保育士が体操指導で独立するまで〜夢を叶える3つの方法〜

 初めまして、Wish体操クラブの谷口です。最初に僕の自己紹介をさせて頂きます。

僕は体操指導に関わっていますが、体操競技の経験は一切ありません。なんなら興味がありませんでした。僕は体操指導の仕事に着く前に、保育士として6年間保育の現場にいました。保育士は僕の子どもの頃からの夢でした。

 人にはそれぞれ叶えたい夢があると思います。そしてその願いを叶えて行くまでの3つの方法をご紹介します。

①「心からその夢が自分の中で輝いているか」に気づく事

 夢を叶える為には叶う時まで莫大な力が必要で、挫折や葛藤がたくさんあります。その中でモチベーションを保ち続ける為の「気持ちの強さ」が必要です。

 なんとなく「これやってみたいな」と夢を描く事はとても大切ですが、その夢を描き続けることは「なんとなく」では難しいのです。僕が保育士の夢を強く描けるきっかけになったのは、中学校の時の職業体験です。

僕が職業体験に行った保育園は子どもたちも楽しそうに遊んでいて、先生自身も楽しんで仕事をしていると子どもなりに感じていました。

そしてその仕事を体験することで、子どもと遊ぶことの楽しさ、子どもが自分を好いてくれていることを感じ、「この職業を仕事にしたい!」と思うようになっていきました。

夢を描き続けるきっかけになるのは「自分の中でこれがいい!」と強く感じる事だと言えます。それが夢を「追いかける」原動力となるのです。

②その夢に必要な事・方法を考える

 夢を描き始められたら、次にすることは夢を実現する為に必要な方法・手段を考える事です。

 保育士になる為に必要な事は、保育士資格を取得する事が必須になります。その為にできる手段を考えるといくつかの方法が出てきます。

・保育士試験を受験して取得する

・専門学校・大学を卒業して自動的に取得する

大きく分けてこの2つが保育士になる為の方法です。そしてどちらの方法も年齢制限があり、中学校の時の僕には物理的にすぐに保育士になる事は不可能でした。

そこで、次に僕が始めた事は、「保育士になる方法を深く調べる」事でした。僕が子どもの頃はネットの普及が進んでいませんでしたが、現在ではキーワードを調べるだけで気軽に情報が手に入る時代です。

夢を叶える為のハードルが低くなっているとも捉えることができます。

保育士になる為には18歳以上という年齢の壁があります。試験を受けることも、大学に入学することも、18歳になるまでは絶対に実現ができないのです。ほとんどの人はこの段階で夢を変えるか諦めてしまいます。

「自分には向いてない」と諦めてしまう時も、もしかしたら向き不向きの前の段階で諦めているだけかもしれません。


③夢を叶える為の努力を惜しまない

 最後の段階が一番人にとって難しい事だと思います。

夢を叶える為に努力する事は短期間できても継続する事は難しいです。

僕にとって最大の難所は「高校受験」と「高校卒業」でした。

試験は不合格だと夢の終わりに一気に近づきますし、高校留年は夢の実現が遠のいてしまいます。

だからこそこの2つの難関を突破する為に、普段しない勉強を1日6時間以上もやっていました。(その分高校入学してからの反動が大きかったですが笑)

夢を実現する為には最低限必要な努力があります。それをせずに夢を叶える事はできません。ハードルを乗り越える為に必要な努力は惜しまずやる事が実現の最低条件、そして最難関のハードルです。


夢の実現・実現してからの課題

そして僕は高校も無事合格・卒業し、2年間の専門学校も修了し、就職試験も突破して夢の保育士になれたわけですが、そこからも課題はたくさんあります。

★社会の厳しさを実感した

・いざ職務に入ると、理想と現実のギャップに驚きました。

書類仕事が多い・製作の準備が大変・定時で帰れない・先輩との人間関係。その他諸々夢を実現した後も乗り越える壁が多すぎて大変な事もありました。

ブラックな仕事なのか?と思うかもしれませんが、現実はそんなに甘くないのです。裏方の業務が日々の仕事には必ずついて来るのです。

楽して仕事はどんな仕事でも不可能で、何かしら大変な事はあるのです。


強い意志で実現した夢ほど継続の力になる

 大変な事も多かった自分の夢の仕事をなぜ6年も続けられたのか。それはきっと「夢を実現させた強い気持ち」のお陰だと思っています。

なんとなくで就職した仕事ほど、続ける価値を見出せず、「本当はこんな仕事やりたくなかったのに」とやめてしまうものです。

そこで僕自身が思う事。

「いや、自分でその仕事選んだんやでな?」です。

本当はやりたくなかった。でも選んで面接に行ったのは自分ですよね?

企業側はやりたいと思っていない人を採用するほど暇ではありません。

全部自分自身で選択して決めているのです。それはただの言い訳で、「自分のやりたい夢を見つけられず、追いかけられなかった自分」の責任なのです。


そして自分の強い意志で決めた夢の仕事は、不思議と頑張る気持ちを立て直せる力になるのです。「自分で決めた道だから」「もうちょっとがんばろう」という気持ちが起きるのです。


夢の次の「夢」をみつける

自分の夢だった保育士も、続けていくうちに次のやりたい事が見つかるようになってきます。保育士のトップになりたい!園長になりたい!いろんな夢が浮かんできます。

僕の次の目標は「体育が苦手な子どもたちに体育を教えてあげたい」でした。保育士として働いていく中で、子どもたちが苦手や困難に立ち向かっていく姿を一緒にみていく中で、そんな気持ちが湧き起こりました。

皆さんもきっと夢を実現した後に次にやりたい事が湧き出て来るはずです。

そこで僕が選んだ次の夢は「体操の先生」でした。

そしてこの夢も最初の夢と同じように、どうすればなれるのか、自分でも受け入れてもらえる体操教室はあるか等調べて指導員になり、3年の経験を経て1教室の責任者を任せて頂き、今年3月「Wish体操クラブ」として独立しました。

ここまでの道のりは綺麗事ばかりではありません。

大きな失敗もたくさんしてきました。恥ずかしい事もたくさん経験しました。歯を食いしばるぐらい辛い経験もたくさんしました。

そして今は自分の店を守るという重積を背負っています。

それでもこうして今頑張れるのは、「夢を叶える為の強い気持ち」のお陰だと思います。


夢は叶うものばかりではないかもしれません。ですが気持ちが伴っていなければ叶うものも叶わない。必要な努力を怠れば実現しない。


逆に言えば、それさえあれば可能性は開けるのです。

これを読んで頂いている皆さんの今描いている夢も、もしかしたら今からでも遅くはない。

夢は勝手に叶うものではなく、叶える物です。

今からでも挑戦してみませんか?

皆さんの描く夢を応援しています。







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