【感想ポエム】現実はいつも人の予想を裏切る
これは実際にあった出来事なので
物語のようには行かないんだ。
恋人にフラれ母親に捨てられ
人生どん底の惨めな男が
凶行に及ぶかと思いきや
新生児室に眠る娘の姿を見て
やり直そうと生活を改めたり。
ずっと二軍に甘んじて
悔しい想いをしていたチームが
「自分たちを昇格させてくれ」と
市長に訴えたら意外とあっさり
チャンスをもらえたり。
現実は予期せぬところで微笑み
人生は捨てたものじゃないと人々に思わせる。
でも予想以上の幸運が起こることもあれば
予想以上の悲劇が起こるのも現実なんだ。
作中いざという時のために
繰り返し行われていた訓練は
完璧に行われたにも関わらず
その悲劇を防げなかった。
どれほど人々に愛されていたか。
どれほど社会に貢献して来たか。
そんなこととは無関係に
最悪の事態は突然起きる。
「もっと良く生きていれば」じゃないんだ。
その人たちは十分愛されていた。
「あの時、自分がこうしていれば」じゃないんだ。
自分の行動が何に繋がるかなんて
誰にも事前には分からない。
善行と努力を積み重ねることは
決して無駄では無いけれど
悲劇を免れる保証にはならない。
どれだけ大切で守りたいものでも
個人の力では及ばない領域がある。
これは、そんな人生の不条理さと
やるせなさを感じさせられる映画で
弱者が強者を見返すような大逆転も無ければ
起きた悲劇に対する十分な見返りも無い。
それでもこの映画を見られて良かった。
人が生まれて来た意味や価値は
悲劇によって奪えるものでは
無いと分かったから。
🍀あとがき🍀
今日の詩は、『オンリー・ザ・ブレイブ』という映画の感想ポエムです。
展開予想がことごとく外れるなと思いながら見ていたら、最後に実話をもとにした作品だと知って、現実は良くも悪くも人の予想を裏切るということを改めて感じさせられました。
人に紹介できるほどつぶさに鑑賞したわけではないので実際の内容とは異なるかもしれませんが、今日はこの映画に関する感想が自分の中でいちばん大きかったので、映画感想としては不十分ですが、このまま投稿させてください。
🌸最後までご覧くださり、ありがとうございました🌸