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ついにハイラルから帰ってこれた

<前回

Switchのプロフィールによれば180時間以上のプレイ。地底マップはコンプ、祠は150クリア。ハートの数的にはあと10?(Twitterに書いた計算はミス)コログは330。武器以外のポーチはまだ埋まっていない。スクショは1400枚越えてた。

ひたすら褒めるとこ

本当にすごいゲームだった。6年前のSwitch本体と同発の前作の流用にして、上がりまくったハードルを尚越えてた。

特に前作がストーリーが軽め(メインキャラほぼ故人、メインストーリーはほぼ過去回想)だったが、それが自由度の高さや自然の中を冒険する空気感に繋がってたが、今回は濃い。そして演出がめちゃくちゃ良い。スプラトゥーン2のオクト・エキスパンションから特にそう感じるが、最近の任天堂のゲームのストーリー演出が映画的でありつつゲームシステムと音楽をめちゃくちゃうまく使ってる。

異種族が一同して巨悪に立ち向かう大作ファンタジー映画的でもあり、ほどほどのサプライズや伏線もあり、ゲームのシステムも音楽の使い方もめちゃくちゃうまい。奇をてらってるようなのでなくシンプルに強い。マジでこういうのでいいんだよ。

180時間もやっててダレることはほとんど無かった気がする。何せこの時間でだいたいの探索とメインストーリーだけでいうほどやりこみ要素はやってない……むしろ服強化とかスナザラシ人形集めとかの一部面倒なミニゲームとかは寧ろスルー気味だった。ひたすらやりたいことだけやっててこのボリューム。矢や武器、料理はほどほどに使って戦闘を避ければ貯まっていくし、ガンガン強敵とやり合えばどんどん消費していくループが出来上がっており、すごいいいバランスだった。

祠のパズルやバトルもハートの少ない状態での全裸の試練とかはかなり苦戦した気がするが、全体的にはほどほどに詰まっていいバランスだった。だいたいの祠では宝箱も取ってたし諦めて帰ることはほぼなかった。地底と地上の2つマップもそれぞれ違ったり関係があったりで本当に良いマップデザイン。

ストーリー終わってみて

先に探索をほとんど終えてからメインチャレンジを一気に進めたので、特にハイラル城での四賢者集結、龍の涙のエピソード完結、マスターソードゲットからのラストバトルの流れは本当に熱い。オープンニングで手が届かなかったゼルダにラストシーンでメインテーマ+ゼルダの子守唄が流れつつプレイヤーの操作で手で伸ばして掴むのは最高だった。どこかで聞いたが今回はこの手を繋ぐ演出がめちゃくちゃ良い。四賢者+ミネルのそれぞれの繋ぎ方の違い、最後のゼルダを元の姿に戻すシーンでのリンクとラウルとソニアの3人の手を合わせるところ、スタッフロールでもそれぞれの手を繋ぐシーンを振り返っててめちゃくちゃ印象的だった。時と光(増幅?)の力で人間に戻れないとされたゼルダを戻すのもうまい。

リンクも心なしかいつもよりいい顔

ゼルダの現在については地上絵の過去話でドラゴラム龍化の話が出た時に割りと察したし「わたしを探して」の意味も汲めたけど、覚悟の決まり方とかリンクに対する信頼とか、その龍のビジュアル(特に目)とか涙を落としてそれが記憶を見る機能を持ってるとか、分かってても、なんかこう……すごく良い。

ラウルもゼルダの伝説シリーズではリンクを手助けするポジとしてお約束の王様だが、ビジュアルのカッコよさも激昂時に第三の目が開くのもシャイニングフィンガーなのもすべて良い。龍の涙や碑文から過去のキャラクターがほんのり読み取れるのもよかった。この辺の考古学的なストーリーの読ませ方、前作もそうだったけどアクティブにプレイヤーに想像させて知りに行かせるのがゲーム的でとても良い。碑文探しのイベントなんかは翻訳してくれるリードウの興奮ぶりもあり、テキストオンリーなのにこっちまで興奮させられた。

ラストダンジョン~ラストバトルは展開も熱かった一方で緊張もしたし割りと苦戦もした。ボス戦は準備期間が長いほどいざ挑む時に緊張するものだが、100時間以上のほぼ探索してた時間がある意味では準備期間だったので、これで勝てなかったらマジでどうしようかと手に汗も出る。そして思ったよりラスダンのザコラッシュに苦戦(主にアイスとエレキキース)し、うっかり白銀ライネルと戦って装備をけっこう消耗してしまった。さらにチューリの風頼みで進んでたところでの賢者禁止令は本当にビビる。幸い、そこから最奥までは大した戦闘も無く、ワープマーカーも置けたので一旦、帰って無駄に壁破壊して枯渇したバクダン花を買って瘴気ダメージを回復した。ラスボスはラッシュしないとほぼダメージが通らなかったが今回は前作より心なしかラッシュ出づらくて苦労した。しかも準備していた完全回復アイテムも服の防御力も瘴気ガードもほぼ役に立たず、挙げ句に瘴気ダメージを越えて完全に体力の最大値を削ってくるわ、ボスのHPバーが笑っちゃうくらい伸びるわ(実際笑ったしセンタリングしろと突っ込んだ)で、終わってみればホントいいラストバトルだった。

