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「家族」という無理ゲーは愛でしか攻略できない

愛するとは、自分と全く正反対に生きているものを、その状態のままに喜ぶことだ

と、ニーチェが言っています。

あなたのここが気に入らない。こうしてくれたらもっと好きになれるのに。それは愛ではなく執着です。

ニーチェが説く愛を、妻と夫が心がければ、家族がかけがえのない大切な場となるでしょう。


他者同士が長期間生活を共にする難しさ

女と男が恋愛を経て、家族というチームを結成し、運営していく。この難易度の高いゲームを、長期にわたってうまくやっていくコツは、お互いが家事を最優先でやること。

そんな記事を以前に書きました。

家族をチームと見立てれば、その運営にチームワークは欠かせません。しかし、モチベーションはどこにあるのでしょうか。

仕事やスポーツならば、チームワークは勝利のため。勝利は名誉と収入に直結します。トクするから、従業員や選手たちはチームワークに身を捧げるのです。

損得勘定のない場を自分で作る

妻と夫が、チームワークで家事をこなす。そのモチベーションは、冒頭に挙げた、ニーチェが説く愛です。

相手を変えようとはしません。見返りは求めません。そこに手をつけると、家族は破綻します。仕事でもスポーツでもありませんから。

見返りを求めず家事をこなすのが愛です。これを積み重ねると、家庭が「損得勘定抜きの場」として機能します。この効果は絶大です。

なにしろ、誰もが損得勘定で疲れていますから。

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