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イルカ - なごり雪 - 1975

「なごり雪」というと卒業式シーズンの歌です。とはいうものの、今年は卒業式とかできるのかなあ…

さて、イルカさんというのは、あだ名をそのまま芸名にされたもので、本名ではないですよww お顔が若々しくて、若い時から年齢不詳でしたけど、今も本当にお若いですよね。

イルカさんは1970年にシュリークスという、早稲田大学の元フォーク・クラブのメンバーと、明治大学の山田パンダさん(後にかぐや姫に参加)とで結成されたバンドでデビュー(リーダーだった神戸和夫さんと後に結婚されます)。

1973年にシュリークス解散後、1974年ソロデビュー。

「あの頃のぼくは」1974

この曲も、伊勢さんが作詞作曲されてます<デビュー曲

「雨の物語」1977

この歌も物悲しくて好きでした。伊勢さんの歌って、なんでこんなに切ないんだろう。

「サラダの国から来た娘」1978

デビュー45周年のライブということで、小田さんと。

「海岸通」1979

そして、イルカさんのお父様はテナーサックス奏者で、美空ひばりさんの専属バンドの指揮者だったことで有名です。
そのご縁で生まれた曲が…

美空ひばり「夢ひとり」1985

ひばりさんの歌詞に、イルカさんが曲をつけられたそうです。

「針切じいさんのロケン・ロール」1995

歌っているのは植木等さんですが、ギターに野村義男さん。
コーラスに、イルカさんとさくらももこさん、TARAKOさんが参加しています。なんでも、まる子ちゃん役のTARAKOさんとイルカさんの声がそっくりだということでの、流れだとか…

で、「なごり雪」伊勢さんのカバーです。名曲ですね、いつまでも歌い継がれるエバーグリーン。

「なごり雪」1975

これは伊勢さんと南こうせつさんとのコラボ。
イルカさんのレコードのも、ペーストしておきます。

こちらは「かぐや姫」のオリジナル。

何度聞いてもいい曲だなって思います。古さは確かにあるかもっていうか~昭和ならではの物語ではあるけど…
今はネット社会で、いつでもSNSで繋がっていられるから、こういう距離が出来ての別れってのは、現代の感覚ではわかりづらいと思うし。

でも、こんな風に春になると、人生の節目をきっかけにして、距離を理由に否応なしに別れを選ばざるを得ない関係も、過去にたくさんあったのですよ。シンデレラ・エクスプレスなんてまだない時代ね。

上京する組 地元に残留する組 
そして地元に戻る人 戻らず都会に残る人

いくつもの出会いと別れが駅で交差していく、駅で展開されるいくつものドラマが、春にはたくさんあったわけです。

涙を流して、あるいは堪えて、見送る人見送られる人…旅立つ人、残る人。再びいつか出会えるまで、あるいは永遠の別れとなって。そんな時代がありました。もちろん今もあることでしょう。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/03/04 掲載記事より転載


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