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チャネリングの基礎

前回の「チャネリングについて」に続きまして、今回はチャネリングの基礎について、自分の認識をお届けしてまいります。

ちょっと長い記事になりましたが、よかったらどうぞお付き合い下さい(^^)

前回は「実はほとんど全ての人が、別の次元空間から伝わってくるエネルギーや情報を無意識にキャッチしている」・・・という真実をお伝えしておりました。

プロのチャネラーが意識的に別の次元空間の存在とチャネリングをしているのに対して・・・このような無意識的なチャネリングのことを、ここでは「一般的なチャネリング」と呼ぶことにします。

ただ、無意識的なチャネリングと言いますと、もしかしたら知らず知らず危険な存在とチャネリングしているのではないか・・・と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そのような危険性については、後の記事で詳しくお伝えしますが・・・確かにチャネリングには危険な面も存在しています。

しかし主に無意識的に、ごく自然と行われているような「一般的なチャネリング」の場合は、ほとんど危険はなく・・・むしろ自分から意識的に高次元の存在との交流を強く求めたような場合に、危険が発生しやすいようです。

実際、私の場合も、自分から求めたわけではなく・・・運命の成り行きと言いますか、ごく自然とチャネリング能力が身についた背景があります。

(この経緯については「はじめまして。チャネラー ピースです」の中でも簡単にお伝えしておりました。)


チャネリング能力というものは、人間本来の能力で・・・たとえば「第六感」と言われるような自然な能力だと私は認識しています。

一方で、現代社会特有の優劣や損得などの価値観は、自然界の中には存在していないもののように見えます。

だとすれば、そのような価値観は・・・人間本来の生命に根差した価値観ではなく・・・元々は不自然なものであると考えられます。

自然界をよく観察してみるとわかりますが、草花や動物達は、優劣や損得のために生きているのではなく・・・本能のままに、自分らしくのびのびと生きていることがわかります。

つまり、もし優劣や損得など、本来は不自然な価値観を握りしめたまま、それを基礎としてチャネリングを活用してしまいすと・・・さまざまな歪みと、問題が発生しやすくなるのです。

本来のナチュラルな能力であるからこそ・・・できるだけナチュラルに育てていくことがとても大切なのですね。

このことは・・・チャネリングを活用する上で非常に重要な基礎であり、どれほどチャネリング能力が磨かれたとしても、ずっと大切にすべきことだと私は考えています。

もしチャネリングを活用する動機が、この基礎から大きくズレてしまいますと、チャネラーとしての活動も危うくなっていくはずで・・・私自身そのことを肌で感じてきました。

人間が本来持っている自然な価値観の中には・・・優しさ・・・調和・・・想いやり・・・慈しみ・・・尊厳・・・信頼・・・善・・・誠実・・・正直・・・謙虚・・・平和など・・・多くの肯定的な質が存在しています。

このようなことについても同様に、自然を観察する中で感じ取ったり、学ぶことができるはずです。

チャネリングとは、生命本来の肯定的な真髄に対する理解を深め・・・そのように生きる力(魂)を育み・・・より高次の洗練された心へと昇華するためのものだと、私は考えています。

チャネリングは、ごく自然と私達をそのような心の成長へ・・・そして、幸せな人生へと導いてくれるものだと感じるのです。

だからこそ、お伝えしましたように、チャネリングは自分から強く求めるのではなく・・・大切なのは自然さで・・・生命本来の肯定的な価値観と、そのようなエネルギーの下で活用すべきなものだと言えます。


ちょっと哲学的な説明に感じるかもしれませんし・・・何かチャネリング道の説明のように感じるかもしれませんね(笑)

しかし私の認識としても、意識的にチャネリングを活用する人が歩む「チャネリング道」のようなものが、確かにあると感じています。

そのような「チャネリング道」は、人によって向き不向きがあるようで・・・おそらく運命の流れの中で、自然とこのような道を歩むべき人と、そうではない人がいるはずです。

この点については、優劣によるものではなく、単純に生命(魂)としての個性によるものだと感じています。

ただ、お伝えしておりましたように、主に無意識的に行われている「一般的なチャネリング」については・・・ほぼ全ての人が、自然と活用しているものなのです。


では、「一般的なチャネリング」とはどのようなものでしょうか?

