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ケーシー・ランキン - Gypsy / 心はジプシー「超時空世紀オーガス」 - 1983

ケーシー・ランキンさんのこと、最近の人は知らないだろなあ… そもそも本人が、お亡くなりになっちゃってるし(11年前ですね)。

名前と見た目通りアメリカ人ですが、ベトナム帰還兵でこの時に死地を体験したことから、仏教徒になって日本にやってきた…という異色の経歴をお持ちで、1970年代から日本の音楽シーンで活躍されてた方。SHŌGUNにも、一時在籍していたシンガーでギタリストーだったり。

SHŌGUNというと、(松田優作さん主演のドラマ「探偵物語」「俺たちは天使だ」とかの、テーマ曲や音楽なんか担当してたバンドです。

SHOGUN 「SET ME ON FIRE」1985

どうでもいいことですけど…SHŌGUNの芳野藤丸さんは、
映画化もされた漫画「ハイティーン・ブギ」の翔のモデルっすね。

に、似てますかね??

「男達のメロディー / 俺たちは天使だ」1979

ケーシーさん(高峰ではない)が、作曲してます。

呼んだ?

だから違うってww

ケーシーさんっていうから、どうしても高峰さんになっちゃうのか…(そもそもケーシー高峰自体、昨今では知っている人少ないだろー)

外人さんだし、「さん」付けなしでいいか。

「BAD CITY / 探偵物語」1979

作詞作曲を担当されてます。

「蘇る金狼のテーマ」1979

ケーシー・ランキン作曲ですが、歌は前野曜子さん(ペドロ&カプリシャスの初代ヴォーカル)で、彼女も早くにお亡くなりになってしまいましたね。

関係ないけど、蘇る金狼って入力したなら…
最初「蘇る勤労」になってしまってワロタ。
誤変換にはちょっと脱力するである。

そして、この曲も彼の作品。

The Great Kabuki 「Heart of a Lion (少林寺2)」1984

プロレスラーのグレート・カブキさんが歌ってたんすねー

「愛ある世界 - Giving Love 」1979

「今週の君が代」

ケーシーって、日本にきてから日本語習得したのかな。

だとしたらすごいですよね。大人になって(退役して)からなのに、ジョー山中さんは元々ハーフで、日本で育っているからあれだけど…

わいはハーフやが日本育ちやでー

そういえば70年代って、外人さんが片言で日本の歌を歌うのが流行ってた気がする。

インド人もびっくりなチャダとか…

チャダ「面影の女(ひと)」1975

「ナオミの夢」のヘドバとダビデ(謎のイスラエル人)とか…

「白い色は恋人の色」なベッツィ&クリスとか…

「恋のインディアン人形」なリンリンランランとか…

台湾や香港からも欧陽菲菲さんやテレサ・テンさんとか…

アグネス・チャンもそうだったなあ…何十年も日本にいるのに、発音が未だ謎なアグネス。

いたなー たどたどしい日本語で歌う、出稼ぎ外人が多かった昭和の時代つか日本の歌謡界。今も昔も変わってないような気がしつつ。

それと「ルパン三世のテーマ」のピートマック・ジュニアさんは、いちおうハーフ(背景はジョー山中さんと同じ)で日本で育ってるから、日本語出来る人ってことで、決して片言ではないのだけども。

見た目がルパン?

さてさて。
私がケーシー・ランキンの曲でいっちゃん好きなのが、

超時空世紀オーガスのエンディングに使われた、

「Gypsy / 心はジプシー 」1983

このアニメは「超時空要塞マクロス」の後番組で、製作会社も同じ。美樹本晴彦さんデザインのキャラがかわゆす。

マクロスほどには人気が出なかったんですど、音楽がよかった。アニメの内容も面白かったと思うんだけどなあ、うむ。

このエンディングのアニメーションもよかったです。

上記だとTVサイズで一部なのでCDのフルバージョンもペースト。

で…オープニング
「Augus / 漂流~スカイハリケーン」1983

フルバージョン

ケーシー・ランキンの声(歌)ってなんていうか、
日本語ネイティブではないからこその味がありますよね。
うん、好きだな。

そして、曲がなんとも言えない異国情緒がある。
「蘇る金狼」なんかは、ちょっと歌謡曲だけども…

彼だからこそ、作れた曲なんだろうな。

もっともっと長生きして活躍して欲しかったですね。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/10/26 掲載記事より転載


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