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あなたに寄り添うワインセレクト テイスティングセッション

ワイナリーのテイスティングカウンターに
立ち続けること 早15年!

ぶどう畑を眺めながら カウンター越しに
いったいどれくらいの方々と
対話してきたのだろう

おそらく、
延べ10万人程のビジターの方々と
テイスティングカウンターという
開かれた場所でありながら、
ある意味プライベートで特殊な場所で

他愛のない会話を楽しみながら、
その方の「志向」や「嗜好」を読み解き、
おひとり おひとりが本当に飲みたいものに
限りなく近いワインをセレクトしてきた

いきなりピッタリのワインを
選べていたわけでは、もちろん無い

それでも、
目の前のお一人に寄り添って会話をし、
その時の 私の持てるものすべてを動員して
テイスティングカウンターに立っていた

始めの頃は、
ワイナリーのワインの魅力というより
訪れる人々の興味は

「サラリーマン家庭からワインを造って生きていくという人生を選んだストーリー」

に惹かれているようだった

そして、
今日もこの人生観を応援してくれる
愛に溢れた方々に支えられている

ぶどうに与えられた個性を輝かせられるように
私たちは、叡智を生かして自然の流れの中で
ぶどうに寄り添い、日々反省をしながら、
小さな小さな工夫をわずかに積み重ねていく

時には、
大胆な決断をしなければならないこともある

それは、
とても悲しく虚しく無力感を味わうとしても 
私たちはこの地球の一員であるということ
その流れの中で生きていると感じる瞬間だ

ところが、
この一見つらい経験が
多くの学びと新たな知恵を授けてくれる
自然からの素敵なギフトなのだ 

それがギフトだったと気がつくのは 
1,2年後になるのだけれど

そんな日々の積み重ねが
ワインという液体そのものにも現れ始めていく

香りや味わい余韻といった
個別の要素からも認識が出来るし
全体の持つ雰囲気や醸し出される印象 
感覚的に受け取るものにも変化が起きて

「ちょっと雰囲気 変わりましたね」

カウンター越しに
そんな言葉を受け取るようになる

私たちのワインに心を寄せ続けて
見守っていてくれる方だからこその
真実と愛がある言葉だ

客観的で素直なつぶやきは
ポジティブもネガティブも
両方大切なメッセージ

日々繰り返してきたささやかな会話が
今日出会うであろうおひとりおひとりへの
交流へと繋がっていく

あなたが飲みたいワインを探すための
「財産」になる

例えばこんな感じ
「甘口のワインが飲みたいんです。」

「甘口」の定義は人それぞれなので、
いくつか仮定してみます。

①ジュースの様な「糖分」を味として感じたい

②飲み口として「優しい」とか「滑らか」のような感触を望んでいる

③単純に「酸味」「渋味」のような味わいが嫌い

さらに定義を丁寧に引き出していきます。
・今、どんな気分?リフレッシュしたい?癒されたい?
・ワインを飲むことは特別なこと?

ある人にとっては
③がネックになっていて
それを避けたくて「甘口のワイン」
という表現になっていることがある

「甘口のワイン」であれば
そのリスクは「回避」できるけれど
「本当に飲みたいワイン」には
辿り着けていない可能性があるのだ

それはとても「勿体ない」と思いませんか?

「口当たりが柔らかで、
味としては甘口ではないけれど、
甘やかな香りを味わえるワインがあります。」

こんなセレクトはいかがでしょうか。

お気づきですか
ブドウの品種、醸造方法などの知識は、
一切含まずに会話を進めています
飲み手にとって、
ワインの知識がなくても大丈夫なのです!

この方が次にワインを飲む機会には 
きっと
「甘口ワインを下さい」 ではなく

「柔らかな口当たりで
甘やかな雰囲気のワインを下さい」と
オーダーすることが出来るでしょう

選択肢の幅が広がると同時に、
必要のない要素を除くことが出来ますね

あなたに寄り添った
ワイン選びが出来るようになります

こんな提案を続けること15年
アルコールに弱い私だからこその
心に寄り添うワインセレクト

いかがでしたでしょうか

興味はあるけれど、
知識もないし、ワイン選びは難しい
そんな風に思っているあなたにこそ 
知ってもらいたい

香りや気分で楽しむワインのワークショップも定期的に開催しています
よろしければ、
一度体験しにいらしてくださいね。

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