【0108】なんのために?
昨今、DX(デジタルトランスフォーメーション)が企業戦略の重要な位置づけとされていますが、なんのために?という根本を失念してるケースが散見されます。
システム系の職業の方は「飯のタネ」なので、大いに稼いでもらいたいですが、そのサービスを受ける事業者側は、あらためて「なんのために?」というDXの目的について再考すべきと思います。
日頃の業務の中で
・人間が対応する方がよい業務(アナログ系)
・システム化した方がよい業務(デジタル系)
があると思います。
DXによって非対面で商売が可能になって、システム導入したけど売り上げ落ちた。は、おそらく何かが間違ってます^^
まずは、現在の業務を俯瞰して、業務の一覧を作成することから始めて、
アナログ系とデジタル系に業務を分野わけすることが必要です。
デジタル技術の分野の発展スピードは加速度的なので、
もちろん業務によってはアナログ系をデジタル系が補完するハイブリッド系もあります。
DXの目的は、売り上げ拡大と省力化です。
デジタル技術を導入することによって、お客様との関係がより深くなったり、信頼感が高まるサービスを、より多く提供できるようになるのであれば、あとは費用対効果だと思います。
一方、デジタル技術を導入することによって、社員の教育に時間がかかるか、手間が増えたり、属人化が加速するなら、ちょっとまっただと思います。
たとえば、企業の相談窓口を考えた場合、
自動応答と有人の対応では、お客様の評価はまったく違います。
WEBしか相談窓口がありません。というのはいかがなものでしょうか?
現在のサービスは、よりクリティカル化して、かゆいところに手が届くサービスに需要が集まる傾向があります。
とするならば、相談窓口は人間が対応する方がよい業務かもしれません(もちろん一概ではありません)
当たり前ですが、
どこかの誰かの成功パターンをまねてうまくいくほど、商売はあまくありません。
どこかの誰かの成功パターンをまねて、自社に適合させるべく考えてカスタマイズすることが必要です。
DXに関しては、よりその傾向が顕著です。
そのときの決まり文句は
「なんのために?」
です。
売上拡大と省力化につながるか、じっくり考える必要があります。
DXといわないまでも、今やってる業務を定型化して外だしする方が売上拡大につながるのか?
何か省力化できる作業はあるか?という視点はとても大事です。
現在の5倍の業務を半分の時間で対応するにはどうすればよいか?
今度、社内で話し合いましょう^^
今のメンバーであればそれは可能です。
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