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子どもは体調管理できないってホント⁉暑い季節の服選びについて

こんにちは、ミッドワイフのまいです。
4月末頃から、昼間は暑いのに、夕方になると一気に寒くなって、体調管理が難しくなってきたのではないでしょうか?

1.体温調節が難しい子どもの体

人間の体は体温を常に一定に保つ力が備わっています。
冬は冷えすぎないように体に熱をため、夏は汗をかいて体を冷やします。

実は子どもに至っては、体温調節機能が未熟なので、気温の変化によって体が冷えたり、熱がこもったりしてトラブルが起きやすいのです。

体温調節ができるようになる年齢は?

体温調節中枢は3歳ごろにならないと、きちんと機能しません。
また、3歳ごろになっても、「暑い」「寒い」という気持ちもうまく言葉で表現できないことも…。
そのため、大人がこまめに調整してあげる必要があります。

子どもの暑い・寒いを読み解く

①子どもが暑いとき

暑がっていないか確認する方法はとてもシンプル。
背中に手を入れて汗をかいていないか確認しましょう。
ねんねの赤ちゃんは布団に密着して動かないので、特に背中に汗をかきやすく、機嫌が悪くなります。

②子どもが寒いとき

くしゃみをしたら「寒いのかしら?」と気を付けてあげましょう。
くしゃみはホコリやちょっとした刺激でも出ますが、寒いときの目安にもなります。
また手足は少し冷たいのは普通ですが、手足が紫色で冷たくなっていたり、体幹が冷たくなっていたら要注意です。

2.暑い季節に合わせた服の選び方

冬場であれば、1枚多めに着せることも考えてもよいでしょう。
しかし、これからの季節は暑くなりますので、服を着せてしまうと逆に熱を溜め込んでしまうことも。
そのため、大人が着る枚数と同じ、もしくはマイナス1枚を意識するとよいでしょう。

また、素材はなるべく、汗を吸い取りやすい綿素材を選ぶのがよいでしょう。
汗がすぐ乾くポリエステルは使いやすいですが、人によってはあせもなどの肌トラブルも起きやすいので、注意が必要です。

注意したい「冷房病(クーラー病)」

夏場の室内はエアコンが冷えていて気持ちいいですね。
しかし、空調の利いた室内にばかりいたり、暑い場所と寒い場所を行き来することで、自律神経が乱れ、いわゆる「冷房病(クーラー病)」になりやすくなります。

冷房病を使うときは、冷房の風が体に直接あたらないように工夫しましょう。一枚服を羽織るとよいかもしれません。

注意したいのはクーラーの温度です。
クーラーをつけるときは、外気との温度差を5度以内にするとよいでしょう。
暑い日でも28度ぐらいに設定し、設定温度を下げすぎないよう気をつけましょう。

では夜寝る時はどうでしょうか?
寝苦しい夜にクーラーをつけたまま眠るときには、お腹を冷やさないよう配慮します。パジャマの下に腹巻を着せたり、タオルケットをお腹にかけたりすると良いですよ。
タイマーをセットしておいて、深夜にクーラーが自動で切れるようにしたり、空気を循環させるために、扇風機を回したりするのも良いでしょう。

扇風機でひと夏を過ごしていた昔と違い、今は熱中症予防のためにもクーラーが必需品になってきています。
工夫しながら、冷房病から子どもを守っていきましょう。

夏のトラブルを防ぐために

暑い季節は天気が良いことも多いので、お散歩や外遊びに行く方も多いのではないでしょうか?
そんな時に注意したいのが、脱水や熱中症です。
事前にできる対策を確認してくださいね。

また、汗をかいたあとは肌トラブルにもなりやすいです。
汗は放置せずせず、こまめにふきとり、着替えさせてあげましょう。
そのまま入浴したり、お風呂場で水遊びをするのもよいかもしれませんね♬

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いかがでしたか。
お子さんの服選びの際に少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

参考文献:
冷房病にかからないために,今月の健康コラム,千葉県医師会,2013年,https://chiba-city-med.or.jp/column/036.html


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