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左手の拳が教えてくれたこと。分娩麻痺の僕が空手で得たもの

鍛えまくった左手の拳。

僕は、左手に分娩麻痺(ぶんべんまひ)という身体障害がある。

左手に身体障害があるから、左手が障害のない右手に比べて、少ししか動かなくて、力も弱い。つまり、パンチ力が弱い。

なので、左手の拳(こぶし)を固くすることにした。

僕は、左手の拳でコンクリートを叩(たた)いたり、石を叩いたりして拳を固くすることを高校1年生の時から高校3年生まで左手の拳を固くすることを続けた。

左手の拳を固くする鍛錬(たんれん)を始めたばかりのころは、コンクリートや石を叩くことに左手の拳が耐えられなくて、左手がケガしたこともあった。

しかし、ケガと回復を繰り返すうちに左手の拳が強く、丈夫(じょうぶ)になっていった。

そして、最終的に左手の拳は、右手の拳よりも圧倒的に固くなった。

強くなった左手の拳とフルコンタクト空手。

僕は、20才から24才までフルコンタクト空手道場に通っていた。

道場で組手をするときに僕の固い左手の拳が対戦相手(たいせんあいて)にダメージを与えることができた。

僕の左手の拳が当たると、対戦相手の動きを一瞬(いっしゅん)止めることができた。

僕の左手の拳は、とても固いので対戦相手の正拳突き(せいけんづき)や蹴(け)りが左手の拳に当たってもケガをしなかった。

僕の左手の拳は、障害のない右手よりも、少ししか動かなくて、力が弱くてもフルコンタクト空手で武器になる。

左手の拳を固く、鍛えて良かった。

僕にとって、左手の拳を固くするための鍛錬は、痛くて、何度もケガをしたけど、鍛錬をして良かった。

やはり、フルコンタクト空手で活(い)かせたのが良かった。

僕の左手は、分娩麻痺のために腕(うで)と肘(ひじ)の骨が障害のない右手よりも細くて弱い。

だけど、左手の拳は、右手の拳よりも強い。なので、今まで左手の拳を格闘技のトレーニングでケガをしたことはない。

身体障害のある左手でも鍛え続ければ、活かせる、武器になる。左手に障害があるからと、左手を強くすることを諦めなくて良かった。

最後に。

僕の記事が身体障害がある左手の拳を鍛えて空手で得たものについて興味がある人、格闘技に興味がある人、何かに挑戦したい人の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでくれてありがとうございました。

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