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科学テスト~続・エセ科学と民間療法(セラピューティック・タッチ)

カラパイアで面白い記事をみつけました。

てなわけで、内容は違うけど、下記の続きのような書き物になりますかね。

そうですね。セラピューティック・タッチ(手かざし療法)は一般的にはハンド・ヒーリングと言われまして、世界中のあちこちで見られる民間療法の、もっとも古い代表的な方法になりますけど…確かに科学的根拠は無いですね。それを受けて、病気が完治したという報告はあることはあるのですが…例えば、仏陀(釈尊)がアジャセ王に対して施した施療も手かざし療法ですし、クリスチャン・サイエンスが行っている方法も、キリストたるジョシュア・イマニエルが行った手かざし療法に原点があるわけで、それに習い、伝わった方法と言えばそう。

氣功レイキクォンタム・タッチも、セラピューティック・タッチたるハンド・ヒーリング。氣と言う、まだ科学的には立証されていない未知のフォース・エネルギー(霊的真理においてはエーテル・バイタリティ)を他人に譲渡したり、照射することで、対象者の体内の氣の流れを促進したり、補充することで3つの身体のバランスを整えることを目的とします。

ただ、誰しもが他者に対して良質な氣を「譲渡」出来るかというと、決してそんなことは無い訳で…このことは下記にて書いていますので参照まで。

はい。ハンド・ヒーリングのテクニック、例えばレイキとか氣功とかクォンタム・タッチとか、何でもいいのですが…それらを習得する事は難しいことではありません。そして、そのような「癒しの手」を持つことで、もちろん自分のために役立てることが出来ますし、身近な人の役に立つことも出来ます。でも、他者の「病気を治す」ということが出来るか、というとそれはまったく違う話になってくるのです。

それ以前に、そのようなセラピューティック・タッチのテクニックを持っているから、あるいは学んだからと言って、それを習得したすべての人が氣に敏感なわけでは無いのですね。習得したからと言って、その日から「氣」に敏感になれるわけでもない。もちろん、もともと「氣」に敏感な人もいる。けれど、セラピューティック・タッチたるハンド・ヒーリングのスキルを学んでも、鈍感な人は何処までいっても鈍感なんです。

レイキのプラテクショナーだから…ティーチャーだからと言って、氣が解るようになるわけでも、敏感になれるわけでもない。レイキは確かに氣功の一種ではあるのだけれど、氣功の鍛錬(習得)とはまったく異なる方法での受け取りなので、レイキを習得した後で、いかにレイキを使っていくか、氣を鍛錬していくか…でその「差」が生れてしまいます。

実際、そうですね。レイキのティーチャーさんでそれをお商売にしているのに、「氣」がまったく解らないと言う人がいて、とても驚いたことがあります。解らないことをどうしてお商売に出来るのか…そこは不思議だし、疑問に思うところでもあるのだけど、そういう人はわりと多いのです。

私はたまたま「氣功」を先に学んでいて、その後のレイキ習得ではありましたが、日々「氣」を鍛錬することをしているというわけでは無いので、気功術の達人などと比べると赤子レベルだと自虐的に思ったりします。

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さて、レイキにしても氣功にしても、ハンド・ヒーリングやセラピューティック・タッチなどの氣の施療によって、病気が快復した人、寛解したと言う人はいちおういたりします。でも、決して数としては多くないでしょうし、臨床的に集められてデータ化され、そうした専門誌に論文として発表した人がいるわけでは無いようなので、プラセボ効果や単なる偶然だったり、並行して行われた他の治療法が功を奏した結果かも知れません。

アメリカはカリフォルニア大学にて、ヒーリングの研究をしているチームがあるという話は聞いたことあるし、日本でも某医科大学の医師数名がそのような研究をしていたり、某外資系の製薬会社の都内セミナーでもヒーリングや気功におけるアプローチの発表が行われていたり、関東某所のとある研究所でハンドヒーラーや気功師たちを集めての実験(私もお声掛けを頂きましたが日程が合わなかったので参加してない)など、いちおうそのような実験をしている人たちがいることはいます。※胎内記憶や前世研究をしている産婦人科医の方もいたりはしますね。一部某宗教絡みの方ではありますがっっ

でも、やっぱり再現性がない分野ですから、エセ科学(疑似科学)の枠は抜けない分野かなあって、現場の人間としても思います。科学的立証を求めることにそもそも無理がある分野だって思うので、私個人としては。

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そうですね。肉体的な疾患(3次元の肉体レベル)を治癒することが出来るほどのヒーラーって、まずほとんどいません。それが出来るスピリチュアル・ヒーラーなんて、一万人に一人いるかいないか…じゃないのでしょうか。

普通のエネルギー的施療をするヒーラーが出来ることって、たかが知れています。

今の時代のセラピューティック・タッチやハンド・ヒーリングを行うヒーラーが他者に対して出来るのは、その人が自らの人生に病気を招き入れる原因になった誤った考え方や想い癖に対する気づき、身体によろしくない生活習慣を手放すきっかけを作ること、心の健康の回復を促す道筋を作ることなどです。それだけでも儲けものだって、私は思うのですよ。

