マスラダ・カイとタキの通信第一声まとめ+おまけ(7)
こんばんは、望月もなかです。
シーズン3まで読了&感想書き終えたので、お久しぶりの! 余談&おまけの休憩回です!(有料部分は、おまけの手書き感想ノート画像です。)
まとめは全文読めますので、息抜きにどうぞ。
令和のニンジャスレイヤー:マスラダ・カイと、情報屋のタキ。
2人の通信回線が偶然つながることで動き始めた「ニンジャスレイヤーAoM」という物語。通信がつながった瞬間、相手にどう声掛けするのか。そこに変遷がある、関係性の変遷が。わかるな?
と、いうわけで、2人が「アホと死神」→「腐れ縁」→「相棒」へと進化していく変遷をまとめてみました。(作業効率のために引用はnote掲載版に準拠しています)
それではどうぞ。
◇◆◇
シーズン1
【トーメント・イーブン・アフター・デス】
『聞こえてんのか? 聞こえてんだろ』オレはじれったくなり、そのアホに向かって続けた。『オイ、デジタル・オーディンの神託を授けて進ぜよう。生き残りたけりゃ、オレの言う通りに動くんだ。さもなきゃ、ヤクザどもにとっ捕まって、99マイルズ・ベイに浮かぶマグロ死体になるぜ』
『0101イルズ・ベイに01010かぶ0101…マグロ死体になるぜ』記憶に混じるIRC音声メッセージ。「……デジタル・オーディン? マグロ死体? どこの誰だ」彼は眉根を寄せ、吐き捨てた。
記念すべきファーストコンタクト。
「どこだ……!」『ヤッタ! オイ、アンタ! 聞こえるんだな!』ザリザリ。ノイズ交じりの声がニューロンに木霊した。外からの音だ。「誰だ……貴様は」『タキと呼んでくれ!』
ニンジャスレイヤーは呻いた。先ほど、外から流れ込んできた声。「デジタル・オーディンとかいう……」『それだ! それ、オレだ』「何がオーディンだ、ふざけるな。名前……タキ=サン」
ふふふふ。デジタル・オーディン。
【サンズ・オブ・ケオス】
『YO。順調か』タキが通信を入れた。『あのな、グッドニュースとバッドニュース、どっちを先に聞きたい?』「バッドから」
マスラダの素顔を見たあとのタキです。だいぶフランクになった。
まだビジネスライクな感じは残ってる。
その頭にピリピリした感覚が走り、タキのIRC通信が混ざり込んだ。『通じた! オイ!』タキの口調は性急だった。『そこ、どこだ!』「ビルの中だ。メイレインは殺した。デッキの記憶装置は回収した」
マスラダも最低限の報告はする(※それが普通だよ)
【ヨグヤカルタ・ナイトレイド】
初めてのポータル、初めての海外。タキさんのありがたみがスゴイ。
「到着した」ニンジャスレイヤーがタキを呼んだ。『本当にやっちまうとは。ニンジャってのはスゲエな』タキが応答した。
マスラダからのコンタクト。これが初かな?
『オーケー、ビジネスとやらは今夜くさいな』タキが通信を入れてきた。「どんなビジネスだ」
『ヨー、何かゴチャゴチャやってやがったか? 終わったかよ』タキの通信が入った。『ポータルをくぐる時間はキッチリ合わせていくぞ。いいか』「ああ」
このままヨグヤカルタにいてもらえば厄介払いできただろうに、ちゃんと帰るお手伝いをしてくれるタキさん。お人好しだねぇ……。
【ストーム・イナ・ユノミ】
『モシモシ! モシ……モシモシ! 応答しろよ! 応答チクショウ!』声が割って入った。それはタキからのIRCコールだった。(どうした)ニンジャスレイヤーはニューロン内で応答した。
タキからのSOS。この後のマスラダが……ふっ。ふふふ。。
【ザイバツ・シャドーギルド】
『オイ! 返事しろ、ニンジャスレイヤー=サン!』タキの喚き声がニューロンに響いた。「無事だ」ニンジャスレイヤーは答えた。「情報の通りか」
第一声が「無事だ」なの何度読んでもシャブい。
『どうだ、入れたか、"コア" によ?』タキの通信が入る。「地下水路から侵入した」ニンジャスレイヤーは答えた。『よし。ま、せいぜい気をつけろや』
タキが「気をつけろや」っていうのもヤバくないか……?
