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自撮りアイコンをやめた理由
先日、Xとnoteのアイコンをこっそり変えた。
(お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが)
以前は、自撮りした顔のドアップだった。
かれこれ5年くらい、X(旧Twitter)やnoteで、その写真をアイコンにしていた。
でも、あることがきっかけで、そのアイコンが猛烈に恥ずかしくなった。
そのきっかけとは、写真家の幡野広志さんが書かれた『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』の、以下の部分を読んだこと。
LINEやSNSのアイコンで自分の顔をドアップにしている人いますか? タレントさんと政治家とウケ狙い以外で。あんまりいないですよね。顔のドアップじゃなくて引いて雰囲気がわかる写真であることが多いですよね。
相手が好きな人であればあるほど近い距離で撮影をしてしまいがちです。心理的に近づきたいから。だけど被写体にとってはストレスですよ。写真をたまたま見た第三者もストレスを感じる場合があります。
これらを読んで初めて、自分のアイコンは「見てくださった方々にストレスを与えているかもしれない」と、やっと気づいた。
自撮りのドアップ写真なんてナルシストぶりが全開だったと、冷静に振り返れば更に恥ずかしくなる。
以来、自分のドアップではなく「引いて雰囲気がわかる写真」を探しまくった。
するとスマホの写真フォルダの中で、とあるイベントに参加した際に主催者の方が撮ってくださった写真が見つかった。
もちろん元々は私一人だけじゃなく、周囲に他の参加者の方々もいらっしゃる写真なのだが、それをトリミングした。
おかげでクリックすると私の顔はぼやけているのだが、そうしない限りはただ「両手を開いて楽しそうにしている人の写真」に見えるから、いいかなぁ、と思っている。
「良かれ」と思ってやっていることが、ひそかにいろんな方にストレスを与えてしまってること、他にもいろいろあるかもしれない。
「自己を客観視することは大事だよなぁ」と、また気づかされた次第。
なお、『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』については、以下の記事でも感想を書いている。
ともかくこの本を読んで、写真の撮り方よりも何よりも「他人との適切な距離感」についてしきりに考えさせられるばかり。
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