noteを始めた理由続けてる理由
note10周年、おめでとうございます……!
今ではすっかり書くことが習慣になってますが、私とnoteの出会いは5年前。まだコロナ前の2019年で、ちょうど入籍をした年。
出会った場所は「美容院」でした。
長年お世話になってる美容師さんからおすすめいただいて、ちょうどブログ難民になってたこともあり「おもしろそう!」と思って始めてみたのがきっかけで。
はじめは会食で使ったお店や手土産の記録をつけたり(「ひとりひしょか」というマガジンをやってましたがすっかり更新が途切れてしまった……)読んだ本の記録をつけたりとぽつぽつ更新してました。
大きく変わったのは2020年。多くの方がきっとそうであったように、コロナ禍で外出の機会が減りつつも、何かできることはないか?とモヤモヤしていた頃。
「言葉の企画」というコピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが主宰する企画講座と出会いました。
半年間にわたって、毎月いろんな企画にまつわる課題が出て。自己紹介の企画、テレビの企画、名付けの企画、チームの企画……などなど、いろいろあった中で「記事を書こう」という回がありました。「あの感情に今、名前をつけるなら」をテーマにnoteの記事を書く、というもので当時私が書いたのがこちら。
自分なりに当時のせいいっぱいの想いをぶつけたけれど、先生が選んだ「印象に残った3作品」には入れず。それなりにnoteを書いてきたはずなのに……と悔しい思いをしました。
一方で、「せっかくだから」「おすそわけ」という言葉を見ると私を思い出す!と一部の仲間たちが言ってくれたことが嬉しくて。例えうまく書けなくても、書くことで誰かに何かが届くことがある。そんな可能性を感じたときでもありました。
思わぬ形で、自分が書いた記事が多くの方に届く……!そんな信じられない出来事が起きたのが、こちらの記事。
あらためて読むと文章が拙すぎて恥ずかしいですが、私にとって今でも大切な記事です。
親友が大好きなアイドルに毎日かかさず手紙を出し始めた。そのエピソードに心を打たれた私は、この話を書きたい!誰かに伝えたい!という衝動が抑えきれずに、カフェに駆け込んで夢中で思いを言葉にしました。
何かに取り憑かれたようなあのときの自分はなんだったんだろう?と今でも不思議なのですが、それほど理屈抜きに突き動かされたエピソードで。
何人かに届けばいいな、と思ってたものがnoteさんに取り上げていただいたことによりあっという間に広がり、たくさんの方に読んでいただくことができました。
何より嬉しかったのはあたたかい感想の言葉をいただけたことと、それを親友に伝えたらすごく喜んでくれたこと。
自分の心の中で終わっていたはずのことが、わざわざ文章にすることによってこんなふうに広がって、あたたかい輪ができていく……noteの力の大きさを知った瞬間でした。
毎日更新していて、なんの意味があるのだろう?読んでくれてる人はいるのかな?何のために書いてるんだっけ?とわからなくなるときもあるけれど。
それでも書き続けるのは、言葉にするからこそ生まれたり広がったりするものがあって、noteが自分を思わぬところへ連れて行ってくれる気がしているから……だと思います。
あの日おすすめしてくれた美容師さんと、これまで読んでくださった全てのみなさんに感謝しつつ。
明日からもいつものように、noteと共に暮らしていきたいと思います。
noteさん、今までも今も本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
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