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Kim Carnes - Bette Davis Eyes / ベティ・デイビスの瞳 - 1981


この歌のタイトルにもあるベディ・デイビスって誰よ? …って思う人、それなりにいると思うんですが。実在した女優さんで、目ヂカラ半端なかった人っす。

ベディ・デイビス

個性的な顔立ちで、とにかく大きな瞳が印象的で、一度見たら忘れないタイプの顔。フィルムのファーストレディとも呼ばれ、キャサリン・ヘップバーンと並ぶ演技派女優として、定評がありました。

キャサリン・ヘップバーン

映画「All About Eve / イブの総て」1950

ちなみにこの映画には、当時まだ無名の新人だった、マリリン・モンローも脇役でちょこっと出ています。

古い時代のハリウッド女優さんなので、当然もうお亡くなりになってますけど(1989年没) リリアン・ギッシュと共演した「八月の鯨」が晩年の名作で素晴らしかったですよねぇ。

映画「The Whales of Augus / 八月の鯨」1987

ちなみに「ベティ・デイビスの瞳」は、ドナ・ワイスとジャッキー・デシャノンが作詞作曲した楽曲で、ベディ・デイビスの主演映画「情熱の航路」を見た時に、この歌を思いついて作ったそうです。

映画「Now, Voyager new restoration / 情熱の航路」1942

元々はジャッキー・デシャノンがオリジナルって言うか、彼女のアルバムの収録曲なのでした。

Jackie DeShannon オリジナル 1974

こんな風にスロージャズテイストでした。
それがキム・カーンズのカバーによって‥‥

「Bette Davis Eyes」1981

こんな独特のアレンジになりました。そして、五週連続全米ビルボードチャート一位に。その後も返り咲いて4週連続一位で合計9週連続一位。その年の年間トップ1にも輝く、大ヒット曲になりました。

その他のアーティストのカバー

FRANCK POURCEL 1981

Chipmunk 1982

Sylvie Vartan 1982

Prima Vera 1985

ノルウェーのバンドでノルウェー語で歌われてます。タイトルは「Ivar Medaas øyne」

Gwyneth Paltrow 2000

主演映画「Duets」の中での劇中歌として歌われました。

Brad Roberts 2001

でもって、キム・カーンズ。アメリカのシンガーでハスキーボイスが特徴で魅力。お父さんは弁護士で、お母さんは病院理事というお堅い家庭育ち。高校を卒業した後、1966年にフォークグループのニュー・クリスティ・ミンストレルズのメンバーとしてデビュー。

その後、キム&デイヴ名義で出した「ノーボディー・ノウズ」という曲が、映画「バニシング・ポイント」の主題歌に起用されます。

映画「Vanishing Point / バニシング・ポイント」1971
Kim & Dave 「Nobody Knows」

そしてソロデビュー。

「More Love」1980

with kenny rogers「Don't fall in love with a dreamer / 荒野に消えた愛」1980

ケニー・ロジャースとのデュエット曲です。USAフォー・アフリカにも参加していましたね。

We Are The World 1985
Steve Perry Huey Lewis Cyndi Lauper & Kim Carnes

「Crazy In The Night」1985

「Black And White」1986

「Invitation To Dance」1985

その後ですが、いまいちパッとしないんですよね。特に大きなヒットも無いし「We are the world」の後は…wikiを見てもこれと言って載ってないのです。

まあ、1991年と1993年と2004年にアルバムは出したようですが。公式サイトはあるけど、YouTubeにはofficialは無いので、あまり精力的には活動をして無いのかなって、そんな感じですかね。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/09/27 掲載記事より転載


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