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13月を作りたい。人の心をつかむ以前に、自分の心はつかめてる?

最近、自分の中で "TO DO"と "WANT TO DO"が混ざってるな…と感じる。



阿部広太郎さんの「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」
今年6月、この本と共に阿部さんご本人からこんな言葉をいただいた。







本をいただく前に、自分で購入して読んでいたので今年の5月にも本の感想については綴っている。


でも、最近ある企画を進める中で、一度立ち止まって自分の心と向き合う必要を感じ、あらためて読み直そう、と思った。




          ***




この夏、私はチームメンバーと一緒に「13月のカレンダー」という企画をした。


阿部さん主催の連続講座「言葉の企画」の中でチームで企画するという課題をいただき、そこから生まれた企画だ。ランダムに組まれたチームで、一度も対面で会ったことがないまま、企画書を作り上げた。


「13月のカレンダー」とは来年の1月1日から31日までを「13月」と呼び、2020年にできたことはもっとやれるように、できなかったことはできるように、2021年の一歩を踏み出すお手伝いをする企画。



11月も後半に入り、まだ先だと思っていた13月が少しずつ少しずつ近づいてきた。

13月を迎える前に、超言葉術を読み直し、自分の心を整理して自分の心をつかんでおきたい。
その上で伝えるべきことを伝わるようにして、相手の心をつかみたいと思った。それはチームメンバーであり、企画生のみんなであり、この企画に関わってくださる全ての人であり、これを読んでくださっている、あなただ。







【伝えたとしても伝わるとは限らない】

私は一人でから回ってないだろうか…?企画を進める中で、実は度々不安になっている。
自分の中で強い想いは、ある。
でもチームのみんなに、企画に携わってくれている人たちに、一方的に伝えるだけになってないだろうか?
伝わるように、伝えるにはどうすればいいのだろう。






【そもそもたとえばつまり】

そもそも私はなぜこの企画をやり通したい、と思っているのだろう?
せっかくはじめたチームの企画だから?
企画書上で「やる」と宣言したから?

これが答えだ、とは簡単には言えないけれど、13月というコンセプトをメンバー5人全員で出せたことが本当に嬉しかったから大切にしたい、という思いは強い。

13月で私たちが伝えたかったのは、
「過去を忘れてしまうのではなく、自分ができたことは認めつつも、来年に向けて前に進む気持ちを大切にしよう」
ということ。具体的な企画は詰まりきっていなかったけれど、この土台となるコンセプトはメンバー全員が納得してたと思う。


で、たとえば何をするのか。
13月に一歩踏み出そう、という気持ちをみんなで共有できるようなこと。

今年を振り返る。
それを踏まえて来年に向けたWishを書く。
その内容をラジオという形で共有する。
現物のカレンダーに書き込んで、忘れないようにする。


つまり、
過去を認めて未来への一歩を踏み出す。
それを自分で大切にする。
みんなと共有する。
そして、幸福に向かう意志を固めていく。



阿部さんに教えていただいた「幸福に向かう意志」
をみんなで行動に移していきたい。






【この偶然を必然化できないか?】

昨年の言葉の企画2019で、講義の初回の日5/18を「ことばの日」にしようという企画が誕生したという話。5/18という偶然を必然化し、運命を感じさせた唯一無二の企画だ。

そういえば、わたしたちが「13月」にたどりついたのも偶然だった。
私たちはたまたま、チーム13で。
13が忌み数で縁起が良くない数字という中で、何か前向きに捉えられないか?ということ。
チームメンバーで共通点が見つからなかったから、唯一の共通点である13で何かできないか?ということ。それが、はじまりだった。

そして、「13月」というコンセプトが出てきたとき
にみんながしっくりときたことがわかったあの瞬間は、今でも忘れられない。




【企画をすることは感動すること】

企画とは、感動する仕事。
でも、うまくいかないときに「やりたい!」より
「やらなくてはいけない」が勝ることがある。

…最近、13月のカレンダーの企画をどうにかしなきゃいけない!と思いすぎて、純粋にやりたいと思う気持ちが欠けてしまっていた気がする。

そもそも本当にやりたいと思ってる?
勝手に無理してない?
チームのみんなと思いをちゃんと共有して、
前に進めてる?

考え始めると、どんどん自信がなくなっていく。




【企画書を相手に贈る3つの心がけ】

①自分は本気か?
②相手は喜ぶか?
③本当にできるか?


本には企画書を作る上でこれを心がける必要があると書かれている。
私たちの企画はどうだろう。

②③は100%自信を持ってYESと言えないかもしれない…

でも、①だけはYESと言いたい。
ここまで来るにも、正直苦しいことはあった。
でも、私はメンバーのみんなと、企画生のみんなと、どうしてもこの企画を形にしたい。

みんなの負担がみんなの充実となるように…


そう思わせてくれたのはメンバーはもちろん、
たくさんのメンバー以外の人たちで。
振り返りシートとWishに丁寧に向き合い、
ラジオで語ってくれたり、ツイートしてくれたり。
デザインまわりを、コンセプトから考えながら手がけてくれたり…


中でもラジオは今後も続けていきたいと思うくらい、大切な時間になっている。

(Thanks to 稲永リクさん )


ラジオのイラストには2人だけど、
13月のカレンダーは、オリジナルメンバー5人で出したコンセプト。そのことは本当に、大切にしたい。


チーム企画提出後、わたしはこう綴っていた。

奇跡を奇跡じゃなくできるか?
答えは13月を迎えたわたしだけが知っている。
自分たちなりの13月に、出会えていますように。






今、自分の心を言葉にするなら…


未来に向かって一歩踏み出せることを
心から楽しみにする気持ちで、13月を迎えたい。



できれば、一人じゃなく
これを読んでくれている
あなたと一緒に。


13月のカレンダーのTwitterはこちらから。ぜひ覗いてみていただけたら、嬉しいです。







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