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【グラタマッコ】メーカーズディナー①

三大ボルゲリがやってきた!

2024年7月8日に新潟市のレストランを貸し切って私が勤務しておりますCasamiaが主催でメーカーズディナーを開催しました。
■フルコース&ワインペアリング 参加費18,000円(24名満員御礼)

なんと三大ボルゲリの一角グラタマッコがやってきた!
グラタマッコはイタリアのトスカーナ州に位置するボルゲリ地区のワイナリー。イタリアのトスカーナ州の西の海岸線沿いに位置するボルゲリ地区は「スーパータスカン」として知られるワインの生産地として有名であり、サッシカイアとオルネライアを含め三大ボルゲリと評価を得ている。

トスカーナ州の海岸線沿いにあるボルゲリ

スーパータスカンとは?

スーパータスカンと呼ばれた理由は若い世代が中心となって国際的なブドウ品種、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのフランス品種を使用してワインを造ったところにある。スーパータスカンは1970年代に誕生し、伝統的なイタリアのワイン造りとは異なった自由な発想である革新のワインは瞬く間に世界のワインラバーの評価を得た。

ボルゲリ地区のテロワール

グラタマッコは1977年に設立され、ボルゲリ地区で最も古いワイナリーの一つです。地中海気候と石灰質の土壌が特徴。
畑は海抜100メートルのボルゲリ街道の東に位置し、海からの風がブドウにミネラルをもたらす。

西の海岸線沿いから、すり鉢のような平野

すり鉢状の地形が風の対流をおこすので海風の影響を強く受ける海岸線沿いの産地よりも適度なミネラルなるので、ワインの個性を保持する。

また、海抜が低いので雨雲が通過し降水量は年間700mほどで、さほど多くない。そう。石灰質土壌に程よいミネラルと少ない降水量、対流による夜温の涼しさがエレガントなワインを造り出します。

ワインの特徴

グラタマッコのワインはカベルネ ソーヴィニョン、カベルネ フラン、メルロー、サンジョヴェーゼ、プティ ヴェルドなどで作られ、ボリューム感がありながらもエレガントな味わいを生み出す。
トスカーナのワインと言われると肉と合うような重い赤ワインを連想しがちだが、特にグラタマッコのボリゲリロッソはいい意味でこなれており、飲みやすく幅広い料理と合わせやすい。

長期熟成向けのスペリオーレは凝縮感した果実感と熟成香、しなやかなタンニンがあり、重心を低く保ちながらもエレガントさを持ち合わせた1本で高級感のある味わい。そしてリリース直後からポテンシャルを発揮できる味わいも特徴の一つ。


トスカーナ料理とペアリング

今回のメーカーズディナーではトスカーナ料理とのペアリングということもあり、新潟市のオステリアヴェネでッタさんにご協力をお願いしました。

オステリアベネデッタのオーナー若林シェフは新潟で肉を扱わせたらNO1と呼び声高いシェフ。また、ソムリエの古泉氏はシェフとのタッグは10年を超えており、シェフの料理を熟知した精度の高いペアリングが話題の人気店です。

佐渡牛を炭火焼きで味わえる

話は逸れるが、オステリアベネデッタのシェフの若林氏とは同郷で、私がワインショップに勤務する前からイベントをしたこともある仲なので大変心強い。

Mr. Maarten Leereveld マルテン・リールヴェルド氏来訪

今回のメーカーズディナーはグラタマッコのマルテン・リールヴェルド氏に新潟市まで来ていただいた。

オランダ出身。
オランダ、ロンドンでマネージメントを学んだ後、ワインと食の世界に情熱を捧げることを決意し、1989年、25歳の時にイタリアのトスカーナに移住。シエナ大学にて語学を習得し、インターンシップを終えた後、ワイン業界におけるキャリアをスタート。トスカーナの中でも特に有名なワイナリーで、エキスポート担当など、数多くの経験を積む。
2014年ガンベロロッソ誌のワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたコッレマッサーリ社には2010年より勤務。ボルゲリやモンテクッコのような著しく生長を遂げたワインの銘醸地、南トスカーナ。その恵まれた環境の中、高名な醸造家とともに経験を積み重ねている。アジアの文化にも関心が高く、来訪を重ねる中で、アジア地域の消費者が見せるクオリティワインへの
情熱、知識の高さに感銘を受けた。

こういったメーカーズディナーが首都圏で行われるならまだしも、地方都市の新潟市まで来てくださる事自体が異例で、尽力頂いたモンテ物産㈱さんにはとても感謝です。


トスカーナ料理にペアリング6種

さて、ペアリングだが料理6品に対してワインがペアリングするコース。トスカーナ料理となると肉料理と赤ワインが多くなってくる。
最後まで飽きさせないために料理とワインのボリュームには最新の注意を払わなければいけない。

肉料理が多いトスカーナ料理

また、ワインが中心のイベントなので情報量も多くなってくる。情報が多い中でいかにスリムに端的に情報を伝えていくか?もポイントの一つ。
このあたりはレストラン側とも打ち合わせをしっかりとこなし本番に備えた。


さて、パート②はいよいよペアリング編です。お楽しみに!


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