見出し画像

Case Closedって!? コナン君の英語版vol.1を入手した

芸人ラバーガールのYouTubeコントで「名探偵コナン大好き芸人オーディション」という動画がありまして。

大水さんがたいして知識もないのに名探偵コナンを強引に語ろうとするネタでこれが私は大好きなのですが、実のところ自分も同じくらいコナン君のことを知らない、というほどまでではないにしても、世代の割にはちゃんと見たことはあまりなくて、一度原作を最初から読んでみたいなーとかそれとなく思っていたところに、ふと立ち寄った岡山イオンの未来屋書店で英語版コナン君のvol.1を見かけ、そういえばコントでもコナン君の1話でコナン君は出てこない!とか言ってたけどどういうことか確かめてみよう、英語の勉強にもなるし!という勢いでちょっと割高感はあるものの買ってみました。

タイトルは"Case Closed"(事件解決)なんですね。映画『名探偵ピカチュウ』は"Detective Pikachu"だから、てっきりDetective Conanみたいな感じかと。このclosedは文法的には形容詞としてみるべきか過去分詞の形容詞的用法とみるべきか。北村紗衣さんが紹介していた授業の終わりによく聞くClass dismissed(今日の授業はここまで)のような語法ですね。

駅前の快活CLUBに移動して日本語版原作一巻と比較しながら読んでいるのですが、いろいろ違いが見られて面白い。File.1のタイトル「平成のホームズ」(時代を感じますね。。)は'A Modern-Day Sherlock Holmes'。流石に元号は変えてますね。

ストーリーやコマ割りは基本そのままなのですが、漫画ならではのオノマトペ表現が興味深い。最初のページの雷の「ゴロゴロ」は'RUMBLE RUMBLE'に、新一の歩く足音の「カッカッ」は'TMP TMP'などとなっている。そして犯人に地球儀を蹴り飛ばすときの「ドコ」という音は'KABONK'。これは爆発音のkaboomから来てるのかな。

そして個人的に衝撃だったのは新一と蘭の初紹介シーンでして。。

JIMMY KUDO,
JUNIOR AT TEITAN HIGH
SCHOOL

RACHEL MOORE,
JUNIOR AT
TEITAN HIGH
SCHOOL

ジミー・クドウにレイチェル・ムーア??
さらにもう少し後で出てくる毛利小五郎はRICHARD MOOREとなっている。MOOREはローマ字読みすればちょっと毛利感はあるかなあ。。

あからさまに日本設定で各回の登場人物名はおおむねそのままなのに主要キャラは変えるんですねー。もっとも阿笠博士や目暮警部はDR. AGASAやINSPECTOR MEGUIREとわりとそのままでしたが(元ネタのアガサ・クリスティはAgathaではあるけど)。

たださすがに絵は基本そのままでいっているので(とはいえ「毛利探偵事務所」は'RICHARD MOORE P.I.'などとなっている)、問題が生じている箇所もある。

例えばFILE.6の毛利小五郎がアイドルの沖野ヨーコにサインをねだるシーンでDon't forget to write "To Richard"と言った後に実際に色紙に書いてもらったところでは、

とおもっきり「小五郎さんへ」となっている。。

そんなこんなで、日本語・英語の表現の違いやコナン君初期の物語や設定を楽しみながら味読しています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?