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ビール好きキャラを演じてたあの頃

今度、初めてお会いする方とのお店選びをしていて。いろいろ候補があった中で、最終的にビアバーに決まったのですが……

気づけばビアバーに行くのってすごく久しぶりかも!いつぶりかな?といろいろ思い返してたら、昔「ビール好き」を公言してた頃のことを思い出しました。

大学でオーケストラサークルに入ったらビールしか飲むことが許されない、まさかの体育会系な環境で。それをきっかけにビールを飲み始め、だんだん好きになっていった……

というのがビールとの出会い。

でも20代後半になるにつれて、私はビール好きをアピールするようになり、「ビール好きキャラ」になっていきました。

でも本当にビールが好きだったのか?と言うとどこかちょっと演じてるところもあったのかもしれません。

好き度が60くらいだとしたら、80くらいを装おっていたのでは……と。

今思うと、私にとってビールは好きな人との距離を詰められるものだったんです。

あのクラフトビールフェス、一緒に行きません?
いいビアバーを見つけたので寄りましょうよ!
おみやげに買ったビールがあるから家で一緒に飲みません?

と、なにかと口実を作りやすいのがビールのすごいところ。
なんか、「あざとくて何が悪いの?」に出てきそうなあざといテクニックみたいで恥ずかしいですが(笑)

当時は好きな人との距離を詰めるために必死だったんですよね。

あの頃行きつけだったビアバーも、元々は当時好きだった人に教えてもらったところ。

だんだんその人と2人で行く機会が増えて、
でも結局その人の彼女になることはできなくて。

友達以上、恋人未満の関係が正式に終わってからはそのビアバーにも行かなくなってしまいました。

あのビアバーの店員さんには、私は彼の彼女に見えてたのかなあ……

少しだけセンチメンタルになりつつ、久しぶりのビアバーを楽しみたいと思います。

うん、大丈夫。
34歳の私は、きっと純粋にビールが好きになれてる。

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