人は、知らず知らず肯定的なアイデアや・・・高次元のエネルギーを受信して、それを活用していることがあります。

たとえば、明日誰かと会う約束をしていて、大切なことを伝える必要があったとして・・・どう伝えるべきかと思った瞬間に、説明すべき言葉や具体的な内容などが、パッと思い浮かぶようなことがあります。

他にも、みんなの前でスピーチするような時に、何を話すか全く考えていなくても自然と肯定的な言葉が浮かび、よいスピーチができてしまうことなどがあります。

さらには、物語や音楽など、自分自身の思考で組み立てたわけではなくても・・・パッとそのアイデアの全体像が浮かんでくるようなことも・・・よく耳にすることですよね。

これはよく「インスピレーション」とも言われていますが、私の認識ではこれも「一般的なチャネリング」であると考えています。


つまり、目には見えない高次元空間に、私達と同じような肯定的な価値観を大切にしている存在(たとえば神)がいて・・・しかも、私達が何かをしようとする時に、肯定的なアイデアを届けるなどの形で協力をしてくれているわけです。

このような協力を得られるのは、大抵お伝えした例のように、運命の中で自然とやるべきことや・・・人生の幸せに直結していることが多いのです。

つまり、優劣や損得の価値観を越えて・・・心からの幸せに関わっているような時に「一般的なチャネリング」を活用しやすいわけです。

ですので、優劣や損得などの価値観を動機としてアイデアを得ようとしても・・・多くの場合、その動機の奥底には不安や恐れが潜んでいるため・・・心からの幸せと相反しており・・・肯定的なアイデアを得づらいわけです。


また基本的なこととして、ちょっと説明しておきますと・・・生命本来の肯定的な価値観は、ほとんどが無意識領域に存在しているものです。

これは生命力の源である「魂」本来の価値観と言えるかもしれません。

とても幼い子供を見ていますと・・・その存在感は、肯定的な価値観に満ち溢れていますが、本人はそのようなことを意識的に考えているわけではありません。

子供は何か奥深い哲学を実践しているわけではなく・・・ただ生まれ持った生命本来の肯定的な価値観のままに生きているだけです。

ですから「一般的なチャネリング」においても、多くの場合は意識的ではなく・・・生命が元々持っている肯定的な価値観の中で、無意識的に発生していることが非常に多いのです。

つまり「一般的なチャネリング」は・・・あまり難しく考えず、日頃から心の奥に宿る肯定的な価値観を大切にしつつ・・・自然体でいた方が活用しやすいと言えるでしょう。


また、そのように考えた方が危険がなく、安全という面もあります。

先にお伝えしましたように、知らず知らず優劣や損得などの価値観を動機にチャネリングをしてしまいますと・・・いろいろと問題が発生する可能性があるのです。

これは私の認識ですが・・・これまでさまざまな事件や、問題を引き起こした宗教家、精神世界のリーダー達は・・・ほとんどが、この部分で躓いてしまったようにお見受けしています。

人類社会の中ではすでに、優劣や損得の価値観がごく当たり前のものになっていますので、それが元々不自然なものであったと認識している人は、むしろ少数派かもしれません。

そのため、現在の社会環境下での「意識的なチャネリング」には常に危険性が伴っていますので・・・本来の肯定的な価値観を基礎として、しっかりと自分の心に向き合い続けることができない場合は、それをおすすめできないのです。

また「意識的なチャネリング」を活用できる人の場合は、元々魂が「チャネリング道」を歩むべき運命を持っているケースが多いようです。

私の場合、15年ほど前にチャネリング能力が開きまして・・・能力が開いた最初の1~2年間は、活発に活用したものの・・・その後5年間は、ほとんど活用しなくなりました。