『で? コトブキのそのオモシロ・ゴーグルか?』タキは憮然。(略)『オレにはアクセスできねえぞ』「黙っていろ」ニンジャスレイヤーが言った。
蚊帳の外なタキさんかわいい。
『アー、アー、どうなった、妙なノイズが続いたが』タキが通信を繋いだ。ニンジャスレイヤーとタキは経緯の擦り合わせを行った。タキは唸った。『どっちにしろ、そこはとっとと離れたがいいぜ。(略)ロクなもんじゃねえ』「……だろうな」
自然に身を案じたり、当然のように情報共有したり……。こうして見ると、この辺りでだいぶ距離が縮まっているんですね。
【カロウシ・ノー・リモース】
『ザリザリ……ニンジャスレイヤー=サン! まさかだが……』タキの通信! 『やけに帰りが遅いが、まさか、おっぱじめてねえだろうな』(悪いがその通りだ)ニンジャスレイヤーは通信を返した。たまらずタキは呪詛を叫んだ。『ブッダファック!』
(悪いが)って付けるとこ相当な進歩じゃない!?
【ウィア・スラッツ、チープ・プロダクツ、イン・サム・ニンジャズ・ノートブック】
彼はタキにIRC意識を向けた。反応無し。
ニンジャスレイヤーは唸り、首を振った。
タキの応答がないマスラダシリーズ(第1回)
「よォ、ニンジャスレイヤー=サン。元気か」低解像度のアカウントが不明瞭な声を発した。ニンジャスレイヤーは問うた。「なぜ応答が無かった?」「ああ、それはな……」「無理しないでください」と、コトブキ。
コトブキちゃんとの三人セッション。
【オラクル・オブ・マッポーカリプス】
『潜入成功だな、お前ら?』タキの秘密通信が入った。『オムラ・エンパイアにはおかしな社内プロトコルがいっぱいだ。うまくごまかすしかねえ』(まず、どこへ向かう)『道なりだ。(略)』
潜入作戦中ずっと、タキが的確に道順ガイドしてて、二人も素直に従ってるんですよね〜。良い。
「道を……クソッ」タキに尋ねかけ、ニンジャスレイヤーはかぶりを振った。そして閃いた。
オムラ社員に見つかった後、咄嗟にタキに道聞きかけてやめたりする。初期には見られなかった光景です。うどんの七味。
ニンジャスレイヤーはタキに通信をリクエストした。「第二飛行甲板へのルートをガイドしろ!」『それなら可能だ。オレはテンサイだからな……恩に着ろよ!』
ふふ…(ここ好き)
『モシモシ! モシモシ! 聞こえンのか! 返事しろ!』タキからの連続IRCリクエストがニューロンを苛んだ。『死んだのか! オイ!』「死んでいない。要塞から落下。コトブキとはぐれた」
「鉱山の地図は無いのか」ニンジャスレイヤーは通信で問うた。『あるワケねえ』タキが否定した。
だんだん「タキに訊けば何でもわかる」と思い始めている節があるな…
(この後、ナスカが崩壊し音信不通になる)
シーズン2
【ライフ・アフター・デス】
数ヶ月?の音信不通の後、マスラダから急な通信。
【ホテルの座標を調べてくれ】「ホテル?」【すぐに】
いくら何でも酷すぎる。反省しろ!!
ニンジャスレイヤーはタキに通信をリクエストする。「合流した。経路をくれ。シトカから脱出する」『脱出だと? お前……今こうやって通信を繋げてきて、お前……お前、何がどうなってる? 畜生め!』
半泣きゾーイちゃんを見て即通信リクエスト。タキさん……。
【ベイン・オブ・カトー】
キンジャール戦の直後。キンジャールの端末に着信、迷っているとタキから通信がきた。
『オイ! どうなった。居たか、敵は?』「少し待て」『なんだ? まあ応答があるって事は片付いたって事だな。てきとうにチャッチャと片付けていけ……どうした?』
「片付けたぞ」ニンジャスレイヤーはタキにIRC通信をコールし、UNIXデッキのキーをタイプする。「指示を」『時間かかってンじゃねえか』タキが応じた。
相棒っぽくなってきたね!
【ポッシブル・ドミネイション】
「どうした」タキに呼びかける。応答が無い。(略)なんらかの攻撃を受けたか?「聞こえるか!」ニンジャスレイヤーは繰り返しキーをヒットした。
(応答しろ)ニンジャスレイヤーは己のニューロンに強く念じ、タキに対するIRC通信を執拗にコールした。もはやタキが攻撃を受けている事は明白だ。(応答しろ。聞こえるか!)
