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わたしの作曲

初対面の多いブッキングライブの楽屋で
シンガーソングライターのこうべが集うと
かなり高い確率で
「どんな風に曲作りをしているのか」
と互いに尋ねあう状況が生まれます
MILAミラ/魅羅緒みらおです💕


自分の場合
「降りてくる系」なんですよね、と話すと
これまた高い確率で
「そういう人いますよね、羨ましい」
「そういう人いますよね、理解できないです」
「絶対に信じないです」
お返事はだいたいこの三択です。


この「降りてくる系」を脳医学的に解説すると
「無意識脳が検索し続けていて
探しあてた時に形になる」ということらしいです。
くだいて説明すると
例えばランチタイム、同僚とおしゃべりしながら
「ほら、あの人!名前なんだっけ?」
と芸能人の名前が思い出せなかったりします。
昼休みが終わって、とうとう思い出せず
脳内検索を諦めてしまうのですが
帰宅してシャワーしている時に
「あ、あれ、カールスモーキー石井だ!」
(勝手に例題スミマセン)
みたいに突然答えを思い出すこと、ありませんか?
表層意識(あなたが普段いろいろ考えている脳の部分)が
検索を諦めても
深層意識(無意識)は懲りずに検索を続けていて
ようやく探し当てたのがシャワーの時間だった
というように
無意識脳はあなたの表層脳が諦めると決めた後も
答えがあるのではないかと探し続けている
みたいな現象はよくあることのようです。

思い出したときにメモをする
リマインダーという考え方も
こういうところからきてるみたいですね。


なのでわたしの「降りてくる系」作曲も多分
「こんな曲が書きたいなぁ」と
おぼろげに妄想したものが
時間をかけて組みあがって
突然ぽっと浮かんでくるのかなぁ、と思ってます。
無意識くん、ありがとう!


この浮かんでくる瞬間には結構法則があって
①寝る前(もう寝そう、という瞬間に突然来る)
②起きる瞬間(意識が朧げなのに突然来る)
③めっちゃ忙しい仕事の最中(マジ困る)
だいたいこんな時間です。

仕事中はホントごめんなさい!
と周囲に気づかれないように(あるいはバレてる)
走り書きを始めます。
ホントごめんなさい💦
寝る前、起きがけはもう
文字通り飛び上がるように起きて
走り書きを始めます。
一応、寝床に付箋や白紙を置いていますが
ない時はティッシュの箱の側面・底面ですね。
作曲メモとか律儀に保存していますが
ティッシュ箱、吸引用滅菌手袋の保護紙の率
結構高いです。
(吸引~紙は仕事中、て事ですねホントすみません)


今朝、起き掛けに「降りてきた」ので
走り書き貼ってみますね。

こんな風に謎のメモ、です。
リズムと音符と歌詞
ほぼ旋律と歌詞が同時に来ます。
経験を重ねてからは
コードも一緒に降りてくるようになりました。

今回のメモの曲はベース【F】コード
しかしメロディの一番低い音が
歌唱安全音域の-4まで行ってるので
(下の【ド】まで声は出るけど、安全音域は【ミ】まで)
自分で歌うとしたら
多分【A】まで上げる必要あり、です。
頭の中で作詞作曲しているので
自分の出ない音域で旋律組んでしまうことも多くて
そういう時は後からキー変更します。

ここはこうしたい、というコード以外は
メロディ譜を起こした後
ピアノに向かって調整します。
↑↑↑
そうなんです、ここで初めて現実の音と照らし合わせます。
ピアノ(楽器)に向かって作曲したこと
殆どないんです。
(よくおかしいと云われます)
師匠からの宿題でコード投げられた時くらいなので
多分2曲か3曲、くらい?(うろ覚え)
あと、頭の中で鳴ってる音のリズム間隔を主体に
書き込むので
16分音符と思って書いたけど
実際は8分音符だな、とかはよくあります。
サビのキー変更とかも、後から手を加える感じ。
最初はキー変更なしのフラットな音階で書きます。


1コーラスだけ降りてくることも
フルコーラス一気に行ってしまうことも
その時々で様々です。
今回のは1コーラスのみだったので
伝えたい言葉の続きが出てきたら
1曲になるんじゃないかなぁと思います。

こんな感じの破片がたくさんあります。
A4クリアファイルに1曲分ずつ、はさめたものが
200枚は越えてました。
まだ名作か駄作かもわからないアイディアメモ
気づいたときに書き留める
リマインダーメモと同じですね。

これらメモ曲にも
仮のタイトルはついています。
タイトルだけ使われて
まったく別の曲になる事もあります。
自由に作りすぎてる感が否めません💦


でもま
ググればすぐ答えが見つかる時代
こういう作り方って
時代錯誤かもしれませんね。


音符にも言葉にも
限りがない。
だから辞められない。
作曲沼に落ちた愚者の独り言で御座いました(#^^#)


【おまけ】
歌詞汚くて読めないと思うので
一応書いておきます

『刻む』(仮)

自分のちから 信じてみよう
今日まで生きて来られたんだし

自分のちから 試してみよう
新しい自分にまた出逢うために

ああ 白い雲だって
形も色も変わるだろう
自分の気まぐれも移り気も
「キミが描くキセキ」

耳を澄まして感じてみよう
胸の鼓動は確かに刻まれてる






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