と言うのも・・・最初は、高次元の存在からいろいろと聞いて理解は深まったのですが、いつも現実の中での具体的な回答を得られるわけではなく・・・基本的に人生のさまざまな課題は、自分自身で向き合って乗り越えていくしかないとわかったからです。

ただ、それでも大事な理解や、アイデアが必要な時などに・・・自然と「一般的なチャネリング」ができて、インスピレーションやアイデアを受け取ることはありました。

その後、ご縁に恵まれまして、あるグループの中で改めて「意識的なチャネリング」を試みる機会があり・・・あれよあれよという間に、このような仕事をする運びとなったわけなのです。

実はこのプロのチャネラーという道は、自分で選んだわけではなく・・・思いがけなく自分の人生に訪れたものでした。


プロとなってからは・・・人様のお心に寄り添い、人様のお幸せのために・・・という肯定的な価値観を基礎とすることで、再び「意識的なチャネリング」能力が開き、安定していきましたが、それはやはり個人的な運命の流れの中のことで、特殊なケースだったと感じています。

ただもしかすると、この内容を読んで下さっている方の中には・・・私のような特殊なケースに相当する方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、おそらく運命の中に、チャネリング道を歩む方向へと導かれるような(もしくは自然とそちらへ想いが向くような)・・・自然な流れがあるのだろうと思うのです。

そうではない限り・・・現在の社会環境下では、無理に「意識的なチャネリング」を試みることはおすすめしません。

なぜなら・・・お伝えしましたように、潜在的な不安などが心の奥底に隠れているような場合もあり・・・肯定的な価値観に基づいて行っているつもりでも、知らず知らず優劣や損得の価値観を握りしめながらチャネリングしていることもあるからです。

そのため「意識的なチャネリング」を活用する場合は、日頃から自分の内面を謙虚に見つめつつ、肯定的な価値観に基づくことで、安全性が保たれるものです。

もしこれを読んでいらっしゃる方の中で「意識的なチャネリング」をすべきご自身の運命を感じる方がいらっしゃいましたら・・・どうかこの点には十分にご注意下さい。

「一般的なチャネリング」については、主に無意識的に行われるものですので、ほとんど安全性を気にする必要はなく・・・たとえば精神状態が悪化している場合など・・・よほど特殊な状況ではない限り、危険には至らないはずです。

(精神状態が悪化している場合は、頭に浮かんだイメージや言葉を気にせずに無視して・・・まず心を落ち着かせ、自然な状態を取り戻すことができれば、ほとんど危険を回避できるはずです。)


いやぁ・・・ちょっと堅苦しい解説になってしまいましたね(笑)

最初はもっとライトな感じで書くはずだったのですが、書いてみたらこのような内容になりました。

この内容も実は、かなりの割合を「一般的なチャネリング」で書いたのだろうと感じています。

私の場合はプロとして「意識的なチャネリング」を活用することもありますが・・・知らず知らず「一般的なチャネリング」を活用していることもあるようです。


この解説を試みましたのは、少しでも多くの方が・・・生命本来の肯定的な価値観に基づいた、自然なチャネリング能力を育んでいけますように・・・という願いからでもあります。

チャネリングは何も特別なことではなく、ごくごく当たり前のことだと私は感じています。

人が心からの幸せに至ることは、けして優劣や損得の価値観に基づいたものではなく・・・やはり生命本来のごく自然なことです。

必ずしも「チャネリング道」ではなくとも・・・あなた様らしい肯定的な価値観に基づいた道を歩む中で・・・この内容をきっかけに「一般的なチャネリング」を活用しやすくなりましたらとても嬉しく思います。

もちろん、今回の内容も絶対的なものではなく、あくまでも私個人の認識ではありますが・・・それでも、ご参考になる部分がありましたら幸いですm(_ _)m


長くなりましたが、今回はここまでとさせて頂きます(^^)

ご覧下さりまして、ありがとうございました!



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