タキの応答がないマスラダシリーズ(第2回)
第1回との差に悶える。
『な!? スッゲエだろ!? これがどうやらオマークだ!』タキがまくしたてた。(略)「続けろ」ニンジャスレイヤーは低く言った。
なおこの後ザルニーツァ襲撃に備えて通信を切るのですが「また連絡する」と言って切りました。あのマスラダが。
【カウンシル・フジミ】
シトカピザNTR事件。
「ガガピー……ザリザリ……オイ、なんだそりゃ? ピザか?」モニタには薄汚い金髪の男の顔が表示された。タキだ。ネオサイタマからのIRC接続が確立された。「ピザを食うのか?」ロボットは卓に近づいた。マスラダはピザを大きく取り、無言で齧りついた。
なんとか言えやマスラダァ!
マスラダは口を拭い、頷いて、席を立とうとする。「ゴチソウサマ。これで十分だ。エッジカム火山への道筋をくれ」「……ア? なに?」
さすがにザッケンナコラー案件ですよ…マスラダくんあのさぁ…
【アルター・オブ・マッポーカリプス】
シンウインター戦の直後。
『オイ、やりやがった!』タキの通信が入って来た。「どうした」『返事? よし、生きてンな。じゃあ急げ。知らねえぞ』
シーズン2の通信はこれで最後。
この後、マスラダはコトブキと共にインターネット禁止国家のネザーキョウへ移動。ナラクの力を失ったせいか、一時的にタキとの脳内IRC通信もできなくなります。
シーズン3
【エッジ・オブ・ネザーキョウ】
インターネットで通信するため、タキがお宝を手放す羽目に。
「……ニンジャスレイヤー=サンだな」「そうだ」「ブチ殺してやりてえ」タキは苛つきを強く示した。「オレの宝のひとつを……。テメェはいつもいつもオレの都合を考えねえな……!」
ほんとだよ。マスラダくん反省して。
【デス・フロム・アバブ・UCA】
『座標なあ』タキは顔をしかめた。『そこまで行って何もなかったらどうすンだよ』「ある」マスラダは即答した。
ピザタキ組ブリーフィング。息があってて良〜い。
「応答しろ。モシモシ」『ニンジャスレイヤー=サンだな? しかし、この通信方式でお前とやり取りすンのは本当慣れねえわな』「前のやり方が良かったか?」
これ……イチャついてるのでは?(真顔)
【ヨロシサン・エクスプレス】
ザリ、ザリザリ……彼のニューロンに雑音が紛れ、やがて、困惑した声が繋がった。それは馴染みのある感覚だった。『ニンジャスレイヤー=サン! オイ、死んだのか!?』タキ。「生きている」彼は答えた。
脳内IRC通信の復活!
『01001……ニンジャスレイヤー=サン1001……大丈夫か……010……?』ニューロンに届くタキの声は不明瞭だ。(略)『01001……今どうなった?』「片付いた」『この通信を維持できるのか? チカラが戻ったって事か?』「違う。だが通信はできる。コツを掴んだ。途切れたら色々と面倒だ」
切りたくないって素直に言えよお……
【ドリームキャッチャー・ディジタル・リコン】
(応答しろ、タキ=サン)『おう。バッチリだ』無感情なタキのIRC音声が返った。一通りの文句は既に聞き流した後だ。
喧嘩の余韻をチラつかせながら丁寧な会話するのなんなの?
『ファッキング・カイジュウだぞ! ヤバすぎる』タキの通信がニンジャスレイヤーのニューロンを騒がせた。『その金ヅルは絶対に離すな。株価なんだ!』
追いつかれるか!『右を見ろ!』タキの通信! その方向、崩れた建物の陰から走り出たのは、モーターサイクルに跨ったコトブキ!
息ぴったりで最高〜!
【ナラク・ウィズイン】
ニンジャスレイヤーは己のIPアドレスからタキを探った。「繋がっているぞ。タキ」しばらくして応答があった。『嘘だ。ネザーキョウはインターネット禁止なんだ。オレは働けない、残念だ、とても』
呼び捨て初出。(実際にいつからだったのかは謎)
シーズン3からお互い軽口めいたやりとりをするようになってますね。
『オイ!大丈夫か。撒いたか?』今度は、タキのIRC通信だ。「うるさいぞ」
安定の「うるさいぞ」
『ザリザリ……オイ、ニンジャスレイヤー=サン! 磁気嵐が……通信がしばらくできねえかも知れザリザリ』「逃げろ! タキ!」
…………。
…、…………………、(息をしてない)
そして……「応えろ。タキ!」ニンジャスレイヤーは叫んだ。応答はない。「……タキ」
タキの応答がないマスラダシリーズ(第3回)
……………ありがとうございます…
【カレイドスコープ・オブ・ケオス】
『0100101……モシモシ! ニンジャスレイヤー=サン!』「!?」ギャルルル! マスラダはシグルーンをドリフトした。
めずらしすぎるマスラダくんの動揺シーン!
