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平日をあきらめない

飲みに行こう!ごはん行こう!で、いつにする?

誰かとこういう話になるたびに、わくわくしつつも、つい平日を避けてしまいがちな私。

ちゃんと時間どおり仕事を終えて、約束を果たせるだろうかという不安感。退社予定時間が近づくほどに強まる焦燥感。

そんなリスクを背負うくらいなら、はじめから土日にしておいた方がラクだよね!と全てを土日に詰め込むクセがあります。

そんな中、火曜日に届いた1通のLINE。「20th Centuryプロデュースの喫茶店「喫茶二十世紀」の予約が今週の金曜日にとれてるのだけど一人いけなくなってしまったから、よかったら行かない?」とのお誘いでした。

ずっと行きたいと思いながら、予約とるの大変だろうし……とまともにチャレンジもせずあきらめてしまっていた中のお誘い。

しかも金曜日の夜。

しかも一緒に行ったら絶対に楽しい友人たちと一緒。

断る理由などなかったはずですが、水・木と大きめの仕事を控えていて。そこでうまくいかなければ金曜も帰りが遅くなる可能性が高かったので、悩みながら一度断ってしまったんです。

それでも、木曜時点でもし行けそうだったら念
のため連絡して!と友人たちが言ってくれて。

なんてありがたすぎるんだー!と。

そして迎えた木曜日。なんとか無事に山を越えることができて、行けそうな状況に……!他の人で決まっていれば全く問題ないし、こんなわがまま言わせてもらって申し訳ないなーと思いつつ、だめもとで友人に連絡してみました。

すると、「まだ見つかってないのでぜひ来てほしい」と。

これはもう、何がなんでも行くしかない。

お店の集合時間は18:45。

会社を18時少し前には出ないと間に合わなさそう。

いけるか?いけるのか?

「【重】予定有」とスケジュール表に入れて意志を表明しつつ、ドキドキそわそわしながら金曜日を迎えました。

16時頃になって、タスクは終わるどころかどんどん増えるばかり。

あと2時間ない中で何をどの順番でやればいいの?来週に回せるものはどれだけあるの?

脳内会議が始まって、まったく余裕のない表情になってたと思います。近寄りがたいオーラを出してたんだろうなあ……こういうときに焦りを外に出さない人になりたい。(と、思い続けて早12年)

それでも時間は過ぎていき、大きな不安を残しつつ最低限のことだけを終えて、予定の10分遅れで走りながら会社を飛び出しました。

「ギリギリまで悪あがきして、早めに切り上げることができない自分。なんてだめなんだろう。」駅まで走りながらそんなネガティブな気持ちを抱えつつ、髪はボサボサに、息は激しく切れながらなんとか目的地へ到着。

顔馴染みの友人に、はじめましての方の顔が見えて。

あたたかく合流させてくれた3人に感謝しながら最高の金曜夜が始まりました。

せっかく来たんだから!と喫茶店とは思えない量の料理たちを頼んで、お腹タプタプになるまで飲み物を飲んで。

腹ごなしに!と寒過ぎずに心地いい夜の街を散歩して、最後は学生気分でサイゼリヤへ。

ボトルワインを2本飲んでも一人500円ってどんなマジックですか……!

気の置けない友人たちとの久しぶりの「女子会」(30代半ばの会の呼び方にはふさわしくないかもですが)はあまりにも楽しくって……

こういう時間をあきらめるなんて絶対だめだ。たまには意地でも死守しなきゃ。と思い直しました。

お誘いのLINEをもらったあのとき、全てをあきらめてたら辿り着けなかった夜。

こんな最高の夜に辿り着けるのだから、これからもギリギリまでもがいていたい。。

私を思い出してくれて、声をかけてくれて、もがかせてくれた人たちがいるってことが何よりも幸せで。

たまには私もそんな風に、誰かをあたたかくお誘いしたいなーとも思いました。

今年もあと少しだけど、忘年会シーズンにも入ってきたし。最後まで平日をあきらめず、もがいていきたいと思います!




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