変わりたいからはじめてみたこと

自分を変えたい。変わりたい。
そう思ってもなかなか難しい。

ルーティンは決まってた方が楽だし。
馴れていることというのはそれだけでなにか安心感がある。
変わりたい。
変えたい意志はあるはずなのに、気付けば結局いつもと変わらず。

人間は生物だし恒常性というものがある！
つまり私は人間なんだから変われなくても当たり前で仕方ないよね！！！わはは！！！

…と開きなおって諦められれば楽なんだけども。
それでも。
やっぱり。
変わりたい！変えたい！
と思う繰り返し。

子どもの頃から環境変化が苦手だった。
新しい環境になるとまず体調を崩すことから始まる。
入学とか。転校とか。新学期とか。
変化にうまくついていけない。
苦手なのは自分でわかっている。
でもそれでも変わりたいんだーーー！！！

今とても変えたいと思っていることがある。
自分自身を変えたいのもそうだし、環境も変えたいと思っている。
それなのになんだか踏み出せず。
変えたいのに変えられないモヤモヤと変化への不安。
そして動けないことへの自己嫌悪。
だんだん疲弊してすり減ってきていた。

でも今日の通勤途中。
いつもは右の道から行くところをたまたま左の道を通っていたとき。
「あれ？いつもと違う道を歩くことも変化だよね…？」
急に思った。

きっといきなり大きく変えようとするから変化が怖いんだ。
一日で赤道直下から北極に引っ越したらそりゃ変化は大きい。
でも徐々に気温の低い地方に引っ越していけば少しずつ体は慣れていく。
変化が苦手だとわかっているのに、わざわざ大きく変えようとするから無理が出る。
変わったか変わらないかわからないぐらいで進めていけばいいのかもしれない。
アハ体験みたいにじわじわと。
なにも焦ってすべて一気に変える必要はないのかも…！
そう思ったら急に気持ちが楽になった。

そして早速！
いつもお昼にパンを食べるところをごはんにしてみた。
……我ながら驚きの極端さ。
小さいにも程がある変化具合。
でもこれぐらいならさすがに負担はない。
いきなり大きな一歩を踏み出すのは不安だけど、動いたか動いてないかわからないぐらいなら怖くない！
でも些細などうでもいいことのようだけど、昨日とは確実に変わっている。変化している。
まずは少しずつ変化になれていくこと。
まったく踏み出せずに同じ場所で疲弊していくよりは、十分大きな一歩だ！

明日はいつも買うお菓子、チョコじゃなくてお煎餅にしてみようかな。
いつものセブンじゃなくてローソンにしてみようかな。
毎日少しずつ違う道を歩いているうちに、また新しい場所も見えてくるかもしれない。