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塾講師雑感: 10言ったことに対して◯◯で返してくる生徒

片田舎の塾講師として日々さまざまな生徒たちと接しているわけですが、夏休みという時節柄、学習法などにアドバイスを求められることも多いころ。

私の場合、大筋は同じであっても生徒の到達度や性格に合わせて少しずつアドバイスの内容を変えています。そしてあれとこれをこの位のペース・方法で進めると良いよなど、10言った課題に対して、例えば1週間後に各生徒が返してくる割合はいろいろなんですよね。

①10言ったことに対して11(かそれ以上)で打ち返してくる生徒
こういった生徒は方向性さえ示せばあとは放っておいても自走してくれます。こういう子は量をこなすだけでなく学習法など質の面でも独自の工夫を加えたりして、こちらの方が勉強になることも多いもの。あとは途中で燃え尽きないか持続性のチェックだけはケアが必要ですけど。

②10言ったことに対して素直に10で返してくる生徒
そんなの当たり前だろうという話ですが、実はこれが意外と難しい。塾講師としては1番責任を感じるところ。何としても結果を出させなければと。そして出来うればどこかで自走してもいけるように、11で打ち返せるよう、促していきます。

③10言ったことに対して9〜6で返してくる生徒
現実問題、これが少なくないんですよね。もちろん学生だから勉強以外にもいろいろあるのはわかっています。部活やら学校行事もある。体調が悪い時だってある。それは分かる。でもなんでそうやって毎週毎週ちょっとずつ間引いてくるの?そこまでやったんなら仕上げてきてくれー。1週間の遅れは1〜4であってもそれが積み重なると差はどんどんどんどん広がっていくんやー!

で、このタイプの生徒によくあるのが、10やりきる前に独自のアレンジを加えたがると。それがまた的外れなことが多い。。いらん変奏をする前に頼むからやるべきことを優先しておくれ〜。

④10言ったことに対して半分以下で返してくる生徒
人間だもの、1回や2回はそういうこともある。でも毎度毎度それなら、こちらも求める量を減らし、そして時が来るのを待つのみ。どこかで気づいて心を入れ替えるか、私とはご縁がなかった、となるか。

今の時代、大学に進学する方法は純粋な机上の学力だけじゃないんだから、推薦など総合的な戦略を考えることも。ただそれで何とか大学に入ったとして、その後大丈夫なんかなと心配にはなるけども。。

【最後に】
塾講師としては①②の生徒を増やすべく日々の声かけとか課題の量を工夫すべきという話なのですが、それと同時に、次の諺のように思ってしまう瞬間もあるんですよね。。

You can lead a horse to water, but you can't make it drink.
(馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない)

lead A to 〜とかmake O +原形不定詞とかおぼえておくと文法定着にも役立つ諺ですね!

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