過去の四賢者については描写が少なめだったけどその辺りはDLCだろうか……?仮面を被ってたし四賢者のストーリーはほぼ使いまわしなので、ラウル、ソニア、ミネル、ゼルダを中心にメインストーリーを展開させるために敢えてなのかも。

残念なとこ

個人的に一番はアイテムはもう少しカテゴリでフィルタしたかったところか?前作以上に種類がエグいし手に持ったり矢のスクラビルドの時に特に。「よく使う」が便利なのだが、逆にこれのせいであまり多く種類を試すことはなかった。バクダンとアカリダネが特に使用頻度多かったが、ホーミングする目系もクソエイムの救済措置として便利。強引な曲射にも使えた。セルフお気に入りみたいな機能があるとよかったかも。或いは同系統のアイテムはまとめて上下で切り替えるとか。

前にも書いたが仲間の挙動は邪魔なことが多いのなんのでチューリ以外はほぼ仕舞ってた。ゴーレムはせっかくならもう少し使いたかったが、移動も決して早くないし使い勝手があまり……仲間になるタイミングの遅さを考えるとブループリントの代用で無限ロケットとかできるくらいでも全然よかった気がする。仲間の能力も近づいてAボタンで発動というのがまず使いづらい。下ボタンが馬を呼ぶしかないのもったいないので、下ボタンも長押しで仲間の能力発動とかにして欲しかった。

しゃがみ状態がボタン操作や狭い地形に登ったときとかで、うっかりなりやすい割にすぐ解除されずアクションが取れないことも多かった。しゃがみ自体はあまり使う機会が無いので大きく数秒スティックを倒したりジャンプしたらすぐ解除されてほしかった。

Lのリングコマンドもやや使いづらかったな。正直、マップはあそこにいらんだろと。特に他のコマンドと違ってうっかりマップ開いてしまとそのままLで変更できないので。アミーボも自分は持ってないけどそんな高頻度で使うか?

服の強化がけっこうえげつない。ここだけバランスが良いとは言い難い。要求素材が高すぎる上にそもそも大妖精4人の解放もけっこう時間を要する。もうちょっと早めにLv2くらいまでは簡単に強化させてくれても良かった気がする。

あと今回はストーリーが濃くなった影響でメインシナリオは自由度が減った感じ。順番自体を自由には遊べるのだが、四賢者を先に終わらせておくべきな雰囲気を感じた。四賢者→ハイラル城→ワッカ遺跡→魂の賢者→コログの森→マスターソード→地底のラスボスが理想的か。自分の場合はうっかり四賢者より先に魂の神殿をクリアしてしまっていたので、ゼルダが偽物と分かってワッカ遺跡調査からゾナウ遺跡調査して雷雲消滅、雷の空島を通って龍頭島へたどり着く流れがまったくの無意味になってしまっていたし、メインチャレンジのあらすじも見覚えないセリフが入って矛盾してしまったし、ハイラル城クリア後のもう一人賢者がいる!という流れがサプライズでもなんでもなくなってしまった。

聞こえてきませんでした。もう会ってるから

もう少しメインチャレンジを早めに進めて探索をほどほどにすべきだったか……にしても龍頭島に入れる条件はもうちょっとハードで良かったんじゃないかと思う。落下石にモドレコしたら偶然あっさり入れてしまった。地底のゴーレム製造所や魂の神殿もそれより先に見つけてしまっていたし、雷の神殿くらい隠蔽してくれてもよかったのでは。リト族の村なんかの雪解けが特にそうだったが、今回フィールドマップの変化する仕組みもけっこう大掛かりだったので、その辺もやって欲しかった。自力で発見した際もなかなかなサプライズではあったけど、ストーリーに沿って見つけた方がここは良かった気がするし、自力で見つけてもストーリー進めてないと何も出来ないところでもあるので。

気になるとこ

前作ではラスダンであるハイラル城を調べるようなサブイベもあったのでうっかりラスボスに準備なしで挑んでうっかり勝ってしまったが、ストーリー薄めの前作ではそれでも割りと問題はなかった。居場所も分かってるしマスターソードが無かろうがガノンさえ倒せれば良しなのは最初からだったので。

だが今回は準備万端でラストバトルに挑んだが、そうなると準備不足での展開どうなってたかが気になる。四賢者をガン無視していたら?半端に1人だけとかなら?マスターソードやゼルダの居場所を掴めてなかったら?周回プレイが無い以上、これを最初から確認し直すのは難儀すぎる。そうでなくとも、今回は攻略順でセリフがかなりのパターンがありそうなのですべて把握は無理ゲーっぽい。

あとは先にも書いたがDLCはあるのか?これ以上、1本のゲームに詰め込むとか正気か?とも思うので、ゼルダ無双2とかあったら過去の四賢者の深掘りもされるかもしれない。ちなみにゼルダ無双は買ったが途中で積んでる……。これもやるべきか。

余韻がすぎたらヴァリスゼアに行きます

レグナスにもちょくちょく顔を出します。

いや本当に近年稀に見る余韻。満足度。それもここでだいぶ吐き出せた。しばらく思い出に浸っていたい。だがそんな余裕も残念だがあまり無い。あとはサントラ待ちかな。あと資料集。

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