本来…と言いますか、元来は医師が患者にそうしたことを気づかせる役割を担っていたものです。民間医療と近代医学が分離する以前は。でも、今の医術の現場は違うというか、そこまで求められないし、物理的に無理な(過酷な労働環境)現場であるのが実状です。なので、病気(疾患)そのものを見て、薬学含めて科学的施療に特化してアプローチしていく現代医学と、病気になる原因を作ってしまったクライアント自身の心そのものや人生の問題を見ていくことを主とする民間医療と、微妙にテリトリーが分離しているって感じですかね。それでいいのだと思います。どちらも病気を治すことが目的ではあるのだけど、アプローチの仕方と言うか、受け持つ部分・役割分担が違うのだって、否定し合わずに共存すればいいだけの話で。一番良いのは協力関係と相互補完関係を築けることですけど。

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ハンド・ヒーリングの良いところって、人のぬくもりを感じられるところですよね。手のぬくもりの力って大きいです。ハグするだけで癒される人もいる。人の体温を感じて眠るだけで不安が軽減されたりとかね。愛情や思いやり、優しさをダイレクトに感じるからでしょう。病気になると、当然不安も出てくるから、その不安を人に話したり、「大丈夫ですよ」って言葉とか励ましとか、安心をくれる言葉も欲しくなったりするもの。でも、現代医療の仕組み…病院という施設ではそのような一対一の関係を、一人の医師と築くことは不可能です。大学病院なんかだと、診察は一人3分くらいで「はい、次」と流れ作業になっちゃいますしね。

その点、ハンド・ヒーリングやセラピューティック・タッチ、タッチ・ヒーリング始めとして民間医療の現場では、一対一の関係を築きやすい。その分、料金は掛かっちゃうけど。

そして、氣のバランスを整えたり、補充することが何の役にも立たないかと言うと、そうではありません。氣を整えると言うことは、「心」を整えるということでもあり、氣の補充をするという事は、人の温もりや優しさと言った愛情成分、体温を補給することでもある。心を癒すことで、肉体に変化が出るってのは、あって然りなこと。決して無駄なことでは無いのです。

残念ながら、マグネティック・ヒーリングもサイキカル・ヒーリングも万能では無い。どんなヒーリングもテクニックも、不要なものは無いし、一定の効果を上げる可能性は秘めているものの、全ての人に安定した効果が求められるものでは無かったりします。だから、病気に関してはあくまで、ケア・サポートのポジション。結果を期待して行うものでは無いと、私自身そう思います。そして、身近な人の問題に対して、いてもたってもいられず何かしてあげたいと言う気持ちを叶える、想いと祈りを伝えるテクニックでもありますよね。

でも、氣の補充やバランスを整えるサポートをしたことで、相手の健康に寄与することが出来たとしても、その施療法が病気に対して効果を発揮したなどと考えない方が無難で、まぐれ程度に奇跡が起きたと思った方がいいのではないかなって思ったりします。いずれにしても「改善」するための手伝いにしか過ぎないので。

そして、病気に対して、直接的に効果的な施療が出来るように、氣を扱うことの鍛錬をするか、スピリチュアル・ヒーラーとしてスカウトされるべく、自らのスピリチュアリティを磨き高めていくか…どっちかを頑張るしかありません。とは言うものの、疾患に対して有効な氣の施療を身につけるためには、医学的な知識(解剖学や病理学)について一から学ばないことには、それが出来るようには決してならないのですけどね。

神通力のようなスペシャルな能力で、疾患を治癒出来る人と言うのは、病魔すなわち悪霊や死霊、生霊などが取り付いて健康に害を及ぼしているようなときに、それらの原因たる悪霊や死霊、生霊もしくはエレメンタルを見破った上で、その存在を滅する力を持った人だったりします。すなわち、除霊・浄霊が出来る霊能力者だってことです。はい、本当の肉体的疾患では無い場合の話。こういう人たちはスピリチュアル・ヒーラーとはまた別なんで。

中途半端だけど、ここまで。

そして、カラパイアではこんな記事も見つけた。

あはは。笑っちゃう。私、蠍座です。はい、疑い深いです。ワクチン打ってませんwww いやさ案内が新宿区から来ませんよ、未だにwww   して、結局アベノマスクも実家に届かなかったなあ<50年同じ場所に住んでる

まあ、国内外の製薬メーカーさんで、市販前・市販後、有害事象報告書(副作用のデータ)を何年も扱ってましたから。とくに死亡率90%の気が滅入るデータなんか扱っていたらば、そうなりますよ。某薬害訴訟で有名な企業から転職してきて、「前の会社はたくさんの人を殺してしまって」なんて笑い話にしている人なんかも見てきたし。医学・薬学不信と言うよりは、慎重にならざるを得ないって話です。

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