ワイン兄さんのwineyブログ_1280_670_

ワイン兄さんとは

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はじめまして。ワイン兄さんと申します。

普段は山梨で大学院生をやっております。
研究室は発酵微生物の部屋で、ワイン微生物について研究しており、普段はワインについて研究しながら、科学しながら、ワインを楽しんでおります。

※2021年3月で大学院修了

趣味は筋トレと食事制限によるボディメイクです。
筋トレは週に3回、【胸・背中】day、【肩・脚】day、【腕】day の3分割で行っています。
食事制限ですが、制限しないとアホほど食べることができてしまいすぐ太るので、普段は鶏むね肉・玄米・ブロッコリー等のヘルシーな食事を心掛けています。

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そのため、ワインとのペアリングが健康的になってしまいがちで、「牛と豚食いてぇなぁ」ってよくなります。

そんな僕のブログ運営と日々の思案について紹介します。

~ブログについて~

ワインの研究を始めてから日本ワインを飲み始め、2020年1月時点で日本ワイン歴1年半程度のペーペーなのですが、日本ワインに魅力を感じブログで発信することにしました。

その名も「ワイン兄さんのwineyブログ」。

ブログのコンセプトとしては、「ワイン初心者~中級者程度の若い方に、日本ワインの魅力を知ってもらう」というもの。
それと同時に、自分自身が色々な日本ワインを飲むことで勉強しようというものでもあります。

なぜターゲットを「初心者~中級者の若い方」としたか。

理由は、それらの層が、今現在日本のワイン消費者層の中において最も不足しているのでは、そしてこれからもっと減少していくのではないかと考えたからです。

様々なイベントやSNSで情報収集した結果、日本ワインをすでに楽しまれている方の多くは4,50代、もしくはその上の世代がほとんどです。
この方々は経済的にも比較的余裕があり、また、日本ワインをコミュニケーションツールとして楽しまれているという側面があるように見受けられます。
「日本ワインは生産量が少なく値段が高い」としばしば言われますが、これらの方々は上述の背景があるので躊躇せず手を出すことが可能です。
実際に、カルト的な人気を誇るワイナリーでは、1本7000円を超えるワインが発売日に完売するほどです。

一方で、これらの方々は2,30年後、徐々にこの世からいなくなっていかれます。(この世の摂理的に)
となると、次に日本ワインの消費を担うのは誰か。

そう、2,30代の若い世代です。

となれば、今のうちからこれらの世代に日本ワインを知ってもらい、経済的に余裕がうまれたときに、または趣味を嗜みたいけど何かないだろうかと思ったときに、日本ワインを選んでもらえるようにしないといけないのでは、と思ったのです。

そう思った理由は、主に生産者側からの視点に立ってみてのことです。
現在ワイナリー新設ラッシュともいえる状況の中で、生産量が今後増加していくことが見込まれます。(大手メーカーも畑の拡大に乗り出していることだし)
これからブドウを植えて、ブドウが収穫できるようになって、ワインが一定数つくられるのは10年後とか20年後とか、そんなもんでしょう。

一方で、上述したような事態に陥れば、「供給は増えたのに需要がない...」というふうになりかねません。

せっかく発展した日本ワイン産業を衰退させたくない

研究に携わる中で、僕はそう思いました。

「じゃあ、今できることはなんだろう?」
「超人気のカルトワインを広めたって手に入らなければ意味ないし自分も飲んだことない...」
「高いワインを取り上げたところで、そのワインの魅力を知らなければ価値を感じられない...」
「まずは、生産量が比較的安定していて価格もある程度手を出しやすいものを紹介してみよう!」

そうして、手探りながらブログをスタートさせました。

紹介するワインの基準は、「Amazonや楽天、ECショップで購入可能であり、価格が2500円以内であること」としました。
コンビニやスーパー等で某チリ産ワインが数百円で買えることを考えると2500円という線引きは依然として高いですが、日本ワインとして、価格と品質のバランスがそれなりにとれていて、初~中級者が手を出せる範囲はこんなもんかな、と考えました。

~ブログを運営してみて~

予想していたことですが、PVがめちゃくちゃ少ない!

SNSは現在、<Twitter・Instagram・Facebook>を運用していますが、TwiterとInstagramはフォロワーさんの数が少ない上に大体の方がワイン業界、もしくはワインに精通している方。
グループによる拡散力を狙ったFacebookは、日本ワイン好きの年齢層高めの方々向けになってしまいペルソナの範囲外、しかも炎上(というかどうかはわからないが)したおかげで発言を控えることになり...

