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【#31 危ない油の裏側のハナシ-必須脂肪酸と流行りのMCTは脳のガソリンだ 編-】


はい。というわけで危ない油のハナシの続き。
前回は、世界中でトランス脂肪酸の規制が進んでいる。という話をしました。



例えば、
EU(27加盟国)が、食品中のトランス脂肪酸の上限値を2021年から施行しているほか、WHO米州支部(北米及び南米35加盟国)が、食品中のトランス脂肪酸濃度の上限値の設定や部分水素添加油脂の食品への使用の規制を2025年までに導入する計画を公表するなど、地域規模での規制強化に向けた動きも活発化しているように、世界では国民のためにこのような規制を作っています。

日本は、、、これまただんまり。原料も遺伝子組み換え作物ばかりで、表示もさせず、だんまり。。

原料が遺伝子組み換え作物で、更に水素添加して粗悪な油が市場のほとんどを占めている。

何故だろうか。

政治家が無知なのか。
はたまた大企業が強すぎるのか。
国民が何も知らなすぎるのか。
国民が無知なのを大企業が嘲笑っているのか。
政治家の票の一部を大企業が担っているからか。
実は政治家はみんな知っていて国民が無知でいてくれる間はそれでいいと思っているからか。

全部なのかもしれません。
そうじゃないのかもしれません。

というわけで、やっぱり本質を変えるには国民一人ひとりが知識をつけることからです。
何故なら、国民が知識をつけて粗悪なものが売れなくなれば、メーカーは自ずと良いものを少しずつ作り始めるからです。

では、選びたい油、良い油に含まれる成分から学びましょう!
まずは、、、

1.《α-リノレン酸(オメガ3)》

血中中性脂肪を下げる作用があります。
アマニ油、えごま油に多く含まれます。
※次回でオメガ3については熱く語るよ!
修造ver.だよ!!

2.《リノール酸(オメガ6)》

※ここが注意ポイント!!
からだの組織が正常に機能する上で欠かせないもので、また、血中コレステロールを上げにくいといわれています。
ぶどう油、コーン油、綿実油、大豆油に多く含まれます。

ですが、摂りすぎに注意です。
※現代の食生活では、炎症促進性のあるオメガ6系脂肪酸が過多となる傾向のため、逆作用を持つオメガ3系脂肪酸の摂取が推奨されています。

3.《オレイン酸(オメガ9)》

LDL(悪玉コレステロール)を上げにくいといわれています。
べに花油、オリーブオイル、なたね油、米油に多く含まれます。

4.《パルミトレイン酸 (オメガ7)》

血中中性脂肪を下げる働きがあるといわれ、酸化安定性がよいとされています。
マカダミアナッツオイル、アボカドオイルに多く含まれます。

そして最近大注目の、、、、、、、

5.《中鎖脂肪酸》!!!!

MCTオイル、ココナッツオイルに多く含まれます。
中鎖脂肪酸」は、ココナッツやパームフルーツに含まれる天然成分です。
ココナッツオイルには、約60%の中鎖脂肪酸が含まれています。また、100%中鎖脂肪酸でできているオイルのことをMCT(Medium Chain Triglyceride)と言います。

中鎖脂肪酸は、水になじみやすい特長をもち、水に溶けやすい糖などと同様に、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り、約5倍早く分解されてエネルギーになります。

簡単に説明すると
中鎖脂肪酸=脳のガソリン》です。
体脂肪として蓄積されにくく、すぐにエネルギーとして利用させる!

めちゃくちゃ難しく説明すると
摂取する→肝臓に運ばれる→すぐにエネルギーとして分解
肝臓の中での分解の流れは、、、
脂肪酸→ケトン体(β/ヒドロキシ酪酸、アセト酢酸)→血液脳関門→脳→アセチルコエンザイムA→アデノシン三リン酸(生体のエネルギー通貨と呼ばれる)
もうここまでくるとワケワカリマセンネw


このように、油には体に良い成分が多々あります。
良い油を摂ることは、非常に大切なことだし、子どもの食と向き合う時に、脂質の学びは本当に必要なことです。
次回は、オメガ3についてと、原材料の闇について語りたいと思います!

ではまた!

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