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#3 ソレイユ・ルバン 甲州シュール・リー

今回の日本ワインは、山形県月山ワイン山ぶどう研究所の「月山ワイン ソレイユ・ルバン 甲州シュール・リー」です!

【 Mr,ペアリングポイント】
※ワイン単体の評価ではなく、あくまでペアリングに使用しやすいものかどうかの評価です。

 Mr,pairing point/88pt

【ワイン名】
月山ワイン ソレイユ・ルバン 甲州シュール・リー 

【ワイナリー名】
月山ワイン山ぶどう研究所
【産地】
山形県鶴岡市
【品種】
甲州100%
【アルコール度数】
12.5%
【特徴】
トップノートは、みかんや白桃の香り。
そして、日本酒の吟醸香やイースト、焼きリンゴの印象も出てくる。
ミネラリーで、わずかな苦味と塩味も感じられる。
そしてなによりも、酸が非常にまろやか。
非常にバランスのとれたワイン。

【ペアリング】
白いダイヤと水晶文旦、オリーブオイルで頂く、庄内おばこサワラの炙り刺し-マルノワ熟成-

過酸化脂質と鉄。を意識したペアリングを成立させることがポイントです。

 《ペアリングの匠》
・十分に旨味(遊離アミノ酸)を引き出した、日本一と呼び声の高い庄内おばこサワラの炙り刺し。「土地×土地」のペアリングを。

・魚がもつ「過酸化脂質」が、ワインのもつ「鉄Ⅱイオン(Fe²⁺)」と合わさることで「(E,Z)-2,4-ヘプタジエナール」が瞬時に発生して、生臭さを感じてしまうという化学反応を様々な手法で抑える。

・[クエン酸で鉄の揮発を抑える]
水晶文旦の果肉に含まれるクエン酸。
このクエン酸で鉄を包み込み、揮発を抑えます。

・[過酸化脂質の揮発を、他の油で抑える]
庄内おばこサワラに、オリーブオイルを塗ることで過酸化脂質の揮発を抑えます。

・ワインのミネラルにアプローチするため、醤油ではなく、「平釜式の煎ごう法」という昔ながら製法で造られるミネラルが豊富な天然海塩「白いダイヤ」で。

【雑談】
本当に最近の甲州、レベル高過ぎますね。
タイプも様々で、今回のようなシュール・リーから、樽発酵やオレンジ...etc...
合わせる料理を作る時も、ワクワクしますよね。
できれば、今回のように「土地×土地」のマリアージュやペアリングが増やしたい。
フランスやイタリアのように、地方ならではの組み合わせがあるって、僕はロマンを感じずにはいられないです。

では次回もお楽しみに!!

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