うちの猫の名前はかわいいだけじゃないぞ

うちの猫たちは保護猫出身。
東京都葛飾区にあるアルマ東京ティアハイムという保護シェルターでもらってきた。

特定非営利活動法人ALMA(アルマ)

茨城県で4兄弟で保護されたらしい。
みんな毛色が違って、みんな可愛い💕
当時の写真を漁ってみたら悶絶…(*´Д`*)ﾊｧﾊｧ…
みんなキトンブルー。ということは恐らく生後２ヶ月未満。
一体どういう経緯で保護されたんだろう❓
もしこの子たちが話せるのなら、子猫の頃の話が聞きたい。

『子猫たちのデビュー』

アルマのスタッフの方から聞いた話によると、埼玉県は行田に縁のある方がこの子達を保護してくれたらしい（ありがとうございます）
なので、ぎょうだの４文字を各々の頭文字に当てたそうな。覚えやすい。

ぎんじ
よう
うらら
だいち

なので、私たちが彼らに出会った当時、こんぶは「だいち」で、みかんは「うらら」だった。

我が家に迎えるにあたり、新しい名前を付けたいと思い、家族で１ヶ月ほど意見を出し合った。

名付けには人一倍こだわりのある私が、彼らの名前を決めるにあたり悩んだ過程をnoteに残しておこう。

【大事にしていたこと】
・兄弟であることが分かる（お互いの名前に共通点がある）
・名前を聞いただけで、どっちの猫を指しているかが分かる
・名前だけで性別が予想できる
・ひらがなもしくは漢字

兄弟であることがわかる

男女の２人兄弟といえば、国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」でしょう❗

画像引用元：映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! オラと宇宙のプリンセス

しかし、しんのすけとひまわりは明らかに年の差がある。
ハチワレの子は大らかな性格だけど、妹の面倒を見るおにいちゃんってイメージじゃないな…ごはんを奪い取るし。
違和感が残るので却下。

ひらがなもしくは漢字

これは最新の人気猫種ランキング。

こういう子たちは、カタカナのなまえが似合いそう。
ふわふわのクッションに寝そべって、マンションの窓から物憂げに外を眺めてるイメージ✨

うちのこ達は野良出身。

ソファより座布団、
ガラスの器に盛ったモ○プチより
お茶碗に雑によそられた猫まんまが似合う。
どこに出しても恥ずかしくない、THE・日本の雑種。

なまえはひらがなで、和風の響きにしよう。

名前を聞いただけで、どっちの猫を指しているかが分かる

うちの人間の子供達に「おでこ辺りでぱかっと割れてる模様の猫をハチワレって言うんだよ」と教えたところ、長男が「じゃあ、ハチワレの方が"ハチ"で、もう１匹を"ナナ"って呼ぶのはどう？」と提案してくれた。

この案も分かりやすくていいな、と思ったけど、これだとまるで茶白のナナと名付けられた方がハチの付属物のような感じがして、罪悪感がふと湧いた。うーん、却下。

やっと決まった君の中は…

こんな感じであーでもないこーでもない、と悩みに悩んでやっと決まったのがこれ❗

漆黒の毛皮に包まれ、まるで海藻のようにぬるりと動き回るこんぶと、
あたたかな日差しを毛皮に取り込んだように柔らかな毛並みのみかん。

ここで名付けの際に大事にしていた項目を改めて見てみる。

【大事にしていたこと】
・兄弟であることが分かる（お互いの名前に共通点がある）
・名前を聞いただけで、どっちの猫を指しているかが分かる
・名前だけで性別が予想できる
・ひらがなもしくは漢字

黒白のハチワレの猫と茶白の猫がいて、「こんぶとみかんです」と言われて、どっちがどっちか分からない人は多分いないでしょう。

そして、こんぶとみかん、実は共通点がある。
ふたつとも縁起物なのだ。

古来から縁起の良い食べ物として、結婚式やおめでたい席に用いられる昆布。よろこんぶ。
そして、お正月に欠かせない鏡餅と言えば頂上に君臨するみかん。

こんぶとみかんという２匹のきょうだい猫たちは、幸運なことにシェルターに保護され、私たちのところまでたどり着いた。

そして、私たち家族は初めての猫たちとの生活でたくさんの発見、新しい関係を知るチャンスを得ることができた。

我が家にしあわせを運んできてくれたこんぶとみかん、元気に長生きしてね。