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実は女性より多い?男性の産後うつ
こんにちは。
助産師のあやかです。
前回は、ママの産後うつについてお話しいたしました。
今日は最近話題となっている、男性の産後うつについてお話ししたいと思います。
産後うつの症状や原因に関してはこちらの記事をご覧くださいませ。
男性の産後うつリスクの増加
国立成育医療研究センターの報告では、産後1年間で、夫婦が同時期に「メンタルヘルスの不調のリスクあり」と判定された世帯は全体の3.4%に達する*1ことを明らかにしました。
2021年の出生数84万人をもとに推計すると、夫婦が同時期に苦しんでいる可能性のある世帯は3万世帯弱に上ります。
その要因として、父親の長時間労働、母親の睡眠不足、子供の月齢(6~12ヵ月の方が0~5ヵ月よりもリスクが高い)、世帯支出の多さなどが示唆されました。
2020年度から厚生労働省は父親支援に関する研究班を設置しています。
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中程度以上のメンタルヘルスの不調のリスクありと判定された父・母・世帯の割合
コロナ禍で男性が育児の知識を得る機会の減少
また、新型コロナウイルスの影響により、依然行政や病院の開催する「両親学級」や「母親学級」の中止や回数制限が続いています。
コロナ禍の妊産婦を対象とした調査によると、参加を予定していた「両親学級」や「母親学級」が中止になった割合は75%にも及び、不安を感じている妊婦は76.2%というアンケート結果もありました*2。
立会出産や産後の面会も制限している病院が多く、MTM にて行っている両親教室でも、「夫が育児を学ぶ機会がない」「男性に向けたセミナーを増やしてほしい」との意見をいただいています。
また、弊社が企業の従業員に向けて行っている健康や子育てに関する相談サービスのうち、約 3 割が男性からの相談であり、不妊や家族との関係、子どもの発達などのご相談が寄せら れています。
女性と比べ、男性が不妊や子育てについて相談できる窓口は多くありません。
しかし、今後はジェンダー関係なく、気軽に相談、サポートできる体制を整える必要があると考えられます。
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私たちは個人ではなく、家族を最小単位として、相談対応やケアを行なっております。
育児に困ったり迷った時、ぜひママやパパの相談先として、助産師を思い出していただけると嬉しいです。
Meets the Midwife では、性や生の専門家である助産師が家族の身近な相談窓口となれるような仕組みづくりを行っています。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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