ある日のメモは、こんなふう。書けば書くほどメモはおもしろい。「生きる謎」だって解けていく。
このごろメモが増えた。
何かを思いついたら、すぐに書く。
たとえば「ラバーの歯ブラシ、歯がツルツルになるな」とか。
書いてるうちに「これの電動歯ブラシバージョンはあるのかな」と疑問が湧くから、それも書く。
次に、まったく歯ブラシとは関係ないことに意識が飛ぶ。最近は、風呂のリフォームに迷っていて、これがしょっちゅう脳内でリフレインする。
いや、もう契約書にサインはしたんだけど。
そのうえで、このご時世にそんな贅沢してていいのだろうか、とか。
私は風呂が好きだからそこにおかねかけてもいいんじゃない？ とか。
リフォームしないならしないで、リフォームしたいなあと迷うんだよオレは、とか。
書けば、また次の言葉が湧いてくる。書く。
何行か書くと、おのれのセコさゆえの迷いなのだ、という解答を得た。ここまでくると、自分に「もうええわ」と下手な漫才のようにツッこんで、迷いを手放せる。
いったんは、だけど。また後でリフレインするけど。
これは「TAKE NOTES!」でいう「走り書きメモ」だ。
私の場合は、走り書きどころかめちゃ丁寧に書いているけど。
この走り書きメモ、後で見返すとおもしろい。
ちょっと大げさだけど「生きる謎」を解くカギが、見つかるかもしれない。
風呂のリフォームにいつまでも悩んでいる私。それも謎への解答のひとつだ。
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