キャピタルフライトとは何か?
昨今の投資信託ブーム、積立NISAの2024年から始まる新制度も追い風となり、証券口座開設数も過去最高なのは喜ばしいことだが、その内容を見てみると外国籍のファンド購入が増えている。これは国内証券会社を通して海外株式に投資しているのと同じ意味合いになる。
まさにキャピタルフライトが起こりうる。というか、時すでに遅しなのかもしれない。ニュース以前から富裕層の個人マネーは海外に流出しているからだ。
最近の投資信託ブームより10年以上前から、海外に口座を開設し高金利の定期預金で運用している日本人富裕層は相当数いた。
国名はあえて避けるが、一時は海外口座開設のツアーまで組まれていた。
その口座が今現在どうなっているかは、ここではあえて言及しないが、中には口座を使わずに放置していたため、口座自体がロックされてしまい、使い物にならなくなったという声も多い。
これについてはまた機会のある時にメンバーシップの方でこっそりお話ししましょう。
さて、本題に戻そう。
マネーはなぜ海外へ逃避するのか?
そりゃそうです。世界の人口推移を見ればわかる通り、成長が見込める国の企業に投資をしたいのは当然だ。
日本のGDPと海外のGDPを比較すればだれでもわかる。
今後日本は少子高齢化により、労働人口は先細りする。
労働人口が減るということは、その国の産業も縮小せざるを得ないのだ。
では、今後も人口が増え続け、世界経済の流れを司っているのはどこの国か?
そう、アメリカだ。
上の表のとおり人気投資信託のほとんどが米国株から組成されているファンドだ。
2024年から始まる新NISA制度で、この流れはますます強まるだろう。
昨年末からのアメリカ国債の金利上昇により一旦は米国株熱がややうすれたものの、アメリカのインフレ退治が一旦おさまれば、米国株への投資熱は再燃されるかもしれない。
そうでなくとも、いまから積立NISAや資産運用を始めるなら、購入するファンドはその類を選択するのが賢明だ。
アメリカの経済指標に目を離すな。
投資で外国株や投資信託を買い続けるのであれば、多少なりともアメリカの経済指標は勉強して見守る態度が必要だ。
ただ単に購入して、ほったらかしでいいかと言えばそうでもない。
10年、20年サイクルの中ではアメリカといえども経済が停滞する可能性はありうる。その時点で自身のライフサイクルと照らし合わせて、ファンドを売って現金化するのか、持ち続けるのか?という退路を迫られることも十分考慮するべきだ。
日頃からこのような経済に関するニュースをつぶさに読み解いて、金融リテラシーを磨いていただきたい。
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