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Fats Domino - Ain't That A Shame / エイント・ザット・ア・シェイム - 1955

ビートルズのジョージ・ハリソンが、初めて買ったレコードは、このファッツ・ドミノの曲とのこと。

ジョージ・ハリソン

ロックン・ロールの創始者の一人でもある、彼の本名はアントワーヌ・ドミニク・ドミノ。

ファッツっていう、芸名の由来はどこから来たのかな?

体型がコロコロしてて、なんとも言えない可愛いおじさんですw 小柄だけど、横幅はあるからトリスおじさんみたい~

いずれにしても、
ロックファンや、音楽をやる人ならば、チャック・ベリーやバディ・ホリー同樣、彼のことを知ってて当然というか~
知らないならば、もぐりになっちまいますっっ

バディ・ホリー

ソングライターで、ピアニストでもあった彼は、1950年代から1960年代において最も売れた黒人歌手で、ロックの殿堂入りも果たしていたり。

ルイジアナ州出身で2005年のハリケーン・カトリーナの被害にも遭われて、家ごと被災して、しばらく行方不明になられたこともあったとか…幸い救助されたそうですが。

そういえば、カトリーナの被害にあった、音楽の都ニューオリンズを救済しようと、中島美嘉さんがこんな歌を歌われてましたね。

中島美嘉「ALL HANDS TOGETHER( ショートver.)」2006

ジャズやブルースを歌うには、彼女にはまだまだ早いというよりも、歌唱力が追いついてないけど…音楽を愛する気持ちは伝わってきます。

そして、ファッツ・ドミノの代表曲であり、ヒットした曲。

「Ain't That A Shame / エイント・ザット・シェイム」1955

彼と言うと、やはりこの曲ですね。
オリジナルはちょっとスローな感じかな。

たくさんの人がカバーしています。

Cheap Trick カバー 1980

John Lennon カバー

Paul McCartney カバー

Pat Boone カバー

Connie Francis カバー

さて、あなたはどれが好み?
私はやっぱチープ・トリックかなあ…

して、ファッツの他のヒット曲。

「Blue Monday」1954

「My blue heaven」1956

「Blueberry Hill」1956

ブルーベリーの丘…美味しそうなタイトルです。
1940年に作曲がヴィンセント・ローズ、ラリー・ストックとアル・ルイスが作詞した、ロックンロールのスタンダードナンバーです。サミー ケイ オーケストラの演奏、トミー ライアンのボーカルで初めてレコーディングされました。その後、様々な人が録音し、サッチモも歌いましたが、ファッツのがもっとも有名と言えるかも。

Swing and Sway with Sammy Kaye and Tommy Ryan 1940

Louis Armstrong 1949

ちなみにローリング・ストーン誌のオールタイム・グレイテスト・ソング500のリストでは82位。

「I'm Walking」1957

「Hello Josephine」1960

「Walking To New Orleans」1960

「Lady Madonna」1968

お馴染み、ビートルズの曲です。ビートルズに多大なる影響を与えた一人でもあるファッツですが、リスペクトされたことで、彼らの歌を歌ったこともあったりして。

1956年にパーロフォンより発売されたハンフリー・リッテルトンの「バッド・ペニー・ブルース」を基にして創られた曲で、ポール曰く「ピアノの前に座ってブルージーなブギウギを書こうとしてできた曲」「左手でコードのアルペジオを弾いていたら、ファッツ・ドミノを思い出したから」とかとか。
して、ファッツ・ドミノのモノマネをしながら、エルヴィスの歌唱法を用いて、歌ったとか。

オリジナル 1968

どうでしょう? 彼のモノマネをして歌っているポールの唄とピアノ、ファッツのカバーと聞き比べてみて下さいまし。

ちなみに、モノマネされたファッツがビートルズと初めて会ったのは1964年のことで、以来交流があったようです。

して、彼は2017年に永眠されました、合掌。
その報道は、音楽界へ与えた功績に比べると、とても静かなものでした。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/09/28 掲載記事より転載


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