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Billie Hughes - Welcome to the Edge / 届かぬ想い「もう誰も愛さない」1990

ジェット・コースタードラマと言う、トレンディ・ドラマ以降の1990年代に流行った、スピーディに物語が展開する形式ドラマの代表格が「もう誰も愛さない」でしたかねぇ…

支離滅裂でハチャメチャなストーリー展開でしたけど、面白くて、なんだかんだはまって見ていました。今考えると笑えたりするんですけどね。

「ありえねー!」し、吉田栄作さんは叫んでばかりだし、主人公がこれでもか!って、不幸のどん底に突き落とされる。それまでの日本のドラマには、無いテイストでしたかしら。とちらかというと、ブラジルとか南米とかアメリカの、ソープドラマにありがち?な、チープでドロドロ愛憎お約束ドラマ?みたいなー

はい。ジェットコースタードラマと言われたのは、展開がとても速いって言うのもあるし、ちょっとトイレ…みたいに席を外して、ちょっと見逃すと「ええっ?なぜそんなことに?」と言うようにもう話が進んでしまって、話が見えなくなってしまうからww

その意外性って言うのかな~悪い奴らばかりで、人間の本性剥き出しで、騙し騙されみたいな極悪非道。ピカレスクとは違うタイプの、サスペンスドラマでしたかねぇ。

ドラマ「もう誰も愛さない」1991

で、このドラマの盛り上がり…に一躍買っていたのが、この主題歌かなあ<とどかぬ想い

オープニングでは無く、ラスト近くに流れるケースで、ええっ!と起承転結が来て、それで次回はぁぁぁ??? みたいなところでこの曲が流れまして、とぅびーこんていにゅーですよ。

「とどかぬ想い〜Welcome to the Edge〜」1990

挿入歌で使われたこの曲も良かったです。

Randy Crawford「Almaz / スウィート・ラブ」1986 

しっとり、バラード。


さてさて、元々この曲は「想い出までそばにいて 〜Welcome To The Edge〜」と言うタイトルでWinkに提供された曲だったのですが、

Wink「想い出までそばにいて」1990

ビリー・ヒューズがセルフカバーして、リリースしたのですね。んでもって、翌年ドラマの主題歌に採用されたと…

ドラマに関しては、ぜひ見てーとしか言いようがないかなw主題歌も挿入歌も、こちらの方がカバーされてますね。

山本実枝「とどかぬ想い」1991

山本実枝さん<存じ上げなくてメンゴ

山本実枝「スウィート・ラブ」1991

さてさて、ビリー・ヒューズの話。

彼はラザロと言う、自分のバンドを作って活動していたシンガーソングライターで、ピーター・ポール&マリーのピーターと親しく、その関係性から、ピーターやフィル・ラモーン(音楽プロデューサー)のプロデュースによりアルバムを出して、ライブ活動などを行っていたものの、1978年からソロとして活動することに。

「Martin Eden」1979

「ジャック・ロンドン自伝的物語」というテレビの短編シリーズの曲らしい。

で、ソロとして活動する傍ら、作曲家として、そしてプロデューサーとしての活動を始めるようになり、フィル・コリンズ、アリフ・マーディン、マイケル・オマーティアン、ジョージ・デューク、レジー・ルーカス、フィリップ・ベイリー、ジャクソン5、ベット・ミドラー、シスターズ・オブ・マーシー、ランディ・クロフォード、アル・ジャロウ、メリサ・マンチェスター…を担当していたりなんかして。

「Another World」1992

「Walking On The Chinese Wall」2004

「Two worlds apart」1990

「Magic of the night」1979

「I wanna yell」

「Dream Love aka Dream love」1990

「Walls Of Love by」

「Memory Of A Stranger」

そして、私は実はこの人のこと全然知らなくて、この「とどかぬ想い」が初視聴つか、この曲で彼を知ったクチ。なので、コアな音楽ファンは知っているんでしょうけど、ごめーん~知らんかった…今でもよく解らん人。あんまし情報も無いですしね。もしかしたら、日本では一発屋な人なのかも?<失礼な

で、彼はすでに他界されていて<1998年 その原因も不明。1948年生まれだから、50歳の時だよね。まだ若かったと思うけど…

でも、この曲は名曲だって思う、うん。この曲なしにはあのドラマは無かったよ。ものすごく合ってたと思うし、ドラマの名場面と共に蘇る曲です、ハイ。そういう意味では忘れられない思い出の曲なのでもあった。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/11/04 掲載記事より転載


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