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「免疫力アップ」って、ホント?

最近、TVCMやネット広告で「免疫力アップ」をうたう商品、情報が多い気が….

でも、「それホント?」って思ってしまう😅

免疫機能はとても複雑で、何か特定の成分を摂取したからって、
その人の免疫機能がアップするなんて、本当なのかなぁ?….

いわゆる「非自己を排除する」機構が免疫。
身体の外から入ってきた病原菌やウィルスなどを排除して、身体を守ろうとする働きのこと。

身体がもともと備わっている「自然免疫」。
体内に侵入した病原体を感知し、攻撃する働きを持つ顆粒球、マクロファージ、リンパ球….
侵入した病原体それぞれに対して特異的に対応する「獲得免疫」。

この自然免疫と獲得免疫は、相互に影響しあいながら機能する。

例えば、睡眠不足、ストレス等で副腎皮質ホルモンの分泌が増えたり、腸内環境、加齢によって免疫系が抑制されることはある。
いわゆる免疫機能の低下。

だけど、そう簡単に「免疫力アップ」というのはどうだろうか?
また免疫機能が高まり過ぎると、間違って自分の正常な細胞や組織を攻撃しかねないから。

僕自身、ほぼ10年前に自己免疫疾患を患って、今は免疫抑制剤を毎日、服用している。
僕の免疫細胞がアセチルコリン受容体を「非自己」と認識して攻撃してしまう😓
幸い、日常生活に大きな影響が出ない 程度には治っているけど。

一方、
免疫機能を維持することはできる。
血流やリンパの流れを良くすること。
例えば….
ゆっくりとした呼吸と無理のない範囲で筋肉を使った運動をすること。
ゆっくりと体温を上げること。

だから、僕はこれ以上、免疫機能を下げないように日々、注意しているけど…..

僕からすると、免疫力のアップはどうもねぇ……?

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