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連続した時間としての人生

分類としては輪廻転生とカルマの法則と魂の計画話

人の一生というのはせいぜい100年前後で、それはとても長いようで短く…  あっという間の走馬灯のようなものでもあります。望む方向に人生が行かず苦難や悲嘆ばかりだと、生きることは辛く惨めで、歩いても歩いても抜け出せない、長い真っ暗なトンネルに置き去りにされて、永遠に閉じ込められたかのような気分になってしまうものです。

でも、永遠に思えるかのようなその閉塞的な時間は、あくまで今の人生での出来事でしかなく、その人が「人間/霊・魂」として誕生し、個別の存在としての歴史を刻んでいるうちのほんのわずかな時期の出来事でしかなかったりします。

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そうですね、
「人間/霊・魂」としての人生を、今の人生(一生)として考えてみましょう。
仮に100年で大往生する人生だとします。

すると輪廻転生して、様々な人間を生きるひとつの人生は、その100年の人生のうち、1年かそれ以下の数か月程度に置き換えることが出来ます。

一年がMAXだとして数時間、数日あるいは数週間、数か月という人もいます。

ひとつの人生は「人間/霊・魂」としての全体の人生の中で、その程度の期間に過ぎないのです。

最高でも一年間しか今の人生が生きられないとしたら、あまりにも短かすぎて何も成すことが出来ず、満足する人生を生きるには、とても時間が足りないように思うでしょう。

実際その通りです。
今の人生、ひとつの人生だけでは足りないこと、成就できないこと結果を出せないことが山ほどたくさんあります。

てもそれは今の人生を他の人生と切り離して、区切って考えてしまうからそう思えるのです。

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私たちはこの一年間や数か月という今の人生だけでなく、以前の人生(去年や一昨年)から今の人生(今年)に至り、未来の人生(来年再来年)という時間軸に向けて、連続して生きている存在なのですから。

今の人生だけで出来るようになったり、完成させたり叶えられることはさほど多くなく、大体において、過去に計画したことや望んだこと、ある一定の方向性に向かって努力したことや、何かをしたことの結果としての今があります。

今の人生で、素晴らしい容姿にも才能にも恵まれている人がいたとして、それはたまたま手に入れたものではないのです。人生で初めてトライする技術を習得するのに時間が掛かるように、水面下の努力が必要なように…今の人生はこれまで努力や忍耐の結果が開花した年というだけなのです。
その逆も然りで、これまでの行動のツケや怠けたことの結果が、逆風として吹いてきて築いてきたものが崩壊する。そんな年(人生)もあるのです。

輪廻転生というとイメージできなくとも、
人の一生の流転、隆盛や因果応報などを考えれば、
おのずと理解できると思います。

だから今回の人生だけで、すべての結果を得ようとは思わないで下さい。
今の人生がすべてではないのです。人生は連続して続いているのです。

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ある意味で今の人生の時間(どの人生も)というのは、通過点のひとつでしかないのです。でも通過点と言っても、とても重要で意味ある通過点。

今回の人生で結実しなかったことも、叶えられることが出来なかった望みがあったとしても…それはいつか必ず何らかの形で、あなたのところに戻ってきます。現実の人生でも今年ではなく来年再来年、または数十年後に実現できることがあるように。いつかあなたは自分の望みを叶えることになるのです。必ずその結果を手に入れることになる日が来る。

その時にはもう欲しいとか必要とか、望んだこと自体を忘れてしまっているでしょうが。

でも今年さぼったことが、来年やそれ以降に結果として表れるように…いつか自分の元に帰ってくるように、今の人生もおろそかには出来ないのです。

だから今の人生が、この一瞬一瞬が明日を…確実に現実として顕現し、あなたに訪れる未来を創っているということを忘れないで下さい。

自分が何を望むのか欲するのか…
自分の欲望に注意深くなって下さい。

あなたの未来に、
あなたの未来を邪魔する雑草の種を蒔かないことです。下手をすれば雑草引っこ抜くのに時間ばかり取られて、やりたいことがまったく出来ない一年に
なってしまうかも知れません。そして色んなことが先送りになり寄り道ばかりの人生で、無駄な人生(数年)を過ごしてしまうことになるのです。

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ちょっとここでとある人の話をば…

その人は約400年前、芸術家で発明家でもありました。
当時はまだ無かった印刷機を創ろうと、あれこれと夢中になっていましたが
その人生ではそれを叶えることが出来ませんでした。
やがてその人が人生を終えた後、彼の工房出身者、弟子というか後輩が、彼の知識を引き継ぎ、念願を叶えることになりました。

発明家だった時の人生を終えた15年後位に、次の肉体へと転生し生まれましたがその人生では発明家としての人生は選ばず、音楽家の道に進みました。

そしていくつもの人生を経て、20世紀に生まれた人生での彼は、印刷局の公務員の職業に就く事になりました。

その職業に就く事になったのは、400年前に彼が「印刷機」に対して執着した結果でした。

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その人はとても霊性の高い人で、いくつもの天才としての(誰もが名を知る有名人としての)人生を生きた人でしたが、そういった人でも、ひとつの望みが叶うのに、400年もの年月を要したのです。
とはいうものの、「印刷機」を発明するというところは、他の人に叶えられてしまったので「印刷機」が世に生まれてしまったのを知った後では、既に興味や気持ちが離れていたのかも知れません。

そんな風に、その人生では成せなかったこと出来なかったこと、叶えられなかった望みが、数百年の後に結実することは実に多いのです。

そして今生で望んですぐに叶ったと…形になった、手に入れられたと思っていることであっても、実のところは数百年前からいやさ数千年前の単位で、
切実に望んで欲したことかも知れないのです。

もちろん過去のとある時期、人生で努力したり、望んだことの結果が今の人生という可能性もありますし、元々のあなたの「人間/霊・魂」としてのお役目がその方向性と合致していたのかも知れません。
何故ならば、あなた自身の「人間/霊・魂」が許可をして、GOサインを出さないことは何も叶えられないからです。
それが良いことにしても悪いことにしても、本人にとって辛く苦渋に満ちたことであっても…

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とりあえずいったんここで切ります。続きはまた。

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