生徒のお母様に、娘は発達障害でしたと打ち明けられる

今日の小2の生徒さんのレッスンで
お母様より「病院で調べてもらって、おそらくADHDだろうと言われました」と打ち明けられました。

大人びた会話もできるちょっとおませなタイプなのでちょっと驚いたのですが、
極端に集中力が短いと…そこがADHDだと。
確かに、レッスンの後半は何を言っても伝わっておらず、切り替えてゲーム的な事をしたりリズム遊びをしたりしていました。
言語に関しては問題ないとのこと。

実は、私の娘も20年ほど前に学習障害と診断されたことがありました。
小3の時、「言葉の概念がない」との診断。
高学年になると周りと会話の差が出てきて、低学年の子しか友達ができないだろうと言われ私が酷く落ち込んだ記憶。
特別支援学級で授業を受けたほうがいいとも言われました。
でもその時思ったのは、そうかもしれないけど、社会に出てしまえば誰も助けてくれないし、特別扱いしてもらえない。
それなら何も無かったことにしてしまおうと咄嗟に思いました。
特別支援学級にも行かせず、今までと変わらず学校生活を送り、勉強はとことん出来なかったのですが、スポーツがそこそこ出来て体が大きかったのでバスケに夢中になりだし、中学、高校では副キャプテンをやっていました。
勉強は散々でしたが、良い友達にも恵まれ、楽しく学校生活を送っていました。
今は２８歳、飲食業に勤め、体力だけはあるのでそれなりに役に立っているようです。

ADHDと診断されたら、親なら当然ショックを受けると思います。
私も、何でこんなに理解が遅いのだろう？？とイライラして宿題などで酷く怒ってしまう日々でした。
でも、「そこが他人よりも苦手だったんだな」と分かれば安心出来た部分もありました。
偏差値の高い高校や大学には行けませんでしたが、自分で生きていけそうな世界を知らないうちに選んで働いて、1人で暮らしています。
お金の計算は極端に苦手ですが、それなりに暮らして行けてるようです。

生徒さんも、ピアノの上達はゆっくりかもしれないけど、たくましく育ってほしい(^^)