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出戻り初心者ヘッズが、ニンジャスレイヤーを第4部から読みはじめる/シーズン1_7「ヨグヤカルタ・ナイトレイド」(後)

こんばんは、望月もなかです。
「ガイオン」=「祇園」? という前回の感想を受けて、夫くん(@biobamboo)がよくわかったね! 正解!と簡単な説明をしてくれました。やったね。やったのか?

おそらく、「サイベリア」=「シベリア」(極東ロシア的なイメージ)だろうと思ったので、同じ表記法に従っていると仮定すれば「ガイオン」=「ギオン(祇園)」かなという推測ではありました。ガイオンとキョートはまた別都市なのでしょうか。まあネオサイタマの南西に荒野があるくらいだから深く考えてもしかたないかな! 忘れよう!

前回の感想はこちらです。

【前提1】望月のニンジャスレイヤー知識

・ニンジャスレイヤーは第一部の3巻くらいで止まっています。中断してからもうすぐ6年、内容はだいぶ忘れてしまいました。
・2019年8月に『スズメバチの黄色』読了。
・忍殺用語にはたびたびビクッとします。
・第4部から読みはじめても全然オッケー!という謳い文句に心惹かれて、また読み始めることにしました。

【前提2】感想の方針

・〈NJrecalls〉さんのまとめを、上から順に読んでいきます。
・その日読んだところまでの感想を書きます。
・読まなかった日は更新しません。
・Wikiはまとめを読むために参照していますが、それ以外の前知識はあえて入れないようにしています。(戸惑いから徐々に慣れていく…という『忍殺』ならではの過程を楽しみたい+3部までのネタバレをできるだけ避けたいという理由です。)
・ボリュームが多くて感想を一記事で納められない時は、改めて翌日以降に別記事で書きます。

◇◇◇

今回はこちら。後編です。

シーズン1「ヨグヤカルタ・ナイトレイド」(後)

サツガイに連なるニンジャ、ロングゲイトを狙い天井に忍び込んでいたニンジャスレイヤー。彼の突入とほぼ同時に現れた黒装束のニンジャは「サツバツナイト」と名乗る。ネオサイタマを遠く離れたヨグヤカルタで、フジキドはいったい何をしているのか? 四つどもえの戦闘の行方はいかに。

 ♯5

事態を完全に把握している者はこの場に誰もいなかった。

でしょうね……。

そんな中でも、まっさきにシャン・ロア王の刺客を疑い、かつグレイウィルムを観察して瞬時に正確な判断を下すロングゲイトの冷静さ&優秀さが光ります。死ぬけどね。


(((あれはサツバツナイト。太古の暗殺術、チャドーの使い手よ。厄介なリアルニンジャだ)))リアルニンジャ。すなわち、キンカクのソウルを憑依させて変異した者ではなく、自ら修行によってニンジャとなった者を指す。

ナラクさんの説明が一言たりとも理解できないな……。
チャ、チャドー? なに?

あと「リアルニンジャ」の説明してくれる地の文さん優しいけど、素人には「キンカクのソウル」がまずわからないからね、再提出。読める字で書いてね

とりあえず、今のフジキドにはニンジャソウルが憑依していないということは理解しました。(じゃあ素で「Wasshoi!」って叫んでたってことになるのか)(まじか)
そういえば、確か、第1部で殺されたフジキドの老師匠……名前忘れちゃいましたが、あの人も「リアルニンジャ」って呼ばれていませんでしたっけ? あー、うん、思い出した。確かそうだった。最後のリアルニンジャが殺されたとか、そういうエピソードがあった気がする。

第4部に至って、ついにフジキドは師匠に追いつこうとしているんでしょうか。だとしたら素晴らしいです。えらい!

ムカデ・ニンジャ=毒百足使いのニンジャだと判明。
それならまだ、わからないでもない……。いるよね。そういう毒虫使いの敵ってね。わかるわかる、

「アイソメトリック力」

(((これはマバタキ・ジツ!)))

??

(((これは暗黒カラテ奥義、アラバマオトシ!コシャク……!)))

???

Alabama?? ? だ、だめだわからない、説明をしてほしい 

かつてのテキサス独立戦争、アラバマの地を殺戮の血で染めた伝説のニンジャ、デスフロムアバブのヒサツ・ワザが、今このヨグヤカルタの地で無慈悲に振るわれようとしている!

余計にわからない!!!!(机に拳ダンダン)

ちょっと休憩しますね……。

「Wasshoi!」ニンジャスレイヤーは地を蹴り、ロングゲイトをめがけて跳んだ!

マスラダさんまで「Wasshoi!」を使い始めた。どうなっているんだ? 世界はどこから始まってどこへいくんだ?

