『あの日、選ばれなかった君へ』で自分を振り返る-受験編-
部活、受験、就活など……人生には「選ばれる人」と「選ばれない人」が生まれるイベントがいくつもあって。
コピーライター&作詞家の阿部広太郎さんが、ご自身の「選ばれなかった」エピソードをもとに、その気持ちとどう向き合い一歩踏み出したか?を綴る。
そんな本が先日、発売されました。
せっかくなので、ただ読んで終わりにしたくなくて。『あの日、選ばれなかった君へ』の目次に沿って自分の過去を振り返るワークを、一人で勝手に始めてみました。
どんな忘れてた過去があり、どのように乗り越えたのか。阿部さんの言葉をヒントにしながら、振り返っていきます。
前回の学生編はこちら。
今回は第2回の受験編です。
「志望校全落ち」の先に
-それはただの「運」かもしれない-
第一志望ではなく、補欠合格の大学に行くことになった阿部さん。
私も大学受験は、闘いの連続でした。今では信じられないほど、予備校にこもってひたすら勉強して。
初めは違う志望校だったのに仲のいい人たちと好きだった先生の影響で、いつしか志望校が変わってた……なんて意志の弱さもありつつ。
最終的に合格をもらうことになる「自己推薦」という形式があることを知ったのは、ライバルたちよりも大分遅くて。周りはもう専用の対策講座を受けてましたが、私は受けていませんでした。
それでもなんとか準備をしようとしていた矢先に母が交通事故に遭い、入院生活が始まるという事件が。一番メンタルを落ち着けなきゃいけないときに、まさかのできごとでした。
もうこのまま、志望校に選ばれることなく終わってしまうのではないか。
そんな不安を抱えつつ、普段クールな父が熱く支えてくれたり、担任の先生がたくさんサポートしてくださったりして。
困難が多かったからこそ、自分の「受かりたい」という気持ちもどんどん強まっていきました。
そして、合格発表の日。
すっかり回復し、自分の代わりに発表を見に行ってくれた母から受け取った「桜咲く🌸」という桜の絵文字入りのメッセージ。
今でもしっかり目に焼きついています。
「この人の後輩になりたい」と壁に貼り続けていた櫻井翔のポスター。時に見るのが辛かった翔くんの笑顔が、やっと祝福してくれているように見えました。
志望校も自己推薦も、流されてたどり着いたものだったけれど。最後まであがいて、もがいて、努力した末に導かれた運命だったのかな?と今では思います。
次回は「部活編」をお届け予定です!
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