gender eye | 京都市男女共同参画推進協会

ジェンダーの”目(eye)”で、日常を見つめ直す。京都市内のジェンダー、男女共同参画に…

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ジェンダーの”目(eye)”で、日常を見つめ直す。京都市内のジェンダー、男女共同参画にまつわるここでしか得られない情報や、ウィングス京都の取り組みの”今”を発信します。 運営:(公財)京都市男女共同参画推進協会 https://www.wings-kyoto.jp/

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ワークショップ「短歌で読む・詠む 『わたし』の『からだ』」参加者が作った”からだ”にまつわる短歌集

テーマ:「からだ」(身体の感覚や性についてなど) ※ペンネーム五十音順に表記 ●大橋 目が覚めて火照った身体が汗まみれ まるで背中が泣いてるみたい ●おまつ 手紙から微かに残る香りさえやがて消えて真っ白になる ●初夏みどり まだ胸に膨らみがありもういいよ終えてもいいよ弾けたトマト ●高谷由貴 バイカラープリーツ「ふつう」と「小さめ」と ふつうじゃない方カートに入れる ●千裕 社会はト音記号の塊 身体は和音を刻んでるだけ 指先を近づけないで私は鉄

    • 【イベントレポート】女性活躍推進セミナー「DEI推進!男性の育休取得を実現する『わが社のマイルール』を作ろう!」

      いよいよスタートした「男性版産休」。 2022年4月1日より「改正育児・介護休業法」が段階的に施行され、育児休業を取得しやすい環境に整えることが、事業所の義務になりました。 しかし、「急に義務化と言われても…」「具体的になにをすればいい?」「本当にできる?」など、実現に向けた“壁”を感じている事業所の方も多いはず。 そこで2023年1月20日(金)・27日(金)に、人事担当者・管理職の方が取得促進のヒントを得られる、全2回のセミナーを開催しました! キーワードは「わ

      • 【イベントレポート】京で輝く!女性活躍推進セミナー「今こそ、男性版産休を考える」

        【講演会】工藤保則氏(龍谷大学社会学部教授) 著書『46歳で父になった社会学者』に触れながら、「男性が家事や育児をすること」について、次のようにお話しいただきました。 ■家事・育児をすることで父親になっていく 子どもが産まれた時には、父親としての準備ができておらず、すぐには何も出来なかったという工藤先生。妻のしんどさ、体調不良によりそいながら、育児は本当に大変で責任の重いことだと実感したそうです。 そして工藤先生は、子どもが産まれてからの8年、家事や育児をすることで

        • 【イベントレポート】 京で輝く!女性活躍推進シンポジウム 「変化の時代を+(プラス)で乗り切る企業戦略 ~多様な人材が活躍できる組織づくり~」

          コ ロナ禍で暮らしや社会が一変し、これまでの“あたりまえ”が大きく変わる今。そんな変化の時代を、企業が「+(プラス)」で乗り越えるためのカギの一つが「多様性」です。 オール京都で女性活躍を推進する輝く女性応援京都会議(事務局:京都市・京都府・京都労働局・京都商工会議所)では、これからの企業戦略を考えるシンポジウムを、2021年10月22日(金)ウィングス京都イベントホールにて開催しました。その模様をレポートします! ●必要なのは“Equality(平等性)”よりも“Equi

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        • ”はたらく”を考える
          2本
        • パープルカフェOnline
          9本
        • 考えはじめるためのブックガイド
          1本
        • イベントレポート
          2本

        記事

          性暴力のない社会をつくるために|山本潤さん講演会@京都華頂大学

          (公財)京都市男女共同参画推進協会では、2015年(平成27年)から性暴力被害について理解を深め、性暴力を許さない社会を作るための「性暴力被害者支援事業」を行っています。様々な人と出会う時期こそ性暴力について知って欲しい!ということで、京都市内の大学と連携し、授業で性暴力被害者支援看護師(SANE)の山本潤さんの講演会を行いました。その模様をレポートします。 今回お邪魔したのは京都華頂大学・短期大学です! 知恩院の古門の中にあるキャンパス。周囲にも京都らしい風景が広がって

          性暴力のない社会をつくるために|山本潤さん講演会@京都華頂大学

          京都の女子大学生が考える、わたしたちのための「性的同意ハンドブック」。

           「性的同意」――性的な行為に対して、その行為を積極的に「したい」と望むかどうか、お互いの意思を確認すること。ウィングス京都を運営する私たち京都市男女共同参画推進協会が『Gender Handbook 必ず知ってほしい、とても大切なこと。性的同意』を発行して3年。少しずつこの言葉が広がりつつある中で、京都女子大学のあるゼミ生のグループが、「女子大学生」の立場から『京女生のための性的同意ハンドブック』を制作しました。   どんな想いでこの冊子を制作し、制作過程でどんな学びや変化

          京都の女子大学生が考える、わたしたちのための「性的同意ハンドブック」。

          【イベントレポート】パープルカフェ「”トラウマ・インフォームド・ケア”ってなに?」を開催しました!

