タイタニックの悲劇と今を重ねる

船頭に立ち、両手を広げ男女がキスをするあの名シーンで有名な「タイタニック」。

あの映画は、1997年の公開でもう23年も前の映画なのだが、あれを超えられる作品ってまず無いよなって思ってしまうほどに素晴らしい作品だ。

僕は、コロナ禍に突入しステイホームの生活の中で映画を観る頻度が高くなったが、今皆さんにオススメしたい映画こそ、

タイタニック

に限る。

というのも、タイタニックの映画の世界観はまるで今の我々のおかれた状況に酷似しているような気がするからだ。

あまりに個人的な意見ばかりで大半の人には共感いただけないかもしれないが、一人でも多くの方に

「確かに!」

って感じてもらえたらと思う。

今回の記事では、定番のディカプリオの話とかは一切ないことを先に断っておく。映画に出てくる場面に対して、

タイタニックとコロナ禍ってなんか似てるよね

ってことを紹介する。

まず、最初にどのような点が、今の何と似ているかをあらかじめ紹介し、その後で僕なりの解釈等を述べることにする。

■氷山の警告を無視するタイタニック

タイタニック号は

絶対に沈まない船

と言われていた。映画でも関係者らが何回か不沈船であることを誇らしく言っているシーンがある。それゆえに2200人の乗客に対して、たった1178人分の救命ボートしか搭載されていなかった。この事が、後々1500人以上の死者を出す悲劇に繋がったのである。

さらに、タイタニック号は氷山に衝突する前に2回の警告を受けていたにも関わらず、当時のヘッドラインで取り上げられるためにスピードを緩めず航行を続けていた。衝突直前には、近くのカリフォルニアン号が「氷山に囲まれて俺たちは身動きが取れない」と信号を発していたにも関わらずである。

そのうえ、氷山の周辺は珍しいほどの無風で鏡の様な海面だった。そのために、氷山の周囲に白波が全く立っていなかったことが発見を遅らせる原因になったと言われている。このような不運も重なった。

■海外でのコロナを無視する日本

このタイタニック号の氷山衝突までの油断って僕は最近の日本となぜか似てるなって思ってしまう。

というのも、新型コロナウイルスの感染が広がった段階で直ちに各国からの入国規制をかけなかったのだ。 

連日ありとあらゆる警告は出されていた。それは、国民の我々にも伝わってきた。

しかし、

「我が日本にはそこまで広がらないだろう」

という油断があった。他国で感染爆発のニュースは連日報道され、日本国内に持ち込まれ、広がるのも時間の問題と言われていたにも関わらず。

あの時、入国制限を早めに行っていたら状況は大きく変わっていたかもしれないのだ。

氷山に対する警告を無視し続けたタイタニック号

海外でのコロナのニュースを無視し続けた日本

とが僕にとってはあまりに重なってしまうのだ。

長くなるので次回に続きます。