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相続ってなに?

そもそも相続ってどういうことなんでしょう?
相続とは、亡くなった人(被相続人)の財産、権利・義務などを家族や親族(相続人)が引き継ぐことをいいます。
財産とは預貯金や不動産、動産(車や宝石など)の事でイメージしやすいですよね。権利・義務とは誰かにお金を貸していて返してもらう権利(債権)、逆に誰かにお金を借りていて返す義務(債務)などをいいます。ここで注意しなくてはいけないことはプラスの財産だけ引き継いでマイナスの財産は引き継がないというのは認められないということです。「美味しいこと取りはだめよ。」ということですね。
プラスの財産には上記の他に特許権や著作権、ゴルフ会員権などがあり、マイナスの財産には未払い金や預かり金、未払い医療費などがあげられます。

では相続人というのは具体的には誰になるのでしょうか?相続人とは民法で定められています。
まず肝心なのは、配偶者は常に相続人になるということです。
次に、それ以外の親族には順序が決まっていてその順位が高い人が一定の割合で配偶者と一緒に相続人になります。その順位とは次のようになっています。
第一順位 亡くなった方(被相続人)の子供
     (勿論養子,婚外子も含みます。)

第二順位 亡くなった方(被相続人)の直系尊属(親や祖父母)

第三順位 亡くなった方(被相続人)の兄弟・姉妹

具体的には、第一順位の子供がいれば、配偶者と子供が相続人になり、第一順位の子供がいなければ、配偶者と第二順位の直系尊属が相続人になり、第二順位の直系尊属もいなければ、配偶者と第三順位の兄弟・姉妹が相続人になるといったことです。
ここで疑問になるのが、第一順位の子供が被相続人より先に亡くなって
いるときはどうなるの?ということです。その時は、本来相続人になるはずだった第一順位の子供に卑属(子供や孫)がいれば、その卑属が相続人になります(代襲相続)。ここで注意しなくてはいけないことは、第一順位の子供の配偶者は代襲相続は出来ないということです。もし亡くなった方(被相続人)が子供の配偶者にも財産を遺したいという希望があれば遺贈という方法もあり、それについては今後紹介していきます。

今回はそもそも相続って何?という分かっていそうで分かっていない方が多い事についてを書きました。これを知ることで自分の最期の願いを叶えるスタートに立てると思います。

ラジオではあの国民的アニメを例にわかりやすくお話ししています。



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