好きな食物と好きな料理は違うらしい

会うたびに食べることについて話したり、
食べに行くことについて一緒にいなくても話す友達がいる。
彼もまた食いしん坊で。

待ち合わせに向かいながら
「今日何食べる?」とメッセージでやりとりする時間が
わたしはたまらなく好きだ。

−「ナイフとフォークで食べたい気分」
−「エスニックかな。でも中華ではない」
−「肉!!!」
−「ワイン飲む感じのお店がいい」
−「メキシカンとかどう?ペルーでもいい」
などと、電車内で真顔でやりとりしてるから笑える。

ある日の夕食の帰り道。
好きな食べ物の話をしていると、
「それは好きな料理、食べ物はもっと広い括りなの!」
と言われた。

例えば、
「上野・昇龍の餃子が大好き」と言えば<好きな料理>で
「餃子ならなんでも好き」なら<好きな食べ物>ということらしい。

なるほど面白い。
でも、そういう意味での<好きな食べ物>って結構難しい。
当たり外れの多いものは除外されるし、
○○だったら何でも大好物!ってなかなか思い浮かばない。

そんなわたしはここ数年、
好きな食べ物を聞かれたら「生肉」と答えるようにしている。
鳥わさもタタキもレバ刺しもユッケも生肉なら大好きなので
バッチリ<好きな食べ物>と言って間違いない。

よくある「好きな食べ物」の話。
わたしと彼にかかればかなり面倒くさいことがお分かりだろうか。




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