潜在的にこれから日本ワインに興味をもち得る層にアプローチしたいのですが、これが何より難しい!
そもそもペルソナ設定している層の人なんかほとんどいないんじゃねえかなと最近改めて感じています。

とりあえずあと1年間は学生なので、時々方向性を模索しながら、その期間は今の形で続けてみたいと思います。
2020年はワイナリーの方のインタビュー記事を積極的に書きたいなぁ。
対話形式のインタビュー記事読むの好きなので、そういう感じをイメージして。

~読み手に対する誠意とは~

炎上を受けて考え始めたことです。

僕は、当初ブログの記事内とFacebookの投稿で、ワインやワイナリーを個人的に批評するような内容を取り扱っていました。
もちろんネガティブな言葉も含みます。
批評における良い悪いの判断基準は、僕が今まで勉強してきた「醸造学的な視点」に基づくもの。

ただ、例えばなのですが、最近はナチュラルワイン等の台頭によって必ずしも揮発酸の多いワインが悪いとは言えなくなってきています。
なので、個人的な感情による良い悪いとはわけて表現してきたつもりでいました。

しかし、そういった表現を用いたブログの記事やFacebookの投稿に対して、「好きなものを否定された」「悪く言うなんて最低だ」という旨の批判が蓄積していたようで、ついにある投稿をきっかけに、Facebookのグループ管理人の方にがっちりイエローカードを出されました。
管理人の方に、グループには業界関係者や僕よりも詳しい方々が多いという旨を言われ、僕もそう思っていたので、問題なく伝わるだろうと考えていました。(コンテンツの内容はペルソナ向けなのでズレは承知で)
むしろ何か良い示唆を与えてくれされするのではないか、と。

実際はそうではなく(普通に日本ワイン好きになったばかりの方や知識もこれからの方全然いたような...)、醸造学的な認識や言葉は、技術者と消費者間の共通の言語ではなかったようです。(僕のいたらなさや配慮のなさももちろんあるでしょう)
ベテランの日本ワインファンの方々の怒りを買ってしまいました。

醸造学的には良いワインと悪いワインがあって、悪いワインには「欠陥」と呼ばれる要素がある。
しかし、消費者からしたら(一部の生産者からも)、それが個性であり愛すべき要素になるのです。

僕の考えでは批評的な言葉と好き嫌いは別の話で、こと嗜好品であるワインの「欠陥」を指摘したところでそれは個人の嗜好を否定するものではないと考えていました。
実際には、そういった言葉を「嗜好を否定された」と受け取る人もいるのです。

このことを受けて、自分のいたらなさ含め多くの気づきがあり、「読み手に対する誠意ってなんだろう?」とブログ記事の書き方を再考し始めました。

~良いところを伝える~

ワインをほとんど知らない後輩にこのことを相談してみました。
すると、後輩は「僕が見たいのは良いことが書いてある記事ですかね。」的なことを僕に言いました。

僕は、商品紹介のブログを見るときなんかは、「メリット・デメリットによる比較」という視点があり、ワインも自分なりに感じたことを素直に書こうと何となく思っていました。
しかし、ワインの嗜好は人それぞれ。

ならば、良い特徴と思われる要素のみを紹介して、あとは読み手に委ねた方が良いのではないかと思い始めました。
例えると、コンクールの審査員的なテイスティングコメントではなくソムリエ的なテイスティングコメント、みたいな感じでしょうか。

あとはあまりよろしくないと感じたワインをどうするか。
これに関しては、ブログに載せない、以上。でいっか!と。
加えて、ワインの評価は僕個人のものに過ぎないので前面に出さないことにもしました。
そのため、記事タイトルを修正し、評価はさっとスルーできるように変更しました。

~変化を受けての正直な心境~

現在ブログを見て下さっている方の多くは、主にSNS経由のワインに詳しい方が多いように思われ、見て下さっている方にとってはつまらないものになってしまっているのでは、と感じていますし、僕自身もバイブスが上がりきらないです。
リアクションも特にないし!笑

実際に、批評的な視点での評価を肯定的に見て下さっていた方もいらっしゃいました。

しかし、そもそもペルソナはそこではない。

仮にペルソナとしている層がめちゃくちゃ少ないとしても、誰か1人のためになるのならひとまず続けてみようと思います。

叶う可能性はほとんど0に近いように思いますが、できれば研究室以外の同世代とも日本ワインについて話しながら飲みたいなぁ。

その輪が広がればいいなぁ。

~まとめ~

書き始めたときはこんなにダラダラと書くつもりは全くなかったのですが、いざ書いてみたら、意外と抱えている想いが渦巻いていました。笑

ひとまずこの記事をもって自己紹介とし、これからは読んだ論文や感じたこと、日々の出来事のアウトプットとして好きに書いていこうと思います。

1人でも見てくれる方がいたらありがたいことこの上ないです。

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