◇◇

 ♯6

(あらすじ)いろんな術を使って4にんのニンジャたちが戦っている。マスラダさんも頑張ってロングゲイトさんのひっさつわざに反撃している。すごいぞ。

グレイウィルムさんの「さてもさても!」が古風でカッコいい。

「成る程、あれはどうやらお前の雇った刺客ではないな。ではやはり、お前は何も考えず再び倒されに参ったと!」

ちょっと笑ってしまいました。「やはり」という部分にフジキドさんらしさが感じられてとても良いと思います。

グレイウィルムの勝ち誇った目が見開かれた。彼は何故か胸の中央にサツバツナイトの右拳をまっすぐに受けていた。おかしい。そう思ったとき、グレイウィルムは螺旋回転しながら吹き飛び、壁を砕き、廊下に叩きつけられていた。「グワーッ!?」驚愕、痛み、畏怖、不条理。嘔吐しながらのたうつ。

崩拳!!と脳内ナレーションが入ってしまうのは『からくりサーカス』直撃世代なので仕方がないです。鳴海兄ちゃんかっこいいよね。

もちろんフジキドさんもかっこいいです。肉弾戦最強じゃん!
呪いを解くために頑張っているのか……やはりマスラダさんに対して、歴戦のベテランといった風格がありますね。ネオサイタマに戻るだけの体力はなさそうなので、しばらくは共闘もなしでしょうか。

また出てこないかな。

ロングゲイトはソニック・カラテを構える。「これがフーリンカザンだ!

は? なんですって?

(記憶が飛んだ)

コトブキちゃん有能~~~~~~~~!

「ヤッチマエ」の声援もかわいい!! ピンチに必ず駆けつけるとか概念王子様じゃないですか! コトブキ王子!!

自我がある子ってどこまでなら許してくれるの!? 感謝のハグはOK? 接吻はだめ? それとも自我があるならご本人が納得すればいいってこと? 口説けばいいの? カワイイ!!!


◇◇

 ♯7

マスラダさんのピンチをコトブキちゃんが駆けつけて救う! 「ニンジャスレイヤー=サン!ヤッチマエ!どうぞ!」 カワイイ!!!

イクサは流れだ。拮抗が堰を切れば、一方の破滅へ容易に雪崩を打つ。拮抗をいかに崩し、怒涛めいて相手を圧倒するか……それがカラテなのだ!

なるほど!! ………それがカラテ?(首をかしげる)

乱戦の中、ネコみたいに首根っこ掴んで投げられてるコトブキさんが可愛い。ネコ着地するのもかわいい。コトブキさんの半分は可愛いでできてる、マスラダさんがバファリンの主要成分できてるのと同じ!←(?)

門をくぐって突入してくるのはカロウシタイの者達!「ブヌー!」「メネワスカン!」口々に叫び、早回しの人形芝居めいて襲い来る!

めねわすかん……外国語だからね、わからなくてもしかたないね。

『ミヤゲはそっちのサイバーシーシャだな』「ふざけるな」

お土産くらい持ってってあげなよ~マスラダさん、お世話になってるんでしょ~~という気持ちになりつつ、(シーシャって何だっけ?)と首を傾げた。調べたら、「水タバコ」のことなんですね。勉強になります。Wikipedia先生によると、「シーシャ」はエジプト語なんだそう。へえ。

首都圏には水タバコ専門店なんてあるんですね(東京ってなんでもあるな…)。タバコは吸わないけど水タバコの瓶はすごくきれい!

忍殺世界、特殊忍殺語だと思っていたら私が知らないだけの一般的な言葉もしばしば混じっていてたまに反省します。偏見はよくないね。

ナラクは答えた。(((奴がかつてのニンジャスレイヤーだ、マスラダ)))マスラダは足を止めた。後ろでコトブキがつんのめった。

コトブキちゃんカワイイ。
自我ありでもハグくらいならオッケーだったりしない?

最後に、子どもに折り紙を教えるマスラダ=サン優しすぎて顔を覆った。
ロングゲイト=サンとの違い……ここ、ここですよ……真のやさしさは、お金をただ渡すのではなくお金を稼ぐ技術を伝えること、優しさを渡した人間が去ってもなお、形のない財産として残るものを小さな手に握らせること。ロングゲイトさんの買い与えた氷菓は確かに素晴らしい思い出になったかもしれない。けれど、フクスケを折れるようになった少年は生計を立てるために明日もヨグナカルタでワ・シを折るかもしれない、折り紙は次の晩、2個、3個、いずれはもっと売れるかもしれない。そうすれば氷菓が自力で買えるんですよ!!
はぁーマスラダさん優しい! やっぱり優しさがメンポをつけて歩いてる男は違う!

今日はここまで。
それでは、次回の感想でまたお会いいたしましょう。


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次の感想はこちら。


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