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高田みづえ - 夢伝説〜ペルシャン・ブルー - 1981

歌う時に無表情と言うのかな…淡々と歌う様が、百恵ちゃんを彷彿とさせるところがあって、結婚したことで芸能界を引退したところも百恵ちゃんと同じかな。

でも、結婚した相手が相撲部屋の親方(二所ノ関親方・大関若島津)だったので、引退はしても、女将さんとしてのお役目ということで、表舞台に出てくることもあったし、夫婦や家族でマスメディアには出ることもあったりするから、引退は引退でも、歌手活動をしていないっていう位なもんか。

「硝子坂」1977

こちらがデビュー曲でしたね。宇崎竜童さんの作曲。
「スター誕生」の向こうをはったアイドル発掘番組たる
「君こそスターだ」で、第18回グランドチャンピオンになって、翌年にデビューという流れ。

このデビュー曲がヒットして、その後の曲もヒット。とっても順調な滑り出しでした。

「だけど…」1977

アイドルとしては、決して容姿に恵まれていたタイプでは無く、失礼な言い方だけど、「おぼこ」って感じの垢ぬけない感じ? かわいいと言えばかわいいんだけど、美人ではなく
そこは好みが分れるところで。

でも歌は上手かったし、事務所の力も大きかったけど、見た目ではなく、楽曲の良さと歌の上手さで売れた感じがします。なので、アイドル・ポジションではあったけど、歌手でしたよね。

「ビードロ恋細工」1977

「花しぐれ」1978

「パープル・シャドウ」1978

松本隆さんの作詞で作曲は都倉俊一さんでした。

「女ともだち」1978

「潮騒のメロディー」1979

この曲は、カナダのピアニスト、フランク・ミルズによる
ピアノ曲に日本語訳が加えられた楽曲です。「潮騒の…」と言うタイトルは、大沢悠里さんがつけられたとか。

で、オリジナルはこちら。インストです。

Frank Mills「Music Box Dancer / 愛のオルゴール」1974

今はもう使われてないかもですが、JR西日本の特急くろしおで、白浜駅到着前にこの曲が流れていたそう。

「私はピアノ」1980

そうそう…彼女はサザン(桑田さん)の曲をもっともカバーした人でしたね。って言うかー、カバーで無くて、曲提供ですけど。

で、こちら原由子さんのセルフカバー。

始めて原坊がボーカル取った曲ですね。

「涙のジルバ」1981

「愛の終わりに」1982

そうそう、この曲も大好きなんです。「愛はいつだって仕方なく壊れていくけど、だまされて捨てられたわけじゃない」のフレーズが好き。

「ガラスの花」1982

珍しく不倫の歌ですね。チンペイちゃんの作品。ヘンに情感込めた演歌みたいな歌になると、ドロドロで重い歌になってしまうけど、彼女が歌うから、さらっと聞ける曲になってるんたよなあ。

「蒼いパリッシュ」1983

これも桑田さんの作品ですね。

「そんなヒロシに騙されて」1983

これまたサザンの楽曲。GSサウンド調なのが、いい味出してます。ジューシィフルーツもカバーして、競作になってます。

オリジナル

ジューシィフルーツ バージョン

「原宿メモリー」1984

この歌も懐かしいなあ。

んでもって、一番好きな歌。

「夢伝説〜ペルシャン・ブルー」1981

ちょっと異国情緒たっぷりな、彼女にしては珍しい曲調の曲。ちょっとだけ「異邦人」を思い出させますが、サビのとこの歌詞がすごく好きでした。他の曲の中では埋もれがちですけどね。

「幾千年も同じ心で 幾千年も同じ命で
 時の魔術にかかったように
 愛したい 愛したい あなた一人を」

ここね。

はい、よい歌い手さんでした。引退も潔かったし、その後も子宝に恵まれて、夫婦円満で幸せそうで何より。こうやってYouTubeで懐かしい歌が聞けるのは、とってもありがたいことですね💛


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/11/29 掲載記事より転載


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