           “女性に対する暴力”に反対する人が話し考える「パープルカフェ」。  今年度はnoteで発信してきましたが、11月28日(土)に久しぶりにみなさんで集まって話し合うカフェを開きました!  実地で集まることは難しいので、オンライン会議システムzoomを利用しての初開催。京都市内を中心に全国からの参加がありました。  ゲストは、社会的困難女性を支援する人のためのウェブサイト「KYOTO SCOPE」を運営する産婦人科専門医で京都大学院博士課程の池田裕美枝さん。今回はイベントの模

          【イベントレポート】パープルカフェ「”トラウマ・インフォームド・ケア”ってなに?」を開催しました!

          まちに少女の居場所をつくる「わかくさカフェ」

          神宮丸太町駅から徒歩約5分。大通りから住宅街に続く路地を一本入ったところにある、ホステル「NINIROOM(ニニルーム)」。 空きビルをリノベーションした、木目調で落ち着いた雰囲気のこの場所で、7月、少女の居場所「わかくさカフェ」がオープンしました。 普段は宿泊者が利用するスペースで毎週火曜日、若年層の女性を対象に、お茶菓子を用意したカフェスペースをオープン。それ以外も毎日、ホステルの一室を“お昼寝”場所として用意し、食事・生活用品も無料で提供しています。 この取り組みを立ち

          まちに少女の居場所をつくる「わかくさカフェ」

          考え始めるためのブックガイド①:マヤルカ古書店 なかむらあきこさん(京都市左京区)

          京都のまちの人に、女性・ジェンダー・暴力の問題を考えるためのオススメの“本”をお聞きするコーナー「考え始めるためのブックガイド」。 第1回は、左京区一乗寺で「マヤルカ古書店」という古本屋を運営されているなかむらあきこさんです。古書の販売に加えて、小さな新刊コーナー「HERS BOOK STAND」――訳して「彼女たちの本棚」を設置し、フェミニズム、ジェンダー、多様な生き方をテーマにした書籍をセレクトされています。今回はなかむらさんに、「女性と女性の体」をテーマにした3冊を紹介

          考え始めるためのブックガイド①:マヤルカ古書店 なかむらあきこさん(京都市左京区)

          暴力を受けた親子のケアと学びの場をつくる「びーらぶ京都」

          子どもを巻き込む家庭内の暴力が後を絶たない今。夫や身近な人から暴力を受けた経験を持つお母さんと、そのお子さんを対象にした心理教育プログラム「びーらぶプログラム」を実施する「びーらぶ京都」のメンバーのお二人に、その取り組みと、日々考えていることをお聞きしました。 暴力を使わずに、気持ちを伝える方法 ——お二人が「びーらぶ京都」として活動し始めたのは、どういうきっかけだったんですか? 立川:平成23年に、「びーらぶプログラム」を考案したNPO法人女性ネットSaya-Sayaさん

          暴力を受けた親子のケアと学びの場をつくる「びーらぶ京都」

          DV被害者自立支援講座「わたしが私でいるために」とは?

           夫や恋人など、身近な人からの暴力「DV」は、自信や安心、人や社会への信頼感といった、本来持っていた大切なものを奪うような傷を残します。  傷をケアし、少しでも安心な生活を送れるために、近い経験を持つ人同士が集まって自分の身に起きたことを分かち合う場所があります。  ウィングス京都のDV被害者自立支援講座「わたしが私でいるために」もそんな場所の一つ。2009年の立ち上げから約10年もの間、講座に関わってこられたフェミニストカウンセラーの竹之下雅代(ウィメンズカウンセリング京都

          DV被害者自立支援講座「わたしが私でいるために」とは?

          わたしたちのかかわり方vol.1|ウィングス京都相談室

          京都市内で、”女性に対する暴力”に向き合っている”ひと”を紹介するシリーズ「わたしたちのかかわり方」。第1弾は、女性のための相談機関として平成6(1994)年に開設したウィングス京都相談室を取り上げます。 ”個人的なことは社会的なこと”のフェミニストカウンセリングの視点で、生き方、人間関係、暴力等、様々な相談を受ける場所…とは聞くものの、ウィングス京都で働く私自身、実はイメージが漠然としています。「女性相談」って何?どんなことをしているの?今回、相談員のお2人に聞きました。

          わたしたちのかかわり方vol.1|ウィングス京都相談室

          パープルカフェOnlineをはじめます

          「女性」と「暴力」の問題を考え続けるためにわたしたちを取り巻く社会がめまぐるしく変化し、当たり前の生活を送ることが難しくなっている今。 不安定な状況の中で深刻化しているのが、”女性に対する暴力”の問題です。 DV被害の増加、経済的な格差、日常の中の性差別。 誰もが不安を抱え、他者への想像力を持ちにくくなっている今だからこそ、「女性」と「暴力」の問題を”わたしたちの問題”として考え続けるきっかけをつくることが必要だと考えました。 そこで今回始めるのが、「女性」と「暴力」の問題

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