単価のお仕事をいただき、執筆スタート!となったのですが、なんと、私が依頼を受けた翌月から外注を一時ストップとのお達しが外部ライター全員宛に届きました。
(私だけじゃなかったのでショックは少なかったw)

それだけならば、フリーランスとしてあり得る話だと納得できるのですが、驚くことに、そのお達しを受け取る数時間前、私はこんなことを思っていました。

「マニュアルに沿って書くのか…いや、書けるけども…なんか自分の主観入れちゃだめって機械的だな。ていうか、私、堂々巡りじゃない?仕事卸してもらって、マニュアル通りに沿って書くって、ライティングマシンかよ…仕事もらえたのはありがたいけども!そもそも、コスメとかファッションとか、今の私には優先度高くないんだよな…」

と。あまりにもタイムリーで、おぉ、これが世に言う引き寄せの法則か!と笑ってしまいました。

つまりですね、エネルギー向かないことをせっせとしていたところで、何か生み出すことってできないし、なんなら失うものもあると思うんです。
私の場合は副業のライティングで睡眠時間が削れて、体調優れず、肌荒れもしてテンション落ちました。ダメ、絶対!!

もちろん、資格取得や投資、副業がダメなんて言わない。それを自分が楽しくてやっているなら大正解だと思う。でも、そうじゃなかったら私はやらないと言う選択肢に一票!

好きなことだけやってれば良しなんて、私は言わない。大人はやりたくないこともやらなきゃいけない。仕事しなきゃ、会議にも出なきゃ、行きたくないけど飲み会参加しなきゃな、ご飯作らなきゃ、洗濯に掃除、保護者会行って…やりますよ、だって大人だもん。社会の一員だもん、義務だもん。

でもさ、それ完璧にするとか酷すぎる。うちら人間よ?
私は、これはやる、でも6割やって、残り4割はそれなりでOK。もしくは自分がめっちゃ楽しくできる方法を探して自分のご機嫌をとる。この2つの方法を取り入れています。


大人になると、そういえば私の好きなことって何?と急におろろ?となることってあります。私のように子供の頃、周囲の大人に管理されてきた人や、周囲の声に応えることが義務、正解としてきた人は特にその傾向があるかもしれません。


そんな人で自分の好きがわからない場合、これ本当はやりたくないなってことをサボる、もしくは潔く手放してみてはいかがでしょうか。
怖いです、正直。はじめは罪悪感あるし、自分を責めることもあるかと思います。でも、私の経験上、それをしなかった、手放したからといって生活に支障をきたさなかったし、むしろ心が軽くなって動きやすくなりました。

サボる=悪・怠惰、手放す=諦める、じゃない。どれも自分を楽にしてあげる方法なのだとしたら、それらは全部OKな決断になると私は思います。


物事の逆の面からアプローチするという裏技、よかったら試してみてくださいね♡






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