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遊女の涙~吉原哀歌 & いつかまたどこかで会えたら

一本が短いので二本まとめて

【吉原哀歌】

この曲を知ったのはカバーから。元々はこちらがオリジナル。

ミュージシャンにしても作家さんや漫画家さんも
創作的な仕事をする人は自らの過去生の記憶(体験)や思い出から
フィクションを創る人が多いけれども

この作者さんも他人の意識にアクセスして
無意識に共感してそれを拾ってきたり
深層意識の底に沈んだ、自分の心のカケラを取り出して
創作に生かすタイプの人なのだろう

そんな風にアーティストとかミュージシャンとか
役者さんにしても女優さんにしても
表に出る人というのはオーラも強く感情も豊かなので
過去に激しく鮮烈な生き方をしていることも多く
画面を通しても情報が鮮明に伝わってきたりもする
とくに創作活動をしている時はエネルギー全開だし

たくさんの人生の積み重ねによっての今なんだと
今ここに至るまでに生きた多数の人間の生き様が
かつてはその人であった複数の人々の想いが
同時にここに集約されて一緒にそこにいる感じ

ステージではとくにそれを間近で垣間見ることかできる

美輪さんとか玉三郎とか本当にオーラが綺麗で美しくて
それでいてパワフルで凄かったとしかいいようがない
ダイアナ・ロスもマイケル・Jも皆そうだった
ミュージシャンだけでなくて
イチローとか長嶋さんとか手塚治虫氏とか
巨匠と言われる人もみんな山あり谷ありで
すごい人生を生きてきたなーって人たちだったなあ…

まー、勝手に読んでしまうのって
とても失礼なことなのですがね

そしてこの手の、特殊な背景の人を対象とした歌は
このような職業や境遇にて辛い人生を生き
想いを遺して死んだ人々や浮かばれぬ想念の
慰霊であり鎮魂の歌となる

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さて個人セッションを通じて
これまでたくさんのクライアントさんの
過去を紐解くことをしてきたわけですが

占いと売春は最古の職業というだけあって
巫女的な仕事をしていた人もそうだけど
花街で働いていた人も本当に多いのです

最近もそうですね

現在の家族たちになじめないというか
その輪に入れず距離を置いてしまう人がいて
その人のとある過去生の一つが遊女としての人生で

家が貧しくて兄弟姉妹たちも多くて
どうにもならず女の子であったがために
口減らしのために花街に売られて
結果として梅毒にかかって隔離部屋に入れられて
孤独のうちに死んでしまったものがありました

お金のために売られたってことで
それしか方法がなかったとはわかっちゃいるけれど
両親に対しても家に残れた他の兄弟姉妹たちにも
怒りとは違うちょっと複雑な気持ちを持っていて
仕方ないと受け入れつつ投げやりにやさぐれてて
かといって被害者意識で自分を憐れむわけでなく
物事を斜めにあきらめたように冷たく見てたり

最初 古びれた赤い色のお手玉がふたつ見えて
それを持て余したように遊んでいる彼女の横顔が
とても悲しそうで遠くを見る目が切なくて
色褪せたボロボロのお手玉は子供の頃
母親に作ってもらったものだったのでしょう
死の間際までずっとその手にありました

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似たような人生を生きた人たくさんいましたね

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