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The Village Stompers - Washington Square / ワシントン広場の夜はふけて - 1963

歌のないインストゥルメンタルは、あまり好きでないといいつつ…こうして語ってみると、結構好きな曲ありましたね、私(苦笑)

こ知らの曲は1963年にアメリカの、ヴィレッジ・ストンパーズという、ディキシーランド・ジャズのバンドのヒット曲。

「Washington Square / ワシントン広場の夜はふけて」1963

なんでも、フォーク・ディキシーというジャンルになるのだそう。バンジョーの音がとっても特徴的です。

日本のバンド含めてベンチャーズとか、色んなミュージシャンがカバーしました。

そして、ワシントン広場とはニューヨークのグリニッジヴィレッジにあるワシントン・スクエア公園のこと。

いつかは行ってみたいかも

ちなみに何のだったか忘れてしまったけども、CMに長く使われていたのでヒットした当時以降でも、日本人にはおなじみのメロディだったりします。

「Turkish Delight / ウイーンの夜はふけて」1963

この曲はB面に入ってた曲です。ターキッシュなのに何故ウイーンなのか謎です。

原曲はモーツァルトの「トルコ行進曲」

その他の彼らの曲などなど。

「From Russia With Love」1964

007を思い出しちゃいます<ロシアより愛を込めて

「The Bridges Of Budapest / ブタペストの橋」1964

「Fiddler On The Roof / 屋根の上のバイオリン弾き」1964

お芝居や映画で有名な戯曲ですね。

「Moonlight on the Ganges」1964

「Green Green / グリーングリーン」1963

オリジナルはアメリカのフォークグループ、ニュー・クリスティ・ミンストレルズが歌ったものですね。音楽の授業でおなじみです。

The New Christy Minstrels「 Green Green」1963

「Midnight In Moscow / モスクワの夜はふけて」1963

「Taste of Honey and Other Goodies / 蜜の味」1966

「Happy clap hands / 幸せなら手をたたこう」1964

「Midnight in Tokyo / 東京の夜はふけて」1964

うーん…この「・・・の夜はふけて」って、シリーズ。タイトルに芸が無いと言うか、ヒットした曲にあやかってなんでしょうけど、なんだかー ストレートに「真夜中の東京、モスクワ」でよくね?と思ったりしますですよ。
この頃の邦題の付け方って、センスのいいのもあるけど、なんでやねん!って、突っ込み入れたくなるのもあるし…ワンパターンってのもあるなあ…


さてさて…
昭和50年代から60年代にかけてのCMって、イキというか…とてもお洒落でストーリー性のある、センスの利いたCMが多かったんですよ。良質な短編映画を感じさせる、とても芸術性の高い作品ばかりで。

昨今はもうないですね…そういう文化・芸術として残したいCM。面白いCMはたくさんあるけれど。
(ていうかー、そもそも私は3.11後から、テレビを所持してないから、CM見る機会はYouTubeくらいだがね)

ショートムービーのような、短い中にも奥行きがあって、映像以外のその先をイメージさせて、ドラマティックな物語を語ってくれる素敵でアートなCM。

この時代にはたくさんたくさんありました。ものすごく凝ってましたしね。

なかでも、お酒のCMは起用される俳優さんもよかった。
サントリーオールドのCMは、本当に味のある渋い俳優さんとか出てたし、音楽も良いのが多かったなあ…

この曲もそうですね。

小林亜星「夜が来る」サントリー オールド CM曲

リー・ヴァン・クリフの画像を使用してくれて嬉しいかも。

忘れられないのが大原麗子さん。

大原麗子 サントリー レッド・オールドCM集 1977~

この「少し愛して、長く愛して」がね。たまりませんでした。本当に素敵な不世出の女優さんでした。綺麗で可愛らしくて…おきゃんって言葉がよく似合ってて…
ちなみにこのCM、映画監督の市川崑さんが撮影されてるんですよねぇ。だからかあ…って、はい。納得だあ。市川監督は女優さんの魅力を、最大限引き出されるのがとても上手な監督さんだと思うですよ。

して、この短い中での表現力といったらば、もう…彼女以外にはありえないのですわ。この短い中で画面の向こうにいる誰かとのストーリを語れる人は…

素敵な女優さんでした

そしてこのトリス。曲名は「琥珀色の日々」ビリーバンバンの菅原進さんが歌われてます。

サントリートリスCM「雨と子犬」篇

物悲しいっていうのかなー 泣けます。

ビリー・バンバン「白いブランコ」1969

このお二人は兄弟ですけど、テレビではいつもケンカばかりしているイメージがありますww

サントリーローヤルCM~ガウディ編~

ナレーションもよかったですね。

ガウディと言えばこれ。完成した姿、見れるかなあ…

不思議でエキセントリックでシュールさもありました。

サントリーウィスキーホワイトCM ロン・カーター

コピーも、短いセリフの中にグッと来るものがたくさんありました。

流氷と一緒に何かがやってくる・・・ってのがあって、あれも好きだったけど、探しても見つからないなあ。

ホント、芸術性に秀でたものが多かった。マジこの頃は…

昨今は映像技術は進歩したけど、全体的なアート性やクォリティが下がってしまったと思ったりする。
それって私だけが感じていることなのかなあ…


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/09/23 掲載記事より転載


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