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“字幕翻訳家”になりたい

夢は字幕翻訳家になってエンドロールに名前をのせることです。その夢について少し語ります。

いつの頃からか、自分は日本と海外の架け橋になりたいと思っていました。架け橋になることで、日本にいるだけでは知り得ない素晴らしいものが世界にはこんなにも溢れていると、みんなに知ってほしいと思っていました。しかし、どんな形で架け橋になりたいかはその当時はまだわかっていませんでした。

そこで、なぜ自分はそもそも架け橋になりたいと思うようになったのか、幼少の頃の記憶と共に振り返ることにしました。

幼い頃から自分は洋画を観て育ちました。と言うのも、洋画を観ることが趣味であった両親の影響で、初めての洋画体験は幼稚園時代、齢5歳の時でした。
作品は「ロード・オブ・ザ・リング」。あのファンタジー界の名作です。
その作品を皮切りにたくさんの洋画を通して、日本では経験することのできない文化や壮大な自然が日本の外にあることを見聞きし、自分の中に知識として蓄えられていきました。まあ、文化といってもファンタジーものなので、その当時の外国でも経験できないですけどね。

日本では感じることができない文化や自然を映像を通して知っていった幼少期。いつの頃からかその知識は憧れに変わり、実際に自分の目で見て体験してみたいと海外に強く憧れるようになっていました。

また、洋画を観ることで触れることができたのが「英語」です。学校で学ぶ科目としての英語よりも、洋画で耳にする言語、いわゆる海外の人がコミュニケーションを取るためのツールとしての英語が自分の中に先にありました。

だからなのか、自分は英語を学ぶことがテストや入試などに必要で勉強しなければいけない、厄介な対象ではありませんでした。外の世界をよりよく知る方法、学ぶことで自分の世界を広げられるものとしての認識が強く、いわゆる英語の勉強は苦ではなく、むしろ楽しく好きなものでした。

好きなものだからこそ、長時間向き合うことができ、吸収も苦労せずにできたのではないかと思います。勉強なんだけど、自分にとっては勉強してるつもりではない感じですね。

ここで少し。社会人になって英語を学んでいる皆さん、勉強しなければと感じることが負担になっていませんか。なぜ英語を学びたいのか、それを今一度思い出すことで、楽しく学べるようになるのではないでしょうか。むしろ勉強とすら思わなくなるのではないでしょうか。「好きこそものの上手なれ」ですよ。

こんなことを言っていますが、自分も科目としての英語は嫌いです。文法や単語を覚えなければならないのはとても面倒くさく、やってられません。だから単語帳とかもガチってませんでした。宿題で覚えなければならない範囲の単語しか覚えようとしませんでした。なんなら今日TOEICを受けてきましたが、過去問を数回解いただけで、その他の勉強は結局何もやってませんでした。だってめんどくさいし(笑)。だから点数も上がってないし、良くないと思います😇

まあ、英語の単語を覚えるということをしてない言い訳にすぎませんけどね。

話が少し逸れてしまいましたが、戻しましょう。自分は洋画を通して、日本の外に広がる世界に憧れを持っていました。また、それに付随してくる英語もツールという点から学ぶことが楽しく思えていました。

ですが、自分の周りには洋画を観ることを通じて外の世界を知り、海外に強い憧れを抱く友人は少なかったと思います。

そんな時に自分は、もったいないな、知ることができれば世界は広がるのに、より素敵なものに出会えるのにと思うようになり、自分が架け橋になって伝えたいと思うようになったのかもしれません。

これが自分が世界と日本を繋ぐ架け橋になりたいと思った経緯です。

そしてそこから夢が字幕翻訳家になったのは単純明白。幼少の頃から観ていた洋画と、好きなツールとしての英語に関わる仕事=字幕翻訳家です。

大学の頃に経験した留学、正社員としてちょっとだけ働いた後に経験したワーキングホリデー。実際に自分の目で見て、身を持って経験した海外生活。それを終えた今、夢である字幕翻訳家になるべく日々、勉強に勤しんでいます。

<補足>
字幕翻訳にはルールがあります。例えば映画の字幕翻訳では、1秒間のセリフに対して日本語は4文字に収めなければいけません。たとえどんなに長い文章の英語であっても、早口で発せられていれば、短い日本語に訳さなければなりません。だからといって、情報を削ぎ落としてはいけません。短く、尚且つその英語が言わんとしている情報を含んだ日本語にしなければなりません。

だから、字幕翻訳は単に英語を日本語に置き換えるだけの仕事ではありません。日本語と英語は文の構造からして違います。その構造を理解した上で、日本人にも通用するような内容、そのセリフが持つ文脈や役割を踏まえながら、簡潔で伝わりやすい日本語訳を生み出さなければならないのです。

だからこそ英語に加えて日本語、脚本も勉強していかなければならないと思います。

人生の先輩と話す機会があって(まあ普通に部活の先輩だった人ですが)、自分のやりたいことを改めて見つめ直せたので文字にしてみました。

普段から考えて行動している人と話すと刺激にもなるし、自分を見つめ直す良い機会になりますね✨

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