『01001……001……応答……』「おれだ」『マジだな! オイ、無事か!? もうハリマは出たのか? 問題ねえか?』「そっちが逆に……チッ。今、どうやって繋いでいる?」
第一声というには長いですがまあここまで引用せざるをえない。すごい、この、関係性の変化……。
『ザリザリ……ニンジャスレイヤー=サン!』ニューロンに声が繋がった。『啓示を与えようニンジャスレイヤー=サン! 我、デジタルオ……』「ここのシステムは使えそうか、タキ」
仲良しでニコニコする。
「……オイ、マジでやるんだな? ニンジャスレイヤー=サン」「当然だ」ニンジャスレイヤーはタキに向かって頷いた。タキは応じた。「しょうがねえ。準備は出来てるぜ」
ハーッ相棒感……!
【タイラント・オブ・マッポーカリプス】
邪龍の背にてタイクーンを倒した直後、ジツが破れて空が晴れる。
『……オイ! ニンジャスレイヤー=サン!』ナラクが薄れたニューロンに、タキの通信が飛んできた。『オイッ! こっちは、やる事やったぜ! どうなってンだ、お前の方は!?』「……!」
傷の重みで朦朧としていたところに通信。タキの声で我にかえり、気絶に抗い命を保つための呼吸を再開するマスラダ……ヒュウ……!
(ネザーキョウでの戦いの後、コトブキとピザタキへ帰る)
◆
とりあえずここまで!
プレシーズン4は、いつのまにか一緒に組んでお仕事?している様子も見せ、名実ともに相棒めいた関係性になったマスラダとタキ。シーズン4で新たな進展はあるのでしょうか。楽しみですね。
以上! お付き合いありがとうございました!!!
◇関連記事◇
◇AoMが気になった方はこちらへ!◇
(メインストーリー+プレシーズンが無料で読めます!読んで!)
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おまけ《手書き感想ノート:第7弾》
さて。当記事のもう一つの目的です!
「おまけ/手書き感想ノートまとめ(第7回)」。
私のニンジャスレイヤー感想記事は、読みながらノートに手書きした感想メモを再構成したものです。そのノートを、バックアップもかねて、一定枚数ログがたまったところでnoteの記事にあげてます。
基本的な内容はnoteの記事と同じです!(ノートを元に言語化しているので、noteの方が詳しいこともあります!)差分としては、読みやすさを優先してnoteには書かなかった感想がチラホラある+ノート隅のお絵かきです。文字通りの「おまけ」ですね。
◆こんな感じの画像です(2枚ほど抜粋・縮小版)◆
こういうのが、合計51枚あります。
(枚数が60枚超えたらアップロードうまくいかなかったことがあるので、今回は「ドリームキャッチャー~」「エスケープ・フロム・ホンノウジ」「ナラク・ウィズイン」「カレイドスコープ~」のノートになります)
「タイラント前/後編」のノートは次回以降に……。
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過去の手書きノートまとめはこちらです。
【手書き感想ノート・スズメバチの黄色】
【手書き感想ノートまとめ・1】
「AoM予告編」~「ストーム・イナ・ユノミ」
【手書き感想ノートまとめ・2】
「ダメージド・グッズ」~「オラクル・オブ・マッポーカリプス」
【手書き感想ノートまとめ・3】
「フラワーズ・フロム・フロスト」~「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」
【手書き感想ノートまとめ・4】
「コールド・ワールド」~「カウンシル・フジミ」
【手書き感想ノートまとめ・5】
「ベリアル・アンダーカバー」〜「アルター・オブ・マッポーカリプス」+α(シャード)
【手書き感想ノートまとめ・6】
「ア・デッカーガン・イズ・マイ・パスポート」~「ビフォア・ジ・エンド・オブ・ザ・ライン」
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画像枚数が多い&制限なしに生原稿を晒すのは少し恥ずかしいため、ここから先は「おまけ」ゾーンです。
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