夏キュウリの保存法2種~ごま油しょうゆ漬け&塩水漬け
義実家の畑からいただく山盛り夏野菜の中でも、とりわけ難敵なのがキュウリの野郎である。(※新鮮なお野菜をいただけることはたいへん感謝しております)(家計も助かりますし)(ただ量が…)
新鮮な生のキュウリに味噌マヨをつければいくらでも食べられます。暑さでばてた体に、塩分と水分がしみわたる。ああ最初に味噌とマヨネーズを合わせた天才は誰だ。誰なんだ。子どもたちもガンガン食べてくれます。
ただしおいしく食べられるのは、1~2日の間にすぎません。
トマトやナスやピーマンは、少しくらい皮にしわが寄っても食べられます。トウモロコシや枝豆もゆでて冷凍すればいい。だがキュウリてめーはダメだ(荒木飛呂彦画の顔)。なにせ賞味期限が短すぎる。すぐシナシナになる。軟弱すぎる。
というわけで、今回はキュウリの賞味期限を延長させる保存方法のお話です。
ガチな漬け物はできれば避けたい
理由は3つあります。
(1)賃貸なので保存するスペースがない
(2)子どもが食べてくれない
(3)味をしっかりしみこませたキュウリは少量でもおいしいのでなかなか減らない。私は減らしたいんだキュウリを!!
できれば浅漬けの範囲で保存できる方がいいなあ、と。
ごま油しょうゆ漬け
第一選択はごま油しょうゆ漬け。
タッパーで作ります。
(1)食品用ビニール袋に入るだけ詰めて(3本くらい? 大きさによります)、びん底かめん棒できゅうりを叩き割ります。食べやすい長さに切ります。4等分くらい? これも大きさによります。/袋に入れる前に手でポキポキ折ってもいいです。その方が楽かも。
(2)タッパーに、醤油とゴマ油を入れて混ぜます。醤油:ごま油=3:1くらいかな。きゅうりの量やタッパーの大きさで変わりますが、だいたい私は大さじ2に対してゴマ油小さじ2くらいです。お好みで。
(3)(1)のキュウリをタッパーに入れて一度混ぜます。そのあと、塩昆布をひとつかみ入れてもう一度混ぜ、冷蔵庫で冷やします。
気分で青じそ・お酢・砂糖をちょっぴり入れてもおいしい。お酢を入れると爽やかになるので、こってり系のおかずと合います。
翌日くらいから食べられます。下の方だけが味濃く漬かるので、たまに上下を返すといいです。
漬けてから4~5日間くらいは問題なくおいしく食べられました。(取り出すときは清潔なお箸をつかってくださいね)
こちらの「夏野菜おいしく長もち大作戦」特集(p.32)のレシピを基本にしています。テレビ放映していないレシピなのか、「みんなのきょうの料理」では見つけられませんでした。残念……。
本の材料は【きゅうり2本+しょうゆ大さじ1+ごま油小さじ2+昆布の細切り2㎝角の細切り】でしたが、キュウリを可能な限り増やして、昆布の細切りは手間なので塩昆布に変えて、その分気持ちしょうゆを控えめに。「長もち大作戦」特集は参考になるなんてものではなく、2007年7月号は、秘伝の巻物のごとく我が家であがめられています。神。
とにかくめちゃくちゃお世話になっています。子どもも超食べてくれる……減っていく……嬉しい~ヒュー!
塩水漬けinジップロック
ごま油しょうゆ漬けだと飽きる(&タッパーが足りない)くらい山盛りのキュウリが来たので、苦し紛れに編み出した方法……だったのですが以外に万能でした。何より保存期間が長いです。私好みですね。
(1)塩水を作ります。あまり薄いと保存がきかないので、しょっぱい!と感じるくらいで。濃いめの方が安心です。
(2)ぶつ切りにしたキュウリをジップロックに入れます。入るだけ。
(3)たっぷりの塩水を注ぎ、空気を抜いて密封します。このときキュウリはできるだけ塩水に浸かった状態になるようにします。
基本はこれだけ。
これに今回は、お酢少々(※保存期間を少しでも伸ばしたかったので入れた)、バジル、塩レモン(もらったレモンの処理に苦慮して去年作ったもの。風味付けがほしかった)を一緒に入れてみました。ハーブソルトやレモン汁でも合いそう。子どもが食べるため省略しましたが、唐辛子も風味づけ&保存性のため入れると安心かもしれません。
少なくとも2週間以上は冷蔵庫に入れっぱなしでしたが、今日開けてみたらおいしく食べられました。
す、すごい! すごいぞ!!!
せいぜい2日だった賞味期限が、20日近くに延びた!!(※これはお酢効果が大きいと思います。塩水だけで漬けたときは1週間程度かな?と思います)
(ちなみに隣のパスタは、野菜とウインナーを炒めているところにセミドライトマトのオイル漬けを油ごと加えて和えたものです。おいしかった)
◇◇◇
以上、夏の山盛りキュウリの保存方法メモでした。
個人的にはピクルスも好きなんですが、子どもがあまり食べない(=なかなか減らない)ので後回しにしてしまいます。でもまた